Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.26"Evangeline.A.K.McDowellの場合"



史上最悪の賞金首のはずが何故か萌えキャラに(爆
オチではありません。だって作品で(ry


誕生日不明なので休載日とこの系のみ。絡んだのは絡繰茶々丸葉加瀬聡美神楽坂明日菜はいいとして綾瀬夕映大河内アキラ佐々木まき絵長谷川千雨宮崎のどかというのはいかに!? 

「会ってもらいたい人がいるのですが…。」
とある日の放課後。高森聖奈は絡繰茶々丸から告げられてきょとんとする。
「会ってもらいたい人? 」
「はい。実を言うと私のマスターなのですが。」
「マスター? 」
マスターといわれてさらに首を傾げる高森聖奈。
「何でもかまってくれないことに腹を立てているというか…。」
「それ、やきもち。」
ジト目になって絡繰茶々丸に告げる高森聖奈。
「そうですか…。」
「でも、会わないわけじゃないので…。」
「高森さんもやきもちですか? 」
絡繰茶々丸から返されて目を点にする高森聖奈。
「違うから。で、どこに行けばいいの? 」
「寮の前で待っていてください。私からお迎えに上がりますので。」
「そうなの。」
と、ぼーぜんとするだけだった。




「お待たせしました。」
「そっちから会いに行けばいいのに。」
「そういうわけにも行かないのです。」
と、寮の前で待っていると絡繰茶々丸が迎えにやってくる。
そして案内されたのはログハウス。
「何で、寮に住まないの? 確か決まりじゃ…。」
「マスターはそういうのに縛られない人ですから。」
「はぁ…。」
と、ため息をつくとログハウスの中に案内されてさらに奥深くまで。
「ど、どこに案内するの? 」
と、倉庫の奥深くまで案内される。そこにあったのは大きい球体。中には模型みたいなものが。
「どうぞ。」
と、絡繰茶々丸が手を触れると消えてしまい高森聖奈はびっくり。
「ど、どこに消えちゃったのよ!? 」
と、辺りを見回すがどこにもいない。意を決して球体に触れると一瞬意識が飛び、気が付いたときには常夏の世界。
「ここはどこなのよ!? 」
と、辺りを見回しながら歩いていると少女の声が。
「ほお、貴様が茶々丸の言っていた高森聖奈か。私が茶々丸の言っていた師匠だ。歓迎するぞ。」
と、挨拶代わりに氷の魔法を飛ばし、高森聖奈はよける羽目に。
「歓迎してないから!! 」
「中々やるな。なら、これならどうだ? 」
と、全方位から氷の矢が飛んで来て高森聖奈に襲い掛かってくるが全てを読みきっていたのかただの偶然か全てよけきってしまう。
「と、とにかくやめさせないと!! 」
と、隙をうかがおうとする高森聖奈。すると一瞬だけ魔法詠唱が止まる。
「今なら!! 」
「かかったな!! 」
と、強烈な吹雪が高森聖奈めがけて襲い掛かってくる。
とっさに左手を出すと強烈な吹雪はかき消されてしまう。
「いい加減にしなさーい!! 」
と、左手を振り上げると素っ裸に。
「貴様…殺す!! 」
と、絡繰茶々丸がとめるまで追い掛け回されたのはいうまでも無い。




「貴様が…高森聖奈か。」
「その前にあなた誰? 」
そういわれるとすっ転ぶエヴァンジェリン
「私は"闇の福音"であるエヴァンジェリンだぞ!! 」
と、ほえているが高森聖奈はニコニコ。
「説得力無いから。その格好で言われても。」
「なら、これでどうだ? 」
と、大人の女性になるエヴァンジェリン
それを見た高森聖奈は感嘆の声を。
「どっかで見たような…。ああ、史上最悪の賞金首ね。」
「知っているのか? 」
「なんとなくね。」
と、いわれるとなぜだかジト目になるエヴァンジェリン
「でも、何で闇の福音であるエヴァンジェリンさんがどうしてこんなところに? 」
サウザンドマスターにこてんぱんにやられたんだよ。ったく。」
と、苦虫を噛み潰したような顔をすると高森聖奈も苦い顔。
「どうした? 」
「…魔法世界の生まれでね。父はサウザンドマスターを相当嫌っていたみたいなんだ。」
「彼は英雄だぞ。どうして嫌うようなことを? 」
「魔法世界が崩壊することをわかっていたのよ。」
「…ほお。もしかするとさっきの力もそうか? 」
「そのとおり。と入っても魔法をかき消すことと武装解除しかできないけどね。」
「中々使える力だな。どうだ、わが僕にならないか? 」
「えっ!? 」
そういわれると高森聖奈はびっくりしてしまう。
「でも、どうすれば…。」
高森聖奈が考え込むとエヴァンジェリンは足を向ける。
「まずは足をなめろ。話はそれからだ。」
「はいはい。」
そういって跪いてなめようとするとエヴァンジェリンは蹴飛ばしてしまう。
「本当にするやつがいるかー!! 」
「でも、しろといったのエヴァンジェリンさんだけど? 」
「まともに反応するな!! 」
と、何故かエヴァンジェリンは顔を真っ赤に。
「それよりも、貴様、わたしのことを見てびっくりしなかったな。」
「まあ、吸血鬼なら間近で見ているしね。」
「あいつと一緒にするなー!! だいいち、わたしは"真祖"であってあいつは"従者"だー!! 」
と、追い掛け回していると小学生の声が。
「やっほー。遊びに来たよー。」
絡繰茶々丸に連れられて浅倉まゆみと大西明菜がやってくる。
「遊びに来たじゃないだろ!! 」
「まゆみちゃん、エヴァンジェリンさんはわたし達よりも長生きなんだからー。」
「ほお、さすがに一人はわかっているようだな。」
「明菜ちゃんのことだから畏怖しているんじゃないの? 」
と、エヴァンジェリンはにっこりしているが高森聖奈がぼそりというと大西明菜は飛び蹴り。
「そうだ、バカみつきがエヴァンジェリンさんとこ行くんだったらこれもってけって。」
エヴァンジェリンに包みを手渡す。エヴァンジェリンが包みを開けるとにんにくがびっしり。
「貴様の姉は吸血鬼を馬鹿にしてるのかー!! 」
と、浅倉まゆみを追い掛け回すエヴァンジェリン
茶々丸さん、いつもこうなの? 」
「はい。マスターもまゆみさんが来られてからなんか楽しそうに見えますが。」
「こんな馬鹿と一緒にするな!! 」
「まゆみ馬鹿じゃないよ!! 」
と、ベクトルは違うが二人そろって否定。
「それよりもあの生意気魔法使いはどうした? 」
「えっとねぇ…あやちゃんは和人さんが風邪引いたからレンちゃんと一緒に看病するって。」
「まあ、あいつのことだから悪化させるということもありそうだが? 」
「あとねぇ…優花ちゃん、直美さんに捕まって…。」
大西明菜が伝えると全員目を点に。
「ほお、そうか。とうとうあいつも焼きが回ったか。それよりも、二人相手にできるか? 」
と、エヴァンジェリンは高森聖奈に問いかける。もちろん、高森聖奈が真っ青にしたのは言うまでも無い。




別荘の中庭で高森聖奈は木刀を持って浅倉まゆみと大西明菜に立ち向かう。
子供とはいえ吸血鬼とイヌミミな上にエヴァンジェリンの教えを受けているだけに油断ができない。
「いっくよー!! 」
と赤い剣を出して一直線に高森聖奈に襲い掛かってくる浅倉まゆみ。
木刀で受けきるが大西明菜の一撃が飛んでくる。
「無理! 」
と、いいつつも何とかかわし切る。
「あーっ。もう、うっとうしぃー!! 」
と、無詠唱で風の刃を乱発するが大西明菜が全てかばいきってしまう。
そして浅倉まゆみがぶん殴って卒倒。
「2対1でも無理…。」
「まあ、戦闘系二人に5分持ちこたえただけでも立派なものだ。まあ、わたしが入ったら1分持たないけどな。」
と、エヴァンジェリンが高笑いしながら言うと高森聖奈は顔を真っ青に。
「勘弁してください。それよりも帰してください。でないと…。」
「高森さん知らないのですか? 」
「ここに入っちゃうと24時間出れないんだって。」
「え。」
それを聞いた瞬間高森聖奈は目を点に。
「じゃあ、どうするのよ! 」
「ご安心ください。ここの1日が1時間になるので。」
「と、いうことだ。まあ、安心しろ。わたしがもんでやる。死なない程度にな。」
「お、お手柔らかに。その前にエヴァンジェリンさんが言っても説得力ありません。」
と、おびえるのはいうまでも無かった。




「貴様ら! 起きろ! 」
と、寝ている3人をたたき起こすエヴァンジェリン
エヴァンジェリンさん、眠い…。」
と、大西明菜は眠い目をこすっているが浅倉まゆみは元気そのもの。
「準備オッケーだよ。」
「そういえば、高森聖奈はどうした? 」
そういうとベットでへとへとになっている高森聖奈。
「起こしてやれ。」
そういうと浅倉まゆみにたたき起こされる高森聖奈。もちろん加減なんか無し。
「な、何よ…。」
「出かけるぞ。」
「どこへ? 」
「理事長のじじいから世界樹の異変に調べろといわれているんだ。ったく、あのじじいも余計なことを。」
「理事長とどういう接点なの? 」
「もともと私はじじいに言われて警備をやっているんだ。ほら、準備しろ。」
と、浅倉まゆみと大西明菜は何故かエヴァンジェリンとおそろいの服装で高森聖奈は制服で絡繰茶々丸はメイド服。
別荘から外に出て世界樹に向かうがただならぬ気配だけが支配する空間に。
「気をつけろ、いつ連中が襲い掛かってくるかもしれないしな。」
エヴァンジェリンさんどこまで知っているの? 」
世界樹の枝がじじいとぼーやをやめさせろというとこまでだ。まあ、どっちにしろわたしにとって関係ないけどな。」
「意外とシビアなんだね。」
「じじいがまいた種だ。」
そういいきって苦笑いの高森聖奈。そうこういっているうちに世界樹前の広場に出る。
いつもであれば人が行き交うのだが危ないということなのか人っ子一人いない。
茶々丸。このあたりの魔力を調べろ。」
「了解しました。」
そういうと機械を展開して魔力を調べ始める。
「やはり世界樹に魔力が集まっているようです。それと…。」
「どうした? 」
世界樹が激しく輝いたかと思えば衝撃波が展開される。
その衝撃を受けたのか絡繰茶々丸がただの人形に変わり果ててしまう。
茶々丸さん、茶々丸さん! 」
「…貴様か。」
と、エヴァンジェリンは冷めた視線を世界樹に向ける。
「あら、さすがは"闇の福音"ね。」
視線の先には篠原美姫が。
「…何を考えてる。わたしの気が変わらないうちにここから立ち去れ。」
しかしながら篠原美姫は立ち去らず左手を天に上げると光の刃が全員に向かって襲い掛かるが高森聖奈が結界を展開し無傷に。
「あなたの目的は何なのよ!? 」
世界樹の解放ですけど。」
「そんな事させないんだから! 」
と、大西明菜が篠原美姫に向かって襲い掛かり突き飛ばす。
ウェアウルフね…少し黙っててくれないかしら? 」
と、空気圧で突き飛ばしたかと思えば彼女の真上で雷雲が。
もちろん雷におびえてその場に立ち竦んでしまう。
「明菜ちゃん! 」
と、大西明菜めがけて落雷が襲うかと思えばかき消されてしまう。
「どういうこと!? 」
大西明菜のそばには相原優花が。
「明菜に手出しはさせない! 」
と呪文詠唱を始めると魔法陣が浮かび上がりとてつもないエネルギーが篠原美姫に迫り爆発が起きるが無傷。
「わたしは時間をとめられし者。そんなものは…。」
「それはどうかにゃ〜。」
と、言うと朝倉まゆみが煙の中から現れ篠原美姫を斬りつけたのだった。




「ヒューズが飛んで保護機能が働いていますね。これでよしっと。」
篠原美姫が消えるように立ち去った後。すぐさま葉加瀬聡美を呼んで茶々丸の修理を始める。
「…マスター、申し訳ありません。」
葉加瀬聡美が再起動をさせるとすぐに立ち上がる絡繰茶々丸
「いや、想定内のことだ。別に謝る必要なんて無い。」
「冷静なんだね。」
「まあな。それよりも問題はあっちだ。」
エヴァンジェリンが目を向けると完全におびえきった大西明菜と寄り添うだけの浅倉まゆみと相原優花がいるのだった。

補足
やっていることはこの系と一緒とか。
ただ、相手があいてだけに…?


次回は前もっていってあるように11日に宮崎のどか
8日も宮崎のどか