誰得? 週刊将棋ニュース5月28日号

相変わらず不明瞭な一般棋戦の扱い
とりあえずNHK杯での一般棋戦の扱いはJT杯・朝日杯・ネット最強戦・銀河戦・新人王の5つ。ただその一般棋戦を勝った阿久津主税六段(当時)も菅井竜也四段(当時)も特例での昇段とか(汗


1.第39期女流名人戦A級リーグ
里見香奈女流名人位への挑戦権をかけたユニバーサル杯第39期女流名人位戦A級リーグが22日に1局行われここまで無敗の上田初美女王と岩根忍女流二段が対戦し、上田女王が負けるという波乱に。これで無敗は石橋幸緒女流四段のみになり2勝1敗で4人が並ぶ混戦に


2.第25期竜王戦ランキング戦
渡辺明竜王への挑戦権をかけた第25期竜王戦の1組決勝22日に行われ山崎隆之七段と深浦康市九段が対戦し深浦九段が勝ちスーパーシードゲット。山崎隆之七段は2位に。25日に1組4位決定戦後行なわれ羽生善治二冠と丸山忠久九段が対戦し丸山九段が勝って4位で本戦進出。同日2組決勝が行われ佐藤天彦七段と藤井猛九段が対戦し佐藤天彦七段が勝利。


3.第23期女流王位戦第3局
甲斐智美女流王位里見香奈女流三冠が挑む女流王位戦が22日に飯塚市で行われ後がない甲斐先手で三間飛車を選択したかと思いきや里見も三間飛車を選択し相三間に。形成不明の展開が続くもだんだんと里見優勢になり120手で勝利し里見3連勝で女流王位を奪取し最年少での女流4冠*1を決めて甲斐智美無冠に。*2


4.第60期名人戦第4局
森内俊之名人に羽生善治二冠が挑む名人戦はこれまで先手番勝利で進み第4局は22日と23日ににいわき市スパリゾートハワイアンズで。羽生先手で矢倉に組んだものの形勢不明の展開が続いたが羽生が優勢に進め143手で羽生勝利にしまた五分に。第5局は31日6月1日に京都で


5.第61回NHK杯将棋トーナメント
一度プロをあきらめたものの銀河戦8連勝でプロ入り嘆願しプロ編入試験を受け晴れてプロになった瀬川晶司四段と中田宏樹七段が対戦。中田先手で横歩取りに進めたものの形成不明の展開が続き一度は瀬川四段がペースを握ったものの疑問手がありそこから中田七段が逆転し103手中田勝利。次戦で北浜健介七段と山崎隆之七段の勝者と対戦することに


6.第6回大和証券杯ネット最強戦
昨年度覇者の菅井竜也五段が三浦弘之八段と対戦。菅井先手で矢倉を選択したため意表を突かれる三浦八段だったものの三浦八段が冷静に差し回し124手で勝利。

*1:女流名人・女流王将倉敷藤花女流王位

*2:ちなみに里見香奈奨励会員でもあるのでNHK杯に出れないのでこのままいけば上田女王がNHK女流枠に