近衛木乃香誕生日ss3"イノセントワールド"

1年ぶりの近衛木乃香誕生日ss
去年はパソコンが壊れていてかけなかったので


はてさて

「せっちゃん、きいてーな。」
「どうかなされたのですか、お嬢様? …じゃなかった。このちゃん、どうしたの? 」
習性でお嬢様と呼んでしまう桜咲刹那を見て近衛木乃香は膨れたのを見てすかさず言いなおす桜咲刹那
「おじいちゃん、この期に及んでまだお見合いやで。もう疲れたわ。」
「でも、おじい様はこのちゃんのことを考えているのですよ。」
「それにしても年が離れすぎやわー。」
と、膨れてしまう近衛木乃香。それに対して桜咲刹那は苦笑い。
「もうー。せっちゃんのほうから何か言ってーな。」
「私のほうから何か言えればいいのですが…。」
と、近衛木乃香のわがままに振り回され何もいえなかったのだった。




「もうこんな時間!! 」
とある日の朝。日曜にもかかわらず神楽坂明日菜は飛び起きてしまう。
たぶん、寝坊したと思い込んでいるが日曜なのを確認すると一人で苦笑い。
「どうかしたのですか、アスナさん? 今日は日曜ですよ。」
「な−んか狂いっぱなしなんだよねぇー。」
「大丈夫ですよ。いつものアスナさんですから。」
と、ネギはにっこりするがそれが気に入らない神楽坂明日菜はネギのことをぐりぐり。
「とりあえず、このかの事を起こさないと…このかー。」
と、布団をめくるとそこにいたのは近衛木乃香そっくりな女の子。
「ちょ、ちょっと-!! 」
「どなたですかー!! 」
と、慌てふためくネギと神楽坂明日菜
「うちやで。」
と、近衛木乃香が言うとまたさらに慌てふためくネギと神楽坂明日菜
「どーしたのよ!! 」
「も、もしかして、魔法とか…。」
「千雨ちゃんからキャンデーもろうてきた。」
「なーにやってんのよ!! 」
「どっちにしたって今日1日このままですよー!! 」
「もうー。せっかちやなぁー。」
と、ベットから飛び起きると慣れない手つきで料理を始めようとするが背が届かないのか悪戦苦闘している。
「何やってんの? 」
「せっかく料理しよう思うてんのにー。」
「…自業自得。」
神楽坂明日菜がぼそりとつぶやくと近衛木乃香神楽坂明日菜をぽかぽか。
「しょうがないですから、ボクが料理しますよ。アスナさんはこのかさんの相手していてください。」
「何よ。それ。単にあたしの料理が食べたくないって言うことなのー!! 」
「そうなんやで。」
「このかは黙ってなさい。」
仕方がなくネギが料理をして神楽坂明日菜近衛木乃香の相手をすることに。
3人で朝飯を取り食べ終わると近衛木乃香はどこかに飛び出してしまったのだった。




「せっちゃんのとこ行くー。」
とニコニコしながらとてとて走るこのか。
桜咲刹那の部屋の前までたどり着いたがドアノブに手が届かない。
「どないしよ…。」
としょんぼりしていると箱が目に入る。
それを持って行き足場にしてやっとドアノブに手が届くが開かない。
どうやら出かけていて誰もいないらしい。
「どないしよ…。」
と、しょんぼりしながらとぼとぼ歩くこのかだが誰かにぶつかってしりもち。
「どうか…したのですか? 」
ぶつかった相手は綾瀬夕映
「あのな、あのな…。」
「その前になんで子供なんですか? 」
「せっちゃん、昔はすごっくやさしかったんやで。でも、今は…。」
「だから、子供になったんですね。」
「なぁなぁ、ゆえも一緒に探してくれへん? 」
と、このかから言われて綾瀬夕映も困惑したが一緒に探すことに。
しかしながら寮の中に桜咲刹那の姿はなく困り果てるこのか。
「どないしよ…。」
「これは…困ったです。私と刹那さんは接点がありません。このままだと…。」
そういうと泣き出しそうになるこのかだが綾瀬夕映が何とか慰める。
「だ、大丈夫です。」
と、そこへ声が
「どしたの? 」
まき絵さん? 」
声をかけてきたのは佐々木まき絵だが綾瀬夕映が連れている女の子を見てびっくり。
「そ、その子誰!? もしかしてゆえちゃんに妹がいたとか。それともこの前みたいな遠い親戚!? 」
「うちやで。」
「魔法の力で子供になったこのかさんですよ。だいいち私に妹なんているわけないじゃないですか。」
「そっか…。」
ふと何かを思いついたのかどこかへといってしまう佐々木まき絵
それを見た綾瀬夕映とこのかは首をかしげる
しばらくしてやってきたのは何故か出てきたのは小学生くらいの女の子。
このかは首を傾げてしまうが綾瀬夕映は年齢詐称薬を飲んだ佐々木まき絵だとすぐわかった。
「な、何でまき絵さんまで小学生になるんですか!? 」
「え? だめなの。こっちのほうが喜ぶと思ったんだけど…。」
しかしながらこのかはニコニコ。
「まきちゃん、あんがと。なぁなぁ? 」
と、このかは一緒に桜咲刹那を探すように頼み込むと承諾。
「良いよ。でも…。」
と、まき絵綾瀬夕映のほうを眺める。
まき絵さん、何を考えているのですか!? もしかして…。」
綾瀬夕映のいやな予感は当たり綾瀬夕映も子供の姿にされてしまったのは言うまでもない。




「本当にこんなところにいるんですか!? それにここはけものみちじゃないですか!! 」
「でも、まきちゃんのこと信じるしかあらへん? 」
桜咲刹那を探すがやはり建物中にはいなかったので外に出るがまきえが提案したのはいつも修行している場所に行って見たらどうかと。
まきえはどこかわからないのでこのかに教えてもらい向かうのだが何故かけものみちを通ることに。
「もし、これで刹那さんがいなければ…。」
と、ゆえが考え出すとこのかは涙目に。
「ゆえちゃん、だめだよ!! 」
「そうでしたね…。」
「もうそろそろだと思うえ。」
と茂みをかき分けるときれいな水辺にでる。
「こんなところがあったのですか…。」
と、ゆえは何故か感心するがまき絵はもう水辺で遊びだし、このかはあちらこちらをきょろきょろ。
「せっちゃーん。せっちゃーん!! 」
と、あちらこちらを探し回るこのか。
しばらくするとまた、道に迷ってしまう。
「どないしよ…うち、このまま…。」
とおびえているとどこからとも鳴く獣の声がその声におびえて腰が抜けてしまう。
「ど、どないしよ…。」
と、思った瞬間に誰かに抱きかかえられる。
振り向くと抱きかかえていたのは桜咲刹那
「せっちゃん!! 」
「お、お嬢様っ!! 」
桜咲刹那がお嬢様というと膨れてぽかぽかするこのか。
「でも、何でうちのことわかったん? 」
「…このちゃんだからだよ。」
「うち、嬉しい!! 」
と、ニコニコしていると水辺でまき絵とゆえが遊んでいる。
「なぁなぁ。」
「どうかしたの? 」
「一緒にあそばへん? 」
そういうと桜咲刹那もにっこりしたのだった。

補足
近衛木乃香小学生(爆
原作でも幼児化は1回だけあったのですが…


そして、小学生になると出てくるまきゆえ
出したかっただけども(激しくまて


次回誕生日は絡繰茶々丸神楽坂明日菜
毎週ssは那波千鶴