綾瀬夕映誕生日ss5

と、言うわけでこちらがメイン。多分ね、普通にやっていたらどちらか片方だけでした
もちろん感想なんか飾りとはっきり言いますが(だからマテ


マイシスター5回目の誕生日ss。過去4回佐々木まき絵が出てきているとか。*1
とか。はてさて? 

「だーれだっ!? 」
「マキエさんですけど…前が見えないですー。」
とある日の事。
綾瀬ゆえは佐々木まき絵に声をかけられるが、目隠しされ前が見えずにふらふら。
「もぅー。ゆえちゃん、ひどーい。」
と、何故か膨れる佐々木まき絵
「で、何の用ですか? 」
「今度流星見に行かない? 」
佐々木まき絵から流星という言葉が出てきたのか綾瀬夕映はびっくり。
「二泊三日で星のきれいなとこにいくんだけど、どうする? 」
「どうするもこうするも…。こっちに帰ってきても心あらずでした…。いいですよ。」
「良かったぁー!! …でも…。」
「どうかしたのですか? 」
「なんだか外人みたい。昔みたいにまき絵さんって呼んでくれない? 」
「えっ!? あ、あのその、ままま…。」
そういうとしどろもどろになってしまいそのまま顔を真っ赤にしてしまうのだった。




「二人だけですか? 」
「そだよ。」
「で、どこに行くんですか? 」
「星がきれいなとこ。借りるの大変だったんだよー。」
と、綾瀬夕映佐々木まき絵はバスの中。綾瀬夕映は誰か来るのかと思っていたのだが佐々木まき絵といっしょで何故かもじもじ。
「どしたの? 」
「あ、あの…マキエさんと二人で旅行なんて初めてで…。」
「そだね。わたしわくわくするなぁー。」
と、ニコニコしている佐々木まき絵に対し綾瀬夕映はもじもじ。
「何で、そんなにまき絵さんは楽天的なのですか? 」
「悩んだってしょうがないじゃない。ユエちゃんだってそうでしょ。ネギくんに追いつきたい一身でがんばったんだから。」
そういわれた瞬間に沸騰する綾瀬夕映
「そういわれると恥ずかしいです。」
「恥ずかしがらなくてもいいじゃん。そのためにがんばったんだから。」
と、たわいもない話をしているとバスが止まる。
「ここだよっ。」
と、佐々木まき絵に言われるがまま歩くと1件の別荘に。
「ここが泊まるとこですか? 」
「そだよ。本当に大変だったんだから。いいんちょとかゆーなのパパとか、直美さんとかに掛け合ったんだからぁー。」
「それでここですか…。」
「いいとこでしょっ。」
と、別荘に入り込むとリビングにある出窓を空けると視界に広がるのはうっそうとした森林とどこまでも抜けるような青空。
「きれいです…。」
「なにやってるの? 手伝ってー。」
「わかったですー。」
と準備をするのだった




「…もるです。」
その日の夜中。綾瀬夕映はふと目が冷めた。
向かう先はトイレ。トイレをした後何の目的もなくバルコニーへ。
「きれいです…。」
ふと見上げると満天の星空。見とれてしまい声が出ない綾瀬夕映
「ひょっとするとマキエさんは踏ん切りのつかないわたしを励ますためにここに…? 」
とか考えていると声が。
「ゆえちゃん、眠れないの〜? 」
「そ、そんな事ないです!! 」
眠気眼をこすりながら佐々木まき絵がバルコニーに
「でも、きれいな星空でしょっ。」
「確かにきれいです…。」
「でも、あさってには流星群が見れるんだって。そうだッ! 」
と、部屋の中に入りなにやら持ってくる。
「せっかくだからさぁー。お話しよっ。」
持ってきたのはホットミルク。
「でも、いいのですか? 」
「いいじゃん、別に。二人だけなんだから。」
そういうとにっこりするのだった。




翌朝、起きると雨。
「雨ですか…。」
窓を眺めながら浮かない顔をする綾瀬夕映
「しょうがないよ。」
と、あっけらかんとする佐々木まき絵。何を始めるかといえば勉強で綾瀬夕映はびっくり。
「マキエさん、どうかしたのですか!? 」
「ゆえちゃん、ひどーい!! 」
「でも、何で勉強なんか? 」
「なんというか…目覚めちゃったのかな? 」
「勉強にですか? 」
「そだよ。だってさぁー。なんだか楽しいんだもん。」
「じゃあ…新体操は…。」
「それも続けるよ。覚えてる? 卒業したら関西の学校に行っちゃう事。」
佐々木まき絵からそういわれて考え込んでしまう綾瀬夕映
「確か…いっしょにケーキ作ったときですよね? 私はアリアドネーにいくといったらマキエさんは関西の学校に誘われているって。」
「結局アスナは言っちゃだめとか言っていたけどね。どうなるかわかんないのに…。」
「そのことですけど…。」
と、アリアドネーに留学することを告げる綾瀬夕映
「そっかー。やっぱり行っちゃうんだね。でも、楽しかった。」
「それと…。」
「やっぱりネギくんのこと? 」
佐々木まき絵から言われるとうなづく綾瀬夕映
「いまだに告白してないのですが…。なんだかわたしじゃ…。」
「一歩踏み出さないと変われないよ。ただ流されるだけだよ。」
「…そうですね。」
と、もじもじ。ふと佐々木まき絵からこんな提案が。
「そだ。ゆえちゃんお昼作ってきてよ。お腹すいちゃった。」
言われた瞬間顔を真っ赤に。もじもじした挙句承諾することに。
「わかったです…。」
しぶしぶキッチンへ。悪戦苦闘すること数十分。
焼きそばを作ったつもりなのだが何がなんだかわからないものに。
「やればできるじゃん。」
「で、でも。マキエさんみたいに…。」
「何事も一歩踏み出さないと。」
そういわれてにっこりしながら食べるのだった




「ほらほら、もうすぐなんだから。」
「ま、待つです。」
そして流星群が見れる当日綾瀬夕映佐々木まき絵は別荘近くの山の頂上で見ることに。
「でも…別荘でも星空がきれいに見れるのにどうしてですか? 」
「お願いしないの? 」
「お願い…ですか? 」
そういわれると考え込んでしまう綾瀬夕映。そして程なくして山の頂上に到着する。
山の頂上には流星群をいまやおそしと待っている人たちが。
「たくさんきているです。」
「来てよかったでしょ? 」
そういわれると何故か綾瀬夕映は顔を真っ赤に。
「そ、それは…。」
しばらくすると夜空が輝きだす。
「あっ、流れ星です。」
そういうと流星のショーが始まり二人は流れ星に見とれる。
「そういえば…お願い…。」
と、何かを祈る綾瀬夕映
程なくして流星群のショーは終わり佐々木まき絵はニコニコ。
「すっごくきれいだったよね? 」
「ハイ。マキエさんといっしょに見れて良かったような気がするです。」
「もうぅー。何でそんなにかしこまるの? 友達じゃない。」
「それは…。」
もじもじする綾瀬夕映を見て佐々木まき絵はくすくす
「それよりも…マキエさんはお願いしたのですか? 」
「いろいろあって結局お願いできなかった。」
と、舌を出してにっこり。
「ゆえちゃんはなんかお願いしたの? 」
「わたしですか…とりあえずネギさんに告白することを願いしました。」
「それ、お願いじゃない。」
と、ジト目に。
「とにかく、どうであれ一歩前に進むことに決めたです。」
「応援…するよ。」
と、にっこりするが綾瀬夕映は真っ赤に。
「その…真顔で言われると恥ずかしいです。」
「じゃあ、帰ろっ。」
「そうですね。またあのバルコニーで…。」
「そうだねっ。」
と、二人ニコニコしているのだった

補足
実を言うと21日の和泉亜子誕生日も同じようなことをやってます(ぇ


まあ、一言言うならば"うちのまき絵とゆえがこんなに可愛いわけがない"(マテ
とは言っても多分夕映の誕生日との事で終わる恐れが。


まあ、ssなんて書く人自体少なくなってきたしね
次回、和泉亜子誕生日

*1:残り1回は村上夏美