Pink Geberation〜少女たちのジダイ〜Vol.10"絡繰茶々丸の場合"

次週で年内最後。
年明けは12日から?


今週はロボ子こと絡繰茶々丸
この前のネギま!で真っ二つにされたのですが、復活はしないのですね、わかります(←


誕生日1回。絡みは長谷川千雨葉加瀬聡美エヴァンジェリン
探せばもっとありそうだが… 

とある日曜の午前中。
高森聖奈は渡辺奈津美と一緒に運動することに。もちろんではないが明石裕奈も一緒。
高森聖奈はへとへとなのに渡辺奈津美と明石裕奈はなぜか平然。
「あ、あの…。」
「どしたの? 」
「日ごろ運動してないからよ。私が現役だったころ休みといえば朝から日が暮れるまで練習よ! 」
「でも、強くなんなかったけどね〜。」
「ゆーな? 」
渡辺奈津美はジト目。明石裕奈は笑っているだけ。
「ん? 」
「どしたの? 」
「あそこにいるのって…。」
そこにいたのは猫にえさを上げている少女。見た感じ普通の光景ではあるが少女のほうはどう見ても普通じゃない。
高森聖奈は目を白黒させているが渡辺奈津美と明石裕奈はいたって普通。
「よっ。」
「あっ。渡辺さんと裕奈さん、おはようございます。…そのお方は? 」
「転校生。」
と、あっけらかんと説明する明石裕奈に対して高森聖奈はきょとんとしたまま。
「えっと…ロボ? 」
ロボといわれた絡繰茶々丸ロケットパンチを飛ばして高森聖奈を突き飛ばす。それを見ていた明石裕奈と渡辺奈津美は頭をかきかき。
「あっちゃー。」
茶々丸さんにロボは禁句なのに…。」
「でも、ロボだよね、ロボだよね!? 」
あくまでもロボだと言い張る高森聖奈に対して絡繰茶々丸はビームを発射。
しかし高森聖奈はビームを手で払ってかき消してしまう。
それには周囲もびっくり。
「どしたの? 」
「体質よ。」
と、煙に巻く高森聖奈に対して絡繰茶々丸はもじもじ。
「あ、あの…3人にお願いがあるのですが…。」
そのお願いに3人は目を点にするのだった。




「お願いって? 」
「ちょっと言いにくいのですが…わたし、人間になりたいのです。」
「へっ!? 」
絡繰茶々丸の願いに目を点にする。
「だって…そのアンテナとか…。」
渡辺奈津美が指摘したのは耳にあるアンテナ。それに関しては明石裕奈も思案顔。
「確かに茶々丸さん人間になりたいというのはわかるんだけどさぁ〜。」
あきらめたように言うと絡繰茶々丸は涙目に。
「わかったわかった。」
とは言うものの服を脱がせるとやはり継ぎ目が。
「うーん…無理っ。」
「じゃあ、さぁ。見た目だけでもロボとわからないようにするのはどうかなぁ。」
とあきらめ気味の明石裕奈に対して渡辺奈津美は見た目を変えることを提案。
早速髪形を変えようとするが絡繰茶々丸は顔を赤らめてしまう。
「あ、あの…髪はハカセがあまりいじらないほうがいいと…。」
「でも、さらさらだよ。それに跳ね上げなくても…。」
と、みつあみにし、周りも感心。
「あっ。そうだ。」
と、明石裕奈が持ってきたのは花飾り。
それを絡繰茶々丸に付けてあげることに。
「ほら、かわいいじゃん。」
「あ、ありがとうございます…。」
と、絡繰茶々丸は顔を赤らめるが高森聖奈はなぜか釈然としなかったのだった。




「どうして人間になりたいの? 」
「実は…好きな人がいまして…。」
と、高森聖奈は変わりたい理由を聞くことに。
「好きな人って…。」
ネギ先生です。」
それを聞いてやっぱりという顔をする高森聖奈。
「で、そのネギ先生はなんて言っているの? 」
「それは…その…。」
「恥ずかしがってたらだめ。」
そういって絡層茶々丸を諭す高森聖奈。
「わかりました。でも、どうして高森さんは楽天的なのでしょうか? 」
「だって、なるようにしかならないじゃない。ロボだってなんだって引っ込んでいたらだめだと思うよ。」
「そう…ですか。」
「まず、にっこりしないと。」
と、高森聖奈は絡繰茶々丸に笑顔を見せることに。
「できる? 」
するとにっこりしようとするがどうしても作り笑いになってしまう。
「わたしには…その…。」
「あきらめちゃだめ! 」
練習すると多少ぎこちないが笑顔を作ることができた。
「実を言うと…わたし…あまり感情を現したことがないのでこういったことは…。」
「でも、素敵だよ。」
と高森聖奈はにっこりするが絡繰茶々丸はひとつの疑問を。
「そういえばさっきビームを手ではじいたのですが…。」
「魔法中和能力者。ディスペアリストって言うんらしいけど…。」
ためしにもう1度ビームを打ってみると直撃。
「だ、大丈夫ですか!? 」
「なあ、結構いじられているから慣れてはいるけど…いたたた。じゃあ、もう1度目の前に撃ってくれる? 」
そういわれると高森聖奈めがけビームを。するとビームを手ではじいてかき消してしまう。
「どうして、そんなことができるのですか? 」
「わからない。体質なのかなんなのか…。」
と、考え込んでいると渡辺奈津美と明石裕奈が。
「二人そろってなにやっているのかにゃ〜。」
「もしかして、内緒の話をしていたとか!? 」
すると否定するかのように絡繰茶々丸はぼそっと。
「…ナニヲオッシャルウサギサン。」
と、3人はなぜだか苦笑していたのだった




それからしばらくたったある日。ドアをノックする音が。
「はいは〜い。」
ドアを開けると絡繰茶々丸が。
「どしたの? 」
「この前の…お礼です。」
と、にっこりしてお茶とお茶菓子を手渡すが渡辺奈津美はきょとん。
「で、どうだったの? 」
「マスターはきもいとか言ってましたが。」
それを聞いて渡辺奈津美は苦笑。
「そうだ。一緒にお茶しない。聖奈ももう少ししたら戻ってくるからさ。」
しばらく考えるが絡繰茶々丸はにっこりするのだった。

補足
茶々丸は人間になりたいらしいです。
それをテーマに。脇も明石裕奈という変な組み合わせ
裕奈も石になっちゃったからなぁ…(関係ない


次週釘宮円