Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.20"長瀬楓の場合"

計画停電がいつくるかわからないので前フリなしで。その前にマガジンが入ってこないんですけど。


バカブルーです。忍者です。意外と強いそうですが安否不明です
ちなみに1度も書いたことありません。絡みは神楽坂明日菜佐々木まき絵鳴滝風香。くらい? 

「何でこの人たちは次から次へと問題を持ってくるのかしら…。」
とため息を突く高森聖奈。
麻帆良学園の人たちだけなら何とかなるのだが世界樹の枝と言うわけのわからない組織まで出てきてしっちゃかめっちゃかに
「直美さんもここまで想定して投げたのかしら…。」
そのことを考えてさらに頭を抱える高森聖奈。
「どうしたでござるか? 」
と、そこに声をかけてきたのは長瀬楓
「転校して3ヶ月なのに…疲れた。」
「仕方がないでござる。ここは腹をくくってあきらめるでござるよ。」
「その中に長瀬さんも入っているんですけど。」
高森聖奈がそういうと長瀬楓はあさっての方向を向いてしまう。
「何のことを言っているのか拙者にはわからないでござる。」
「もう、いいです。」
長瀬楓の天然に半ばあきらめ気味の高森聖奈。
「でも、この前の勉強会は感謝するでござる。」
そういって校内掲示までひっぱっていく。
1位は聖奈たちのC組であるが2位はA組。しかも僅差にまで迫っていた。
「すごいじゃない。」
「これぐらいやればできるということでござる。」
「いつもできれば良いのにね。」
というとまたあさっての方向を。
「長瀬さんって…天然? 」
「よくわからないでござる。」
と、頭をかきかきする長瀬楓
「拙者、いつも週末に修行をするでござる。聖奈殿も一緒にどうでござるか? 」
「わ、わかった。」
と、高森聖奈も二つ返事で応じたのだった。




「こんなところがあるんだ。」
そして、土曜日に案内されたのは市街地のはずれ。たぶん飯能とかに近いのだろう。
「どのくらいできてるの? 」
「ほぼ毎週でござるよ。」
とか言いながら着替えるが忍者そのもので高森聖奈もびっくり。
「忍者だったんですかっ!? 」
「否定はしないでござるよ。」
「…肯定はしないのですか? 」
「何のことでござるか? 」
と、とぼけるのでそれ以上は聞かないことにすることにした高森聖奈。
「修行を始めるでござるよ。」
「お、お願いします。」
と、修行が始まり森の中をジョギングするが長瀬楓は木の枝を華麗にジャンプするが高森聖奈はついていくのが精一杯。
「聖奈殿もがんばるでござる。」
「できません!! 」
「じゃあ、水団の術でも…。」
「無理です。」
「分身の術は? 」
「できません!! 」
「できるのは何でござるか? 」
「消えることだけです。」
そういうと近くの木に左手を当て風景と同化してしまう。
「おや、本当に消えてしまったでござる。うーん…。」
と、長瀬楓はしばらく考え込んでしまうが精神を集中すると足音が。
すかさずくないを投げると見事に命中して高森聖奈は悶絶。
「殺す気ですか…? 」
「申し訳なかったでござる。悪気はないでござるよ。それよりも…。」
「それよりも? 」
「そろそろお昼にするでござるよ。」
「え? お昼持ってきたんですか? 」
「自分で取るでござる。これも修行の一環でござる。」
と、案内されたのはきれいな泉。足を浸すと足元に虹鱒が寄ってくる。
「わぁー。天然の虹鱒って見たことないんです!! 」
と、取ろうとするが中々うまくつかめない。それでも悪戦苦闘すること数分やっと一匹取ることができた。
「やったぁー!! 」
「できたでござるか? 」
と、声をかけてきた長瀬楓は大漁。高森聖奈は目を点に。
「こつさえつかめばたくさん取れるでござるよ」
「取りすぎです!! 」
「この森に他にも美味しいものがアルでござるよ。たとえばきのことか山菜もいっぱいあるでござるよ。」
「わたしも行きます!! 」
と、きのこ取りを始める高森聖奈。
「これは、毒キノコで…これなら食べれそうかな? 」
と、調べながらきのこ取りを始めていると長瀬楓がまた声を。
「がんばっているでござるな。」
「こういうの大好きなんで。でも、あそこにいるのは…。」
指を指すと蜂蜜取りをしている長瀬楓が。さらに熊と格闘している長瀬楓もいて高森聖奈は何がなんだかわからない状態に。
「え、えっと…何人姉妹ですか? 」
「拙者は一人っ子でござるよ。」
「と、言うことは…。」
「全て分身の術でござる。」
分身の術と聞いて高森聖奈は呆然としたまま失神するのだった。




お昼を食べた後も長瀬楓と修行をする高森聖奈。
ただあまりのムチャ振りにへとへとになりあたりはすっかり夕方に。
「もう限界です…。」
「初めてにしてはがんばったでござるよ。」
「そうですか? 」
「聖奈殿のこと古がほめていたでござる。」
「私はただ…。」
「聖奈殿も素直でないでござる。」
長瀬楓からつつかれて高森聖奈は恐縮。
「せっかくだからお風呂にするでござるよ。」
「温泉でもあるんですか!? 」
と、指差すとドラム缶がひとつ。がっくり肩を落とす高森聖奈。
「まあ、気を落とすでないでござる。それよりも一緒に入らないでござるか? 」
それを聞いて真っ青になる高森聖奈。自分が男であるということは公然の秘密。もしばれればどうなるかわからない。
「長瀬さん、先どうぞ。私沸かしたりするので!! 」
「わかったでござるよ。」
と、先に向かい。薪をくべるが肝心のマッチが見つからない。
「…仕方がないか、アール、デスカット! 」
と、つぶやくと火が起こりそれで湯を沸かす。
「長瀬さーん。準備できました。」
「わかったでござるよ。」
と、やってくるがあまりのナイスバディにどぎまぎ。
「えっと…湯加減はどうですか? 」
「初めてにしては上手でござる。」
「それは良かったです!! 」
「それよりも…上を見上げるでござる。」
空を見上げると満天の星空。
「すごい!! なんだか別世界にいるみたい!! 」
「今の季節は空気が澄んでいてどこまでも見えるでござるよ。」
「も、もしかしてこれを見せるために…? 」
「それだけではないでござるよ。この前の大騒ぎは何だったでござるか? 」
長瀬楓が問いただすと高森聖奈も正直に話す
「"世界樹の枝"という組織がこの学園を狙っているんだ。それでネギ先生を辞めるように迫っているんだけれども…。」
それを聞いて長瀬楓も黙ってしまうがにっこり。
「この学園の人間はそんなにやわではないでござる。それに拙者もそれなりの修羅場を潜り抜けているでござる。心配はご無用でござる。」
「でも…。」
「大丈夫でござる。」
それを聞いてほっとする高森聖奈。
「このことは…。」
「了解したでござる。さて、そろそろ上がるでござる。聖奈殿も入るでござるよ。」
と、素っ裸で上がる長瀬楓を見て高森聖奈は沸騰したのは言うまでもない。




翌朝、テントで寝ていると外が騒がしい。
おきだしてみるとなぜだかそこにいたのは古菲
「な、何で古菲さんがいるのですか!? 」
「そんな事どうだって良いアル。」
「私が教えたんだけどね。」
と、古菲の陰から朝倉和美が。高森聖奈はジト目に。
「自分の立場わきまえてます? 」
そういわれると朝倉和美は笑うだけ。
「和美殿に古ではないでござるか。どうしたでござるか? 」
「ちょっとね。」
「それよりもせっかく来たから修行アルよ! 」
「えー!? 」
高森聖奈はびっくりしているが長瀬楓はニコニコしているだけだった。

補足
だんだん聖奈がたくましくなっていきます(何
どこに行くんでしょうか…


に、しても長瀬さん天然伝説。
わけがわからなくなってきました(まて


次回那波千鶴。その前に近衛木乃香誕生日がががが