Pink Generation〜少女達のジダイ〜Vol.22"鳴滝風香&史伽の場合"

鳴滝姉妹まとめて。
どうせ二人一緒に行動しているからまとめても(こら


史伽だけこの系で。絡みは長瀬楓早乙女ハルナ四葉五月超鈴音綾瀬夕映とか

「うーん…。」
高森聖奈は教室から世界樹を眺めていた。
世界樹の発光は相変わらず中等部の教室からでもはっきり見えるが、学園の人はなんら気にしていない。
「直美さんに相談したら。確かに気になることだけど、まだ影響が出ているわけじゃないからとか言うんだけどなぁ…。」
と、相変わらず難しい顔。
「どうしたでござるか? 」
後ろから声をかけてくるので振り向くとそこにいたのは長瀬楓
「ここはA組じゃないですよ。」
とりあえず注意だけはする高森聖奈。
「わかっているでござるが九条殿に許可は取ったでござるよ。」
「そうですか…。」
クラス委員長の名前を出されたらしょうがないと思いあきらめ顔の高森聖奈。
「どうしたでござるか? そんなに世界樹のことが気になるでござるか? 」
「なんかいやな予感がするんですけど…。」
ごまかしても無駄なので正直に話すと長瀬楓も考え込む。
「確かに一大事かもしれないでござる。ならば休日の明日にでも行くでござるよ。」
「で、でもっ!? 」
「その道のプロを連れてくるでござるよ。」
「そうですか…。」
長瀬楓の連れてくる人だからちゃんとした人なのかそれとも変な人なのかを考えると何故か素直に喜べなかったのだった。




「ちぃーっす!! 」
「お姉さんが楓姉の言っていた人ですかー? 」
その翌日どう見ても小学生コンビをつれてきた長瀬楓を見て高森聖奈は頭を抱えることに。
「楓さん…私は小学生に頼んだ覚えは。」
それを聞いた鳴滝風香が逆上して飛び蹴りを加える。
「小学生じゃないよー!! 」
「風香殿と史伽殿は拙者と同い年でござるよ。」
それを聞いた高森聖奈は目を点に。
「…もう、何も言いません。でも、この二人がその道のプロなのですか? 」
「こう見えてもわたしたち"さんぽ部"なのですよー。」
「さんぽ部? 」
「そうですよ、さんぽ部はとてもハードなスポーツでサハラ砂漠横断レースでは毎年死傷者が出る…。」
「じゃあ、行こうか。」
鳴滝風香が話しているのをスルーして世界樹に向かおうとする高森聖奈
「人の話し聞けー!! と、言うか待てー!! 」
と、4人で学校の裏山に向かうと物々しい雰囲気が。
「やっぱり雰囲気が違う…。」
「かえで姉怖いよー。」
と、鳴滝史伽はなぜだか長瀬楓の後ろに隠れてしまう。
「こんなの全然平気です。後を恐れず進むのです! 」
と、鳴滝風香が先頭を切って進むのを見て高森聖奈たちもついていくことに。
「ついたー!! 」
と、世界樹の前に到達する4人。
「確かに…発光しているでござる。」
「ここまではっきり見たのは初めてですー。」
「触っても良い? 」
と、鳴滝風香が触ろうとするが止めることに。
「何が起こるかわからないでござる。」
と、身構える長瀬楓と高森聖奈。しばらく待ってみるが何も起こらない。
「近づいちゃえー!! 」
と、鳴滝風化が近づいた瞬間強烈な風が。
「風香殿!! 」
と、とっさに長瀬楓がかばい高森聖奈は鳴滝史伽をかばう。
「怪我なかった? 」
「子ども扱いするなー!! 」
鳴滝史伽はどきまぎしたままだったが鳴滝風香は何故かぷんすか。
さらに足音が。
「ちょっと待って、誰かやってくる。」
と、身構えているとやってきたのは渡辺奈津美。
「何やってるの? 先生から聞かなかったの? 世界樹に近づいたらだめって。」
「そうでござったか。いやはや聞いてなかったでござる。」
と、長瀬楓がたぶらかし渡辺奈津美はジト目に。
「まあ、バカレンジャーだからね。」
と、あきらめ気味の渡辺奈津美。
「で、何で渡辺が? 」
「何でも良いじゃん! こんなところいるよりどこか遊びに行かない? 」
「わーい!! 」
「行くですー。行くですー。」
と、鳴滝姉妹が絡んで来て渡辺奈津美はまたさらに頭を抱えるのだった。




とある日の放課後。
高森聖奈は帰ろうとすると誰かが声をかけてくる。
「あ、あのー。」
「あれ? この前の…。」
声をかけてきたのは鳴滝史伽
「お姉ちゃんが迷惑かけたですー。」
「え? 謝りにきたの? 別に良いのに。」
「で、でも…。」
「私が行きたいっていったんだから。気にしないの。」
そういうと鳴滝史伽も納得する
「でも、何で世界樹に近づいたらいけないんですか? ネギ先生そんな事言ってなかったですよー。」
少し考え込む高森聖奈。
「わかった。なんか食べたいものある? 」
そういって、向かったのは食堂棟にある喫茶店
美味しそうにパフェを頬張る鳴滝史伽
「(こうしてみると普通の小学生に見えるんだけどねー。)」
「教えてくださいー。」
「パフェで手を打ってくれるんじゃなかったの? 」
パフェでごまかそうとするが見事に失敗し鳴滝史伽からにらまれる高森聖奈。
「そんな事言ってないですよー。」
「…世界樹の力を悪いことに使う人たちがいるのよ。確か世界樹の伝説っていわゆる"片思いの人が告白すると結ばれる"だったよね? 」
「そのとおりですー。」
「史伽ちゃんは好きな人とかいないの? 」
鳴滝史伽に尋ね返すと首を振る。
「まず中学生に見えないから…。」
そういわれると高森聖奈も苦笑。
「まあねぇ。」
「もうひとつ聞きたかったことがあるですー。渡辺さんと恋人なんですか? 」
それを聞いた瞬間コーヒーを噴出す高森聖奈。
「な、何を根拠に!? 」
「渡辺さんは危ない人って聞いたですー。」
「どこまで広がっているの!? 」
「痴漢を川越駅で突き落とそうとしたとか学園祭で実弾乱射したとか。トラブルメイカーですー。」
「そうなんだ。もしかしたら世界樹にかかわっているかもね。」
と、にっこりする高森聖奈。
「気をつけたほうがいいですー。」
「うん、わかった。」
と、言って寮に戻ると鳴滝風香が膨れている。
「ふみかだけずるーい!! 」
「そんな事無いですー!! 」
と、何故かけんかになり高森聖奈は苦笑いするだけだった。

補足
何故か妹だけ優遇されてます(爆
姉は書きづらい(こら
と、言うか原作でもご無沙汰だっただけに口調とか完全に忘れている(汗


次週、ネギ先生
少女じゃないというツッコミは却下(まて