桜咲刹那誕生日ss3"雪、無音、窓辺にて"

富山の人調べでは一番人気だとか。
でも、毎週ssの神楽坂明日菜でも言ったようにヒロイン=書きやすいというのは…


去年はパソコンが壊れていて朝倉和美の後が佐々木まき絵とか
はてさて?

それはある日のこと。
「さすがに寒い…。」
とか言いながらも桜咲刹那は剣の鍛錬をしていた。
真の剣士たるものこんな寒さで弱音を吐いているわけには行かないからだ。
と、そこへ近衛木乃香が。
「せっちゃーん!! 寒うない? 」
「お、お嬢様!! 」
お嬢様と言うとなぜだか膨れだす近衛木乃香
「もう、うちのことお嬢様、お嬢様って。」
「…このちゃん、どうしたの? 」
そういうとなぜか機嫌を直してにっこりする近衛木乃香
「寒うない? 」
桜咲刹那は同じ事聞いてないといいたかったがあまりにも近衛木乃香がニコニコしているので聞き返すことができない・
「寒くないですよ。心配してくれてありがと。お…このちゃん。」
危うくお嬢様と言いかけそうになったがこのちゃんと言いなおす桜咲刹那
「そや、せっちゃんのためにマフラーもってきたんや! 」
桜咲刹那にマフラーをかけてあげる近衛木乃香
「!!?! 」
「どないしたん? 」
「な、何でもありません!! 」
近衛木乃香にマフラーをかけてもらい沸騰し、何も声をかけられない桜咲刹那
しばらく歩いていると白いものがちらちら。
「あっ! 雪や。きれいやなぁ。」
「そうですね、積もるといいですね。」
「そやな。」
と、二人ニコニコしながら仲良く帰るのだった。




「せっちゃん、せっちゃん…。」
まどろみの中で誰かに呼びかけられる桜咲刹那
目を覚ますとなぜか子供に。目の前には子供の近衛このかが。
「せっちゃん、外見てみ? 」
そういわれて屋敷から出ると一面の銀世界。近衛家自体が京都の山奥にあるので雪でも降れば積もる環境にはある。
「きれいやね。そや、せっかくさかいに遊ぼうよ」
「で、でもお父様が…。」
ぺしっ。おでこを突っつく近衛このか。
「なんや、せっちゃんまでそないな事しゃべるんや。」
と、もじもじしていじけてしまうと桜咲せつなはおどおどしてしまう。
「そ、そんな事ないよ。このちゃん。」
このちゃん言われるととたんに喜ぶ近衛このか。
「わーい。うちせっちゃんのこと大好き」
「私もですよ。」
と、二人仲良く近衛家の庭で遊ぶことに。素手で雪を触りだす近衛このか。
「わ、ちべたい。雪ってちべたいんやなぁー」
素手で触ったら風邪引きますよ。」
と手袋と耳あてを用意する桜咲せつな。
「わー。ぬくい。せっちゃんあんがとな。」
と、近衛このかはニコニコしてお庭を駆けずり回る。
「せっちゃんも一緒にあそぼ! 」
「わ、私はこのちゃんの事見ているから大丈夫だよ。」
と、言って見守っていると近衛この蚊の姿が見えなくなってしまう。
「こ、このちゃん!! 」
不安になった桜咲せつなは一生懸命に探し出すがどこにもいない。
「ど、どうしよう…。」
見つからずしょんぼりする桜咲せつな。すると後ろから声が。
「みーつけた!! 」
と、後ろに現れ雪玉をを投げつける近衛このか。
「ひゃっ!? 冷たい…。」
あまりの冷たさに目を白黒させる桜咲せつなを見て近衛このかはくすくす。
「このちゃん、冷たい…。」
「ちべたいでしょ? やから一緒にあそぼ! 」
「わかった!! 」
そういってうなづくとにっこりする近衛このか。
一面の銀世界にいるのは二人だけ。はしゃぐ近衛このかに付き合う桜咲せつなもニコニコ。
「くしゅん! 」
しばらくするとやっぱり寒いのか近衛このかがくしゃみをしだす。
「やっぱり、さぶい…。そろそろおわてに入って暖まりたい。」
「そうだね。じゃあ、一緒におこたに入ってみかん食べよっ。」
「そうやな。」
そういって二人はお屋敷に戻るのだった。




「変な夢…。」
そういって桜咲刹那は夢から覚めた。
「なんだか寒い…。」
そういって部屋のカーテンを開けると一面の銀世界。それに驚く桜咲刹那
「デジャブ!? 」
とか思っているとドアをノックする音が。ドアを開けると近衛木乃香が。
しかしながら様子がおかしい
「せっちゃん、雪やで…一緒に…。」
と、言ったところでよろけて倒れて桜咲刹那に抱きかかえられてしまう。
「お、お嬢様っ!? 熱があるじゃないですか!! 無理しないでください!! 」
「せっかく…せっちゃんと…遊べるおもたのに…。」
と、ベットに寝ている近衛木乃香は寂しそうな目をしている。
「でも、無理をしたら元も子もありませんから。しっかり…。」
「せっちゃんのイジワル…。」
と、なぜか膨れている近衛木乃香
「そうだっ!! 」
何かを思いついたのか外に出る桜咲刹那
すると雪をかき集めて小さい雪だるまを作り部屋に持っていく。
「これでどうですか、お嬢様? 」
そういうとなぜかそっぽを向く近衛木乃香
「…元気になると良いね。このちゃん。」
そういうと布団に半分顔をうずめながらもにっこりするのだった。




それからしばらくして、近衛木乃香は元気になったが雪は跡形もなく消えてしまった。
「雪なくなってもうた…。」
しょんぼりする近衛木乃香を慰める桜咲刹那
「なぁなぁ。うち、せっちゃんと遊ぶ夢見たんやけど…。
「どういった夢ですか? 」
「やっぱり雪が積もってせっちゃんとうちが仲よう遊ぶ夢なんやけど…。」
少しだけ考え込むが自分が見た夢だと気づく桜咲刹那
「どないしたん? 」
「いつまでも…一緒だよ。このちゃん。」
そういうと近衛木乃香はにっこりしたのだった。

補足
3回目にしてこのせつとか。
タイトルにあわせたらこんな話になりました決してネギほでは(ry


ちなみにうちの近衛木乃香はお嬢様言うと膨れます(何
次回はその毎週ss近衛木乃香だけど水曜日・木曜日とパソコンが触れなかったら来週になるかも? 
誕生日は那波千鶴です。