誰得? 週刊将棋ニュース5月14日号

将棋情報番組がNHKの将棋フォーカスのみになってしまい対戦情報が全然入ってこない。
週刊!将棋ステーション復活希望


1.第24期竜王戦ランキング戦
渡辺明竜王への挑戦権をかけた竜王戦ランキング戦も佳境で7日に1組4位決定戦予選の残り1局が行われ丸山忠久九段が郷田真隆棋王を破り決定戦で羽生善治二冠と対戦することに。9日に6組昇級者決定戦が行われ田丸昇八段ー所司和治七段戦が行われ田丸八段勝利で次で負ければ引退の櫛田陽一六段と対戦。またもうひとりのフリークラス在籍期限切れで引退が決まっていた石田和夫九段は小林宏七段と対戦し負けたため引退に。


2.第23期女流王位戦第2局
甲斐智美女流王位里見香奈女流三冠が挑んだ女流王位戦が8日に札幌で行われ里見先手で甲斐ゴキゲン中飛車の超速△3七銀という展開だったが形勢不明の展開が続き終盤で里見がペースを握り甲斐千日手を狙ったがそれをも打ち破り157手で里見女流三冠が勝利し奪取まであと1勝に。第3局は22日に飯塚市*1


3.第70期名人戦第3局
森内俊之名人に羽生善治2冠が挑んだ第70期名人戦第3局がスパリゾートハワイアンズで行われ森内先手で相矢倉気味に展開が進み、羽生攻めるも森内が全て受けきり入玉し、157手森内が勝ちこれで2勝1敗に。第4局は静岡市浮月楼にて。ちなみにここまで来て全て先手番勝利とか


4.第39期女流名人戦A級リーグ
里見香奈女流名人への挑戦権をかけた第38期ユニバーサル杯女流名人戦が行われ前局でまさかの黒星を喫した清水市代女流六段と本田小百合女流二段と対戦し勝利し2勝1敗に。


5.第53期王位戦挑戦者決定リーグ戦一斉対局
羽生善治王位への挑戦権をかけた第53期王位戦一斉対局が行われ紅組は広瀬章人七段と戸辺誠六段が対戦し広瀬七段が勝利したものの渡辺明竜王船江恒平五段に勝利したため渡辺明竜王が紅組優勝に白組は勝てば優勝がかかる一番に藤井猛九段と牧野光則四段が対戦し藤井九段が勝利し白組優勝。この結果渡辺明竜王と藤井九段が挑戦権をかけて対戦することに


6.第20期銀河戦本選トーナメント
将棋チャンネル主催の銀河戦も各ブロック8回戦まで終了。Aブロックは戸辺誠六段が佐々木慎六段に勝利し連勝を止める。Bブロックは北浜健介七段が土佐浩二九段の連勝を止める。Cブロックは長沼洋七段が島朗九段を下して4連勝でほぼ決勝トーナメント進出を決める。Dブロックは杉本昌隆七段が佐藤秀司七段の連勝を止める。Eブロックは南芳一九段が金井恒太五段の連勝を止めたが金井五段が4連勝しているのでこちらもほぼ確定かと。Fブロックは宮田淳史六段の連勝を飯島栄治七段が止めたがその前に大石直詞四段が4連勝しているだけに大石四段はほぼ確定。Gブロックは豊島将之六段(当時)が野月浩貴七段を破り3連勝。佐々木勇気四段が5連勝しているがこのまま勝ち続けると最終戦勝ち抜き者と豊島か佐々木のどちらかに。Hブロックは畠山成幸七段が高崎一生五段の連勝をとめる結果に。


7.第61期NHK杯将棋トーナメント
13日放送の第61期NHK杯将棋トーナメントで関西の強豪南芳一九段と関東の若手行方尚史八段が対戦。南先手で矢倉模様も3手目で端歩をついて行方固まるといった展開も行方八段が南九段の右玉を攻めて112手で行方八段勝利。次戦で久保利明九段と対戦することに


8.第6回大和証券杯ネット最強戦
13日対局の1回戦2局で。6月から棋聖戦五番勝負で戦う羽生善治二冠と中村太一六段が対戦。羽生先手で横歩取りに進めそのままペースを握って羽生が勝利し2回戦で糸谷哲郎六段と中川大輔八段の勝者と対戦することに*2


9.おまけ
銀河戦8回戦までの生き残り者と最多連勝者を。ちなみに銀河戦決勝トーナメント進出は最終戦勝つか最多連勝するか

ブロック 最多連勝者と連勝数 今勝ち残っている人
A 佐々木慎五段(2) 戸辺誠六段
B 土佐浩二七段(2) 北浜健介七段
C 長沼洋七段(4) 長沼洋七段
D 佐藤秀司七段(2) 杉本昌隆七段
E 金井恒太五段(3) 南芳一九段
F 大石直詞四段(4) 飯島栄治七段
G 佐々木勇気四段(5) 豊島将之六段(当時)
H 高崎一生五段(2) 畠山成之七段



まだ混戦。

*1:ちなみに里見4冠になってしまうと現状タイトルを持っているのが上田初美女王と加藤桃子女流王座のみになってしまい、奨励会員でもある里見、加藤は出れないので規定によりNHK杯の女流枠が自動的に上田女王になってしまう

*2:もはや糸谷vs羽生になりそうな