宮崎のどか誕生日ss4

気が付いたら4周目の終わりに来ていました。
良くこんなに書けるなぁーと。決して自画自賛ではありません(こら


ちなみに4回とも書いているのが運動部4人と綾瀬夕映宮崎のどかだったりするわけで。

それは図書館探検部での出来事。
活動が終わってくつろいでいる宮崎のどかのところに早乙女ハルナが。
「どーしたのよ? 今日ののどか、どんくさかったわよ。」
「そんな事無いですぅー。」
と、宮崎のどかは否定。
「じゃあ、何よ? 」
「えーっと。わたしにもわかりませんー。」
とかまととぶると早乙女ハルナはぶち切れて宮崎のどかをぶん殴る。
「かまととぶるなー!! この小悪魔がー!! 」
「ハルナ、ひどいですー!! 」
と、結局いじられるだけだったのだった。




「そんなにどんくさいかなぁー。」
と、学園の大浴場で一人考え込む宮崎のどか
「そんな事無いはずなんだけどなぁー。」
魔法世界ではトレジャーハンターとしてあちらこちらの遺跡を切り抜けてきたので自分がドンくさいとは思っていない。
でも、早乙女ハルナからはそう見えたということはどんくさいらしい。
「うーん…。」
考え込んでいると誰かが入ってくる。
「誰か入ってきたですぅー。」
と、そそくさと立ち去ろうとする宮崎のどかだったが何かに足を取られ派手に転倒。
「はううー。」
そのまま引きづられる宮崎のどか。ひきづられた先に居たのは明石裕奈佐々木まき絵
「何考え事してたのー? 」
「胸が無い事かネギ先生のことだと思うよ〜。」
「まきちゃんも裕奈さんもひどいですー。」
明石裕奈の問いかけに否定する宮崎のどか
「ゆえちゃんとかパルとかどうしたの? 」
そういうと何故か黙り込んでしまう宮崎のどか。それを見た明石裕奈佐々木まき絵は首を傾げる。
「どうしたのかにゃ〜。」
「あ、あの…わたし、どんくさいらしいです。ですから、裕奈さんについて何とかしたいです!! 」
そういわれた瞬間、明石裕奈は何故か目を点にしていたのだった。




その翌日、バスケットコートに集まる明石裕奈宮崎のどか佐々木まき絵
「なぁんでまき絵がいるの? 」
「いいじゃん、別に。」
明石裕奈のツッコミに何故か膨れる佐々木まき絵
「よしっ。じゃあ、軽くランニングして準備運動だね。」
「はい。お願いします。」
そういうと3人でジョギングをはじめバスケットコートに戻ると準備運動を始める。
「いち、に、さん、し…。」
と、体を伸ばそうとするがあまり動いてない。
本屋ちゃんって意外と硬いんだ。手伝ってあげるよ〜。」
と、明石裕奈が半ば強引に宮崎のどかの体を伸ばす。
「裕奈さん、ギブ、ギブ! 」
と手を床にバシバシ手を叩くがなにやらやわらかいものが当たりなぜだか顔を真っ赤に。
「裕奈さん…。」
「へっへ〜ん。いいでしょー。」
と勝ち誇る明石裕奈を見て佐々木まき絵がぼそり。
「…即席ホルスタイン。」
「なんだとー!! 」
と、明石裕奈佐々木まき絵を追い掛け回し、宮崎のどかは立ち尽くしているだけだった。




「じゃあ、本題だね。」
明石裕奈の手にはバスケットボールが。
「はい。」
と、簡単なパスの練習を始めるが佐々木まき絵は何故かジト目。
「どしたの? 」
本屋ちゃんボーリングだってちゃんと持てないのに大丈夫なの? 」
「そんな事無いですぅー!! 」
と否定する中、明石裕奈とパスを交わすことに。
最初の方は明石裕奈も初心者だと理解しているのか普通にパスを交わすのだが、だんだんイジワルを始めてしまう。
「ゆ、裕奈さん…。」
「何の事かにゃ〜? 」
と、我関せずでパスを続けるのだが何故か宮崎のどかもついてきていることにびっくり。
「あれぇ〜。そろそろバテる頃なんだけどにゃ〜。」
と疑問顔。それでもイジワルなパスを続けるとだんだんとあわて始める宮崎のどか
「これで決まりね。」
と、剛速球を投げるとそのまま立ちすくんでしまう宮崎のどかだったが軌道はそれてボールは何故か佐々木まき絵の手元に。
「あ、あれ…? 」
「ゆーなっ!! 」
佐々木まき絵の手元にはリボンが。
「ばれちゃった? 」
「何考えてたの? 」
「ナイショ。」
と、ごまかす明石裕奈佐々木まき絵が追い掛け回してまた宮崎のどかは目を点にしているのだった。




「よーし、ちょっとミニゲームしようか。本屋ちゃんまき絵で挑んできなよ。」
と、明石裕奈相手に佐々木まき絵と一緒に挑むことに。
いざバスケットボールを持つと何故か浮かんでくるのは明石裕奈の動き方。
「(裕奈さんたぶんこっちに…)まきちゃん、そっち! 」
「う、うん。」
と、佐々木まき絵にボールをパスすると明石裕奈の追撃を縫ってドリブルをしてまた宮崎のどかにパス。
「ここからなら…。」
と奪いに来る明石裕奈の隙を突いてシュートするとボールはゴールに吸い込まれていく。
本屋ちゃん、すごーい。」
「そ、そんな事…。」
謙遜する宮崎のどかを尻目に明石裕奈は考えごとを。
「もしかして…読まれてた? 」
それに対して宮崎のどかはにっこり。
「そんな事…無いよ。ほら。」
仮契約カードを見せる宮崎のどか
「でも、確かに…。」
「だって、裕奈さんとかまきちゃんとはクラスメートだもの。」
と、宮崎のどかはにっこり。
「なんだかたぶらかされているような気がするにゃ〜。」
「いいじゃん、別に。」
と、明石裕奈はジト目になるが佐々木まき絵はにっこり。
「こうなったら、本屋ちゃんに参りましたといわせるまでだー。」
と、いきまく明石裕奈だったがことごとく宮崎のどか佐々木まき絵に返り討ちに遭うのだった。




それからしばらくたったある日。
相変わらずどんくさい宮崎のどかを見て早乙女ハルナがぼそり。
「あんまり変わってる様には見えないんだけどねぇ〜。」
「今のままでいいよって言われたんだ。」
「誰に? 」
「ナ・イ・ショ。」
「かまととぶるな〜、この小悪魔ぁ〜!! 」
と、早乙女ハルナにいじられる宮崎のどかだった。

補足
宮崎のどか明石裕奈は1回目の明石裕奈誕生日以来。
本屋ちゃんアーティファクトなしで心を読めるのに関しては数回前のネギま!参照(爆


明日は宮崎のどか毎週ss
誕生日は月末の大河内アキラになると。