Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.23"ネギ・スプリングフィールドの場合"

前回の鳴滝姉妹まとめてもやりたかったネギの話。


ネギメインは初めて。ちなみにクラスメート誕生日ss1回目は確実にネギと絡ませるのがお約束*1
ネギが出なくなったのは原作だと闇の魔法を覚えるといったあたりから。
果てさて? 

高森聖奈は神楽坂明日菜桜咲刹那と一緒に剣の練習をしていた。
あれから訓練した結果桜咲刹那にはあしらわれるが神楽坂明日菜くらいだったら五分五分に。
「腕を上げましたね。」
「それほどでも。」
「何よ、もう!! 」
と、だしにされた神楽坂明日菜は何故か膨れている。
「そろそろ休憩にしましょう。」
と3人でお茶にすることになるが神楽坂明日菜は考え事を
「明日菜さんどうかしたの? 」
「聖奈さん見てたらなんだかネギの事思い出しちゃって。」
それを聞いた瞬間、高森聖奈は目を点に。
「な、何で!? 」
「さすがに聖奈さんとネギ先生を比べるのにはちょっと無理があると思えるのですが…。」
桜咲刹那からも言われると神楽坂明日菜は顔を真っ赤に。
「そ、そうかなぁ…。」
「そういえば明日菜さんはネギ先生のことをどう思っているの? 」
「えっと…ムチャばっかりするんですよ。なのに私がムチャをすると"アスナさん止めて下さい"って。自分勝手じゃない、そんなの!! 」
と、何故か怒り出す神楽坂明日菜を見て桜咲刹那は何故かくすくす。
ネギ先生は明日菜さんのことを大切に思っていのですよ。だから言うんじゃないのですか? 」
「自分はどうなのよ? ったく"みんなのことは僕が守りますから"とか言ってさぁ。かっこつけすぎなのよ!! 」
と、むきになる神楽坂明日菜
「…好きなんじゃないの? 」
と、高森聖奈がぼそりというと神楽坂明日菜は沸騰。
「な、何よ。あんなガキ好きなんじゃないんだから。私は渋いおじ様が好きなのよ!! ほら、休憩終わり!! 」
と、やおら立ち上がり練習を再開するが桜咲刹那と高森聖奈は何故か苦笑いしているのだった。




「だ、だめだ…。」
とある日の授業のこと。
お昼明けで英語の授業。眠気は限界ぎりぎり。何とかがんばろうとするが迫ってくるのは眠気だけ
「退屈すぎる…。」
と、周りを気にしつつばったりしようとした瞬間どこから光の矢が飛んで来て悶絶。
「高森さん寝たらだめですよ。」
「でも、先生…。」
と、見た瞬間そこにいたのはネギ先生
一瞬にして目が点になり周りには笑い声が。
「眠いのはわかりますけどちゃんと授業受けないとだめですよ。」
高森聖奈は一瞬黙ってしまうがその後どつく。
「私に恥をかかせないでください!! 」
「えっ、え〜!! 」
と、教室はまた笑い声に包まれる。
そして、放課後。
「高森さん。高森さん。」
と、誰かに呼ばれると外で待っていたのはネギ先生
「…私に何のようですか? 」
「さっきはごめんなさい。」
「それだけですか? 」
「それだけですけど。」
そういって立ち去ろうとするが高森聖奈は首根っこをひっぱりネギはじたばた。
「な、何するんですか!? やめて下さい!! 」
「ちょっと話が聞きたいの。付き合ってくれる? 」
と、ネギを強引にひっぱりどこかへと連れて行く高森聖奈。
ひっぱられたネギはおどおど。
「で、聞きたいことってなんですか? 」
「何であなたがここで教師してんのよ? 」
「"偉大な魔法使い"を目指すためです。」
「何で目指すの? この世界で魔法なんて必要ないはずだけど? 」
「父さんを追いかけるためです。」
といった瞬間高森聖奈は考え込んでしまう。
サウザンドマスターのこと? 」
と答えられたネギは何故かびっくり。
「な、何で普通の女子中学生がそんな事知っているんですか!? 」
サウザンドマスター。ナギ・スプリングフィールド。紅き翼を率いて魔法大戦の終結に貢献した立役者。それだけでなく連合と帝国の和解にかげながら奔走してその後は行方知れずに…。」
「どうして知っているんですか!? 」
「セーナ・ヒルフォレスタ。私の魔法世界での名前よ。」
「…どうしてこの世界に? 」
「父は魔法世界で魔法学の教授だった。父は魔法世界がもうもたないことをわかっていたの。大戦中もフィールドワークを欠かさずマナの変動を何年もかけて調べていたの。」
「そうなんですか…。」
「父は論文として発表したわ。このまま続けていけば魔法世界は崩壊する。その前にしかるべき方策を講じなければいけない。英雄に頼るのは危険だとつけてね。」
「父さんのことを!! 」
反論するネギだが高森聖奈は話を続ける。
「そんな論理受け入れられるわけないし冷たい視線は刺さったわ。それだけじゃなくって爆弾テロに巻き込まれて母親は死んだし家も失った。その結果父は亡命を決意しこの世界にやってきた。」
「そんな事があったんですか…。」
「でも、悪く思わないで。」
「…大丈夫です。僕は…。」
と、言いかけたところで誰かがやってくる。
「こんなところにいらっしゃったのですね。」
「どちらさまですか? 」
ネギはとぼけるが高森聖奈は一目見ただけで篠原美姫だと。そしてボソッと。
「この前の事件、あなたが仕組んだの? 」
「表沙汰になってませんがどうして、私達の仕業だと? 」
図書館探検部が隠したのよ。いたずらに混乱するだけってね。」
「どういうことなのですか!? 」
「生徒に危害が加われば先生であるあなたが動くと思ったんだけどね。」
と、ネギを名指し。
「僕の生徒に手出しはさせません!! 」
と逆切れして術式兵装をといてしまう。
「それでいいのかしら? あなたが魔法を使えば周囲のマナがなくなってしまい生まれるのは闇だけよ…。」
「そんな事関係ありません!! 」
と、襲いかかろうとするが無傷。
「私に魔法は効かない。私は時間が止められているから…。無駄よ。」
そういって大量の光の矢を出そうとした瞬間、どこからか邪魔が入り篠原美姫は蹴飛ばされてしまう。
ネギと高森聖奈の間に立ちはだかったのは神楽坂明日菜
アスナさん! 」
「あんたが何者か知らないけど、ネギに手出しはさせないわよ!! 」
神楽坂明日菜がそういうと篠原美姫は手で払いにっこり。
「お邪魔いたしましたわ。」
そういうと風景に溶け込んで消えてしまい3人が残されたのだった。




「ちょっと、どー言うことなの!! 」
「明日菜さんには関係な…。」
そういおうとするとネギの胸倉をつかむ神楽坂明日菜
「明日菜さんまで巻き込むつもりはなかったの。」
ネギが言うと埒が明かないと見たのか高森聖奈が説明することに。
「良いんです。どうも私がいるとみんなを巻き込んじゃうみたいで・・・。」
「前にも言ったじゃない。みんながかまってくれているんだから。そんな事言わなくてもいいのに。」
そういうと神楽坂明日菜はなぜだか顔を真っ赤に。
アスナさんそういうこと言われたことないから恥ずかしがっているんですよ。」
「このバカネギー!! 」
何故かネギの言葉に反応してどつく神楽坂明日菜
「えっと…篠原さんって何者なんですか? 」
「"時間をとめられし者"は魔法世界でも少数民族だということを考えると彼女も魔法世界の人間かも…でも、私も伝聞でしか聞いた事ないから。」
「もうっ!! そんな事良いから、なんか食べに行くわよ!! 」
何がなんだかわからない神楽坂明日菜は二人を強引にひっぱることに。
「あ、アスナさんっ!! 」
「ちょっとまだ…。」
「いいから、二人とも付き合いなさいっ!! 」
と、強引につき合わされたのは言うまでもなかったのだった

補足
オーソドックスにネギアスで


図書館島で仕組んだというのはバカレンジャーの話し参照
魔法を使うとマナが減るというのはアルシャード・ガイアの設定から
時間をとめられし者はかなり昔に出した同人誌から。


次回・葉加瀬聡美

*1:とか言いながら桜咲刹那朝倉和美長谷川千雨佐々木まき絵近衛木乃香宮崎のどかはネギと絡んでいないw