誰得? 将棋ニュース3月19日号

6月から行われていた順位戦も終わり。その集大成ともいえる名人戦が4月から
とは言うものの去年の再選で羽生調子良過ぎるだけに下馬評では…?


1.女流名人戦A級リーグが開幕!
里美香奈女流名人に挑戦する第39期ユニバーサルエンターテイメント杯女流名人戦A級が開幕。そのオープニングゲームはB級から復帰した石橋幸緒女流四段と岩根忍女流二段の対決で石橋女流四段勝ち


2.順位戦C級1組一斉対局! 昇級したのは? 
第70期順位戦C級1組最終一斉対局が13日に行われ勝てば昇級の稲葉陽五段は佐々木慎六段に負け昇級はお預け。となると3敗勢の豊島将之六段・高崎一生五段・真田圭一七段・平藤真吾七段にもチャンスが。結果全員が勝ったものの順位優先で最上位の豊島将之六段が昇格。次点は高崎一生五段。
中田功七段と田中魁秀九段が降級点2点でC2降級。内藤國男九段、富岡英作八段、土佐浩二七段、小林健二七段に降級点が。塚田泰明九段、大平武洋五段、近藤正和六段が勝ち越したため降級点が消滅することに


3.順位戦B級1組一斉対局!
第70期順位戦B級1組一斉対局が16日に行われ昇級を決めていた深浦康市九段と橋本崇載八段の直接対決の結果橋本八段勝ち。橋本八段が来期A級9位で深浦九段がA級10位に。一方で藤井猛九段と鈴木大介八段の残留争いは鈴木大輔八段が畠山鎮七段に勝ち、藤井猛九段は行方尚史八段に負け藤井九段は2期連続の降級に。


4.棋王戦第4局の結果
久保利明棋王郷田真隆九段が挑んだ棋王戦第4局が17日に宇都宮市"宇都宮グランドホテル"で指され、110手で郷田九段勝ち3勝1敗で棋王奪取し10年ぶりのタイトルに。一方で久保棋王は王将についで失冠し無冠に。


5.清水市代女流六段が最多勝
18日に行われた大和証券杯ネット将棋女流最強戦で清水市代六段が甲斐智美女流王位に勝ち初優勝を決めると同時に中井広恵女流六段に並ぶ39勝目。残り2局あるため*1単独1位も視野に入った


6.NHK杯戦決勝。勝ったのは? 
第61期NHK杯将棋トーナメント決勝戦が行われ4連覇を目指す羽生善治NHK杯選手権者と初の優勝を目指す渡辺明竜王の対戦に。振り駒の結果羽生先手になり81手までノータイムで指し進めるとか。その後羽生が攻めて渡辺が受ける展開が続き、攻守逆転になったかと思ったが羽生玉詰まず143手で羽生善治NHK杯勝ちで前人未到の4連覇と初の名誉NHK杯の称号を手に。

*1:女流名人戦中村真梨花女流二段戦と女流王位戦挑戦者決定戦里美香奈女流三冠戦