Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.19"バカレンジャーの場合"

本来だったら超鈴音の回なのだけれども、放校扱いになって今は麻帆良にいない…
と、言うわけでバカレンジャーにスポットを。
バカレンジャーというのはキーワードを見れば早いというのもあるが綾瀬夕映神楽坂明日菜古菲佐々木まき絵長瀬楓がクラスの中でも一番のおばかということで集まったユニット? *1


しかしながら綾瀬夕映は大魔法使いの道を歩んでいるし長瀬楓も頭がいいし神楽坂明日菜は年齢不詳疑惑が上がりおばかなのは古菲佐々木まき絵だけ? まき絵もなんだか勉強に目覚めたとか言っているが…*2


ちなみに3人安否不明。ニュージーランドか?

「はぁー。終わったー。」
「どうしたの? へとへとじゃない? 」
授業が終わってへとへとな高森聖奈を見て渡辺奈津美が一言。
「最近疲れちゃってさぁー。」
「無理しないでよ。」
そうねぎらうと、渡辺奈津美はそそくさと帰る準備を。
「奈津美さん、どちらへ? 」
「バスケ部の練習見に行くの。今年はいけるみたいだから。」
「そうですか。」
そういって立ち去り高森聖奈も帰ろうとするがただならぬ気配を感じる。
「1,2,3,4・・・5人!? 4人は相手にしたけど5人は無理!! 」
そういうと壁に手をつけ存在を消す。案の定気配の正体は神楽坂明日菜
アスナさんに関わるとろくなことが起こらない!! 」
わからないように存在と気配を消しこそこそとその場から抜け出そうとする高森聖奈。
しかしながら高森聖奈に向かって光の矢が飛んでくる。
「今度は何!? 」
左手でかき消すが存在がばれてしまう。
「見つけたです!! 」
光の矢を飛ばしたのは綾瀬夕映。簡単な光の矢を飛ばしわざと消させて存在を探ったらしい。
存在がばれた高森聖奈はとっさに存在を消そうとするが今度は棒が襲い掛かってくる。
「何、何よ!! 」
と、アクロバティックによけきりながら校舎の端までダッシュ
「逃さないでござるよ。」
とたくさんの長瀬楓が襲い掛かってくるがそれも交わすと階段を飛び降りようとする。
「とにかく裏口に!! 」
しかし飛び降りようとした瞬間リボンが絡まり宙ぶらりん。
そしてそのまま引き上げられていく。
「つーかまえったっ!! 」
「これで何とかなったわね。」
引き上げた先には佐々木まき絵神楽坂明日菜
「ま、参りました…。」
高森聖奈もニコニコしている佐々木まき絵神楽坂明日菜を見て何もいえなくなったのだった。




「で、ここまでして何の用なの? 」
「その…勉強教えて!! 」
神楽坂明日菜から何を言われるといえば勉強といわれて高森聖奈はすっ転ぶ。
「え、えっと…。」
「師匠の頼みを断るアルか? 」
古菲から迫られる高森聖奈。
「いや、その…。」
まき絵殿、止めを刺すでござるよ。」
「ねぇ、一緒に勉強しよ!! 」
佐々木まき絵に迫られ高森聖奈は観念。
「…で、何から教えてほしいの? 」
「全部!! 」
神楽坂明日菜から言われて高森聖奈は目を点に。
「聖奈さん、あきらめるですよ。私たちは他の先生でもさじを投げた"バカレンジャー"なのですから。」
「はぁ…。」
仕方がなくバカレンジャーと一緒に勉強を始める高森聖奈。
ものの5分も立たないうちに神楽坂明日菜が投げ出してしまう。
「もう、無理っ!! 」
アスナさん他の人はがんばって…。」
と、励まそうとしているがどこからか寝息が。
「すー。」
気が付くと長瀬楓が居眠り。すかさず高森聖奈がひっぱたく。
「おや、舟をこいでいたでござる。」
「…やる気あります? 」
ジト目になる高森聖奈だったが古菲が珍しく勉強に熱心。
「ちょっと見せて。」
と見せてもらうが漢字がびっしり書いてあり目を回す。
「こ、これは…。」
「中国語アルネ。」
「…わかる字を書いてください。」
と、唖然としているが佐々木まき絵綾瀬夕映の緊張の糸が切れたので休憩をすることに。
「本当に集中力がない人たちなんだから。」
「失礼な事言わないでよ! 」
「一番最初に持たなかったのアスナさんでしょ? 」
反論されると顔を真っ赤にする神楽坂明日菜。休憩も終わった後も勉強を続けるが結局集中力が切れたの繰り返しでそんなに進む事はなかったのだった。




「ただいまぁー。」
「あれ、遅かったじゃない。どしたの? 」
「ちょっとね。」
へとへとの高森聖奈を見て珍しく渡辺奈津美がねぎらう。
「あんまりがんばりすぎるとどうにもこうにもならなくなっちゃうわよ。」
「へぇ。奈津美さんが珍しいね。」
「なにをー!! 裕奈に言われたのよ。"最近冷めてるんじゃない? "って。」
「いい友達じゃない。でさぁー聞きたいことがあるんだけど。」
「何? 」
高森聖奈が尋ねると聞き返してくる渡辺奈津美。
「そういえばバカレンジャーの事嫌っていたけど何で? 」
「本当にバカバカバカ。バカばっか! でも、怒られる訳じゃなくってなんか要領がいいというか…。」
「妬いているんだ。」
「うっさい!! それだけじゃなくってさぁー。なんか世渡りがうまいというか、なんかしたたかなんだよねぇー。」
「へぇー。」
と、高森聖奈は考え込んでしまうのだった。




その翌日。
授業が終わって教室から出ると綾瀬夕映が。
「どしたの? 」
「昨日はありがとです。で、私の部屋だとみんなだれてしまうです。なので今日は別の部屋を借りたです。」
「やる気になったんだ。で、どこ? 」
と、案内されたのは図書館島にある個室。そこにバカレンジャーが勢ぞろい。
「ここだったらなんか勉強できそうね。」
「みんなで図書館島に行くのも久しぶりだねっ。」
「ここであれば集中できるでござるよ。」
「そうと決まれば早速勉強アルネ! 」
と高森聖奈に教えてもらう形で勉強会をすることに。
神楽坂明日菜はいつもどおりに集中力が途切れそうになるが何とかこらえているだけでなくそれぞれが意識しあい何とか集中している形に。
そんな中高森聖奈が切り出す。
「ねぇ、何で勉強なんか? この学校エスカレーターじゃなかったっけ? 」
「私たち、いつもネギのこと困らせているから…。」
「それだけ? 思うんだけどそれだったらまた、誰かに頼ってしまうんじゃないかなぁ…。」
「確かに聖奈さんの言うことのほうが正しいです。」
「でも、ずっとこのままもいやだよ。」
「うーん…夢とかは? 」
高森聖奈が夢について聞くとバカレンジャーたちはいっせいに考え込んでしまう。
「私は…"マギステル・マギ"になることです。」
「やっぱり新体操かなぁ…。」
「強いやつと戦いたいアルよ! 」
「自分がどこまでいけるか試したいでござる。」
と、それぞれが口にする中神楽坂明日菜だけ答えが出てこない。
「私…ネギが好きだから。ネギと一緒にいたい。」
「立派な目的じゃない。」
「そういえば聖奈さんは? 」
と、聞き返されると高森聖奈ははっきりと答える。
「みんなが笑って暮らせる社会かな? 」
「すごいです。」
「だったらもっと勉強しないと! 」
神楽坂明日菜が目の色を変えて勉強するのを見て他の人たちも勉強を始める。
それから数時間後へとへとになりながらもテスト範囲を全てやりきる。
「お、終わったー!! 」
「やればできるのです。」
「お腹減ったアル。」
「そろそろ戻るでござるよ。」
と、扉に手をかけた瞬間、開くはずの扉が開かない。
「長瀬さん、どうしたの? 」
「…開かないでござる。もしかしたら…。」
と、同時に高森聖奈はただならぬ気配を感じ取る。
「みんな、来るわよ! 」
次の瞬間、本が意志を持ったようにバカレンジャーたちに襲い掛かってくる。
「な、何よこれ!! 」
「夕映殿、これは? 」
「わ、私にもわからないです!! 」
「と、とにかく!! 」
と、古菲神楽坂明日菜がはじくが納まる気配がない。
「ど、どうしよう!! 」
と、はじいた1冊が佐々木まき絵に襲い掛かってくる。
佐々木まき絵は頭を抱えてしまうが途中ではじき返される。振り返ると綾瀬夕映が本を開いて結界を展開していた。
「結界を張ったです!! これで何とか!! 」
と、言っているがさらには飾ってあったよろいが。
「な、何で!! 」
襲い掛かろうとするが高森聖奈がモップで受け止める。
「ここは私が抑えるから!! 」
「でも、そうしたら!! 」
よろいと高森聖奈は五分五分。だが高森聖奈のほうが不利。
バカレンジャーだけでも逃がさないと…。」
モップがはじかれてよろいが剣を振り上げた瞬間リボンが剣に絡まり動きが止まってしまう。
「??? 」
高森はきょとんとしているが後ろでは佐々木まき絵がリボンを操っている。
「わたしだって!! 」
「いまだよ、クーちゃんいける? 」
「準備万端アル! 」
そういって足払いと拳法で弾き飛ばすと神楽坂明日菜が止めを刺す。
止めを刺されたよろいは光の粒子となって消え去る。
「何とかなった…。」
そういって神楽坂明日菜がへたれこむと扉が開く。
「大丈夫やった? 」
「みんな! 」
「何とか…なったみたいね。」
入ってきたのは近衛木乃香宮崎のどか朝倉和美
「でも、何でここが? 」
ゆえゆえ図書館島に行って戻らないから…。」
「それとただならぬ魔力を感じたんやえ。」
「もうー。わかっていたんだったらもうちょっと早く来なさい! 」
と、何故か神楽坂明日菜はぷんすか。高森聖奈は朝倉和美を捕まえごにょごにょ。
「(やっぱり"世界樹の枝"が? )」
「(おそらくだけど…ね。)」
そういわれると高森聖奈はまた考え込むのだった。

補足
連携だけならおそらく麻帆良最強?? *3
アスナさんだめな子? 


まあ、中盤でも言ったのですがなんか成績だけに終始しているような…
勉強だけが全てではないのですが。
と、言ってもクラスメートssでは赤くならないのも現実


次回、長瀬楓

*1:現実問題バカと呼べる人なんて他にもいるのだが。エヴァ様とか茶々丸とかせっちゃんとか隊長とか…

*2:ただ、そこから先が生かせないのが赤松クオリティwww

*3:綾瀬夕映が存在を探らせる→古菲長瀬楓が襲い掛かる→佐々木まき絵が捕まえる