Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.33"世界樹の魔法"

期せずして先週まさかの休みになった毎週ss。先々週の金曜日から忙しくてパソコンに向かう暇がなかった(汗*1


まだ終わりじゃありません。後2週くらい続きます(汗

それはちょっと前の出来事。
佐々木まき絵綾瀬夕映エヴァンジェリンの別荘に行くと、朝倉まゆみとエヴァンジェリンががみがみ。
「だから、お前の先生に1時間で返せ言われているんだ!! 」
「帰りたくないもん!! 」
「どうか…したのですか? 」
「1時間という約束なのに朝倉まゆみだけ残ったんだよ。他の3人はおとなしく帰ったんだけどな。」
「珍しいですね。優花さんがこういう役目なのですが。」
「どっちだって同じだ。」
と、エヴァンジェリンが言い切り二人とも目を点に。
「じゃあ、お姉さん達と遊ぼうか? ゆえちゃん、いいよね? 」
佐々木まき絵からどういうを求められた綾瀬夕映はぼーぜん。
「まあ、今日は羽を伸ばしに来ただけなので…いいですよ。でも、24時間たったらきちんと帰るのですよ。」
そういうと朝倉まゆみはにっこりうなづきエヴァンジェリンはあきれた顔をする。
「ったく、こいつらの言うことだけは聞きやがって…。まあいい。」
と、エヴァンジェリンも認め浅倉まゆみと佐々木まき絵綾瀬夕映で遊ぶことに。
遊ぶといってもただ遊ぶのではなく綾瀬夕映佐々木まき絵と一緒に勉強をしたり探検をしたりと様々。
そして24時間たちエヴァンジェリンの別荘から出るとあたりは夕暮れに。
「でも…いいのですか? 直美さんは厳しいの知っていますが美月さんは…。」
「バカみつきだからいいんだよ。」
と、ニコニコするが二人とも目を点に。てくてく歩いているとマンションに。
朝倉まゆみがオートロックのドアを開け部屋に帰ると神田美月が夕飯の準備を。
「どこいってたのよー。」
「お姉さん達と遊んでいたんだよー。」
と、あっけらかんと説明。
「まったく、まき絵さんも夕映さんも忙しいのに…ごめんなさいね。」
「別にお構いなく。まゆみさんは私たちのことを信頼しているので。」
「ねー。」
佐々木まき絵はニコニコ。
「でも、それじゃあわたし達が迷惑かけてるみたいで…そうだっ!! 」
と、神田美月はバックの中をがさごそ。出してきたのは小さな袋二つ。
「お礼にこれ、上げる。仕事に行ってきた仕事先でもらってきたんだけどさぁー。」
「美月さんって何しているんですか? 」
契約社員よ。それが何か? 」
と黒いオーラを出してきたのでそれ以上聞けず。
包みを開けると小さなクリスタルのついたペンダントが。
「…いいのですか? 」
「どうせ観光地で買えるアクセサリーの類よ。まゆみにつけていても可愛くないしなくすだけ。だったらあなた達にあげた方がいいでしょ? 」
そういいきる神田美月に対して朝倉まゆみは膨れるだけ。
「あ、ありがたくもらうです。」
「お姉さんありがとー。」
「ついでだから、夕飯食べてかない? 」
「いいのですか? わたし達もとりあえず…。」
そういってその場を去ろうとするがまた黒いオーラを出されて断ることができなかったのだった。




「…と、言うことがあったの。」
と、佐々木まき絵が話すとネギと相坂さよ神楽坂明日菜と高森聖奈は目を点に。
「まあ、美月さんなら言いかねないけどね。」
「誰かさんと似てるなぁーとか。」
「何のことかしら? 」
高森聖奈がつぶやくと神楽坂明日菜はジト目に。
「でも、今のこととどうしてまき絵さんが無事なのかがくっつかないのですが。」
ネギが首を傾げると綾瀬夕映がポケットの中をがさごそすると佐々木まき絵の話に出てきたペンダントが。
「どうも気になって調べたのですがクリスタルの中に微弱な魔力がこめられていたです。おそらくですが世界樹の魔力に共鳴して結界が発動してまき絵さんを護って砕けたのだと思うですよ。」
「でも、美月さんにどうやって言い訳しようか…。」
と、佐々木まき絵がもじもじしていると高森聖奈は頭をなでなで。
「美月さんはまき絵さんのことを大切におもっているんだから気にしなくていいわよ。」
まき絵さんじゃなくってまきちゃん。」
佐々木まき絵まき絵さんといわれたことに膨れ高森聖奈は頭をかきかき。
「で、行きたいところがあるんだけど。」
と、高森聖奈はやおら立ち上がりネギたちもついていくのだった。




「ここですか? 」
ついた先は長谷川千雨の部屋。
「でも、さっき行った時は誰もいなかったような…。」
「長谷川さんに世界樹の枝の事を調べるように頼んでいたんだ。もしかしたら…。」
「あれぇ? 」
佐々木まき絵は画面がついているパソコンモニターに目が行く。
「もったいないから消しちゃえー。」
「消すやつがいるか!! 」
と、どこからともなく声が聞こえてきて全員びっくり。
「こ、この声は…。」
「千雨さん? 」
するとパソコンモニターの中に長谷川千雨の姿が。
「長谷川さん無事だったんですか!? 」
「まあな。とっさに感じて来れしたからいいけど…。それよりも高森に代われ。」
と、いわれるがままネギからインカムをもらう高森聖奈。
「どういうことなの? 」
「"世界樹の枝"が先に動きやがった。だけどどうもおかしい点がありすぎる。」
「何で、今日なのか。新月って確か3日後…。」
「そうだ。誰かが振り切ってかどうかまではわからんが世界樹の力を発動させたんだよ。」
「でも、誰が…。」
「学園中の監視カメラをハッキングしたらこいつが引っかかった。」
と、世界樹の映像を見せると全員びっくり。
「こ、これって…。」
世界樹近くにいるのは渡辺奈津美。近づこうにもこれ以上近づけないらしい。
「でも、何で渡辺さんが? 」
「これを見てみろ。」
と、画面上にはやはりこれもハッキングして持ってきた世界樹の枝のメンバーリスト。その中に渡辺奈津美の名前も。
「やっぱり…。」
「どうしてとめられなかったんだよ!! 」
と、長谷川千雨は逆切れ。ネギがなだめることに。
「千雨さん、高森さんを責めてもなんにも生まれません。今は対策を…。」
「そうだったな。それと高森章雄って名前に聞き覚えないか? 」
それを聞いた瞬間高森聖奈は目を点に。
「なぜ、その名前を…。父さんは確か私が中学入ったときに事故で死んだと直美さんから…。」
「ちょっと調べていたらこれも引っかかったんだ。おそらく高森の父親は世界樹の枝が仕掛けたテロに巻き込まれたらしい。」
「どういうことなの!? 」
「たぶん世界樹の枝がお前の父親を疎ましく思ったんだろ。魔法世界を救う点では一致していたがだんだんと意見が分かれていって…。」
と、言った瞬間にパソコンモニターの電源が切れとっさに爆発してしまう。
「危ない!! 」
と、とっさにネギと綾瀬夕映と高森聖奈が結界を発動させ神楽坂明日菜佐々木まき絵をかばう。
「ねぇ、どうしちゃったの? 千雨さん無事なの? 」
「千雨さんのことだから大丈夫ですよ。」
「でも、これで手がかりが…。」
世界樹に向かって渡辺さんを止めるですよ。わたし達にできることはそれだけです。」
「…わかった。」
と、部屋から出ると今度はただならぬ雰囲気が。
「気をつけてください。何か来ます!! 」
と、怪しい音が。近づいてきたのはどう見ても西洋のよろいがひとりでに動いている。
「これって…。」
「たぶん、世界樹の枝が僕たちに気づいたんでしょう。ここは僕が止めますから…。」
そういって杖を出そうとした瞬間首根っこをつかまれて投げ飛ばされる。投げ飛ばしたのは神楽坂明日菜
アスナさん、何するんですか!? 」
「ネギは聖奈さんと一緒に世界樹に向かいなさい!! ここはわたし達で食い止めるから!! 」
「でも、そうしたら…。」
「いまだにわたし達のことが信じられないわけ? 」
「でも、まき絵さんと夕映さんを…。」
そういうと佐々木まき絵綾瀬夕映も武器を持って戦うことに。
「…わたし達を信じてください。」
「わたし達だって、やればできるんだよ!! 」
それを見ていた高森聖奈はにっこり。
「行こう。」
「ハイッ!」
そういうとネギの杖に高森聖奈もまたがって世界樹へと向かうのであった。

捕捉
クラスメートの縛りがなくなったのでもはやgdgdの域に(汗
来週で一応収束でさらにエピローグがあります(汗

*1:月曜日は迎えたが週末の疲れがひどくて寝オチとか