Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.7"柿崎美砂の場合"

いちばんの難関
なぜなら柿崎美砂メインでssを書いたことがないから(何
サブは和泉亜子で何回か。


はてさて? 

「なれた? 」
渡辺奈津美が高森聖奈に学園生活になれたかと尋ねると高森聖奈は頭をかきかき。
「慣れたというよりも…アクが強い人ばっかりでなんだか…。」
その答えに渡辺奈津美は頭をかしげる
「どういうこと? 」
「変人ばっかりでさぁ…。」
「なぁんですってぇ!! 」
と、高森聖奈の首を絞める。するとどこからか歌声が。
「コーラス部の練習ね。行ってみる? 」
「でも、勝手にお邪魔して…。」
「大丈夫よ。」
と、勝手に行ってしまうので後を追いかけることに。
すると、一人の女性が外で声を出していたが高森聖奈は首を傾げてしまう。
「どしたの? 」
「いや、なんでも。」
すると練習が終わったので渡辺奈津美が顔を出す。
「よっ。練習終わった? 」
「まあまあね…その人、亜子が言っていた人? 」
「柿崎も気があんの? 」
「そりゃねぇ…。」
柿崎美砂が高森聖奈に怪しい視線を。その視線を感じたのか高森聖奈はおずおずと出る羽目に。
「あ、あの…わたしじゃなくって。」
「大丈夫だって! 勝手に付いて行った訳なんだからさぁー。」
「なんだ、わかっているんじゃん。」
そういうと今度は柿崎美砂がジト目に。
「わたしは亜子が気になるから…。」
「本当は興味本位じゃなかったのかなぁ? 」
そういうとしょげる柿崎美砂
「はい、ごめんなさい。」
「まあ、亜子は気にしてなかったからいいんじゃない? 」
と渡辺奈津美が励ます。
「そうだよね、そうだよね! 」
と元気を取り戻し高森聖奈は頭をかきかき。すると柿崎美砂が提案を。
「そうだ! 3人でカラオケ行かない? 」
「いいけど? 聖奈は? 」
本当はいやだといいたかったが渡辺奈津美と柿崎美砂の目が妖しく光っているのを見ていけないといえず半ば強引に連れて行かれる羽目になったのは言うまでもない。




3人でカラオケボックスに行き盛り上がっているが主に歌うのは柿崎美砂と渡辺奈津美で高森聖奈は眺めているだけ。
「聖奈も歌いなよー。」
「え? わたし? いいから、いいから。」
そういうとまた怪しく光る。
「わ、わかったよ…。」
と、適当に入れて歌うことに。そして歌い終わってなぜだか視線は渡辺奈津美と柿崎美砂に。
「どうかな…。」
すると、二人とも拍手。
「すごいじゃない。」
「やればできるじゃん! 」
と、なぜか好評価。そして高森聖奈は顔を真っ赤に。すると柿崎美砂がこんな事を切り出す。
「ちょっと相談があるんだけどさぁー。」
「どしたの? 」
「ネギ君のことなんだけどさぁー…。」
聞いた瞬間二人でのけぞる。
「えっとー…柿崎も狙っているわけ? 」
渡辺奈津美が恐る恐る聞くと柿崎美砂はうなづく。
「でもさぁー。ちょっと幼いんだよね。」
「うんうん。」
「だからもうちょっと成長するまで待ってそのとき奪うのよ! 」
聞いた瞬間二人で飲み物を噴出す。渡辺奈津美は聞いたことがあるが高森聖奈は初耳。
「あのさぁー…。」
「柿崎はそういう人よ。」
と、高森聖奈は目を点にしたままだった。




それからしばらくたったある日。高森聖奈は誰かに呼び止められる。
「よっ。」
呼び止めた相手は柿崎美砂
「この前は…ごめん。」
「そんな、謝らなくていいから。」
とにっこり。
「でさぁ。この前言ってた事…。」
すると柿崎美砂は顔を真っ赤にしてもじもじ。仕方がないので近くのスタバで話を聞くことに。
「逆光源氏計画って言うんだけどさぁー…。」
「面白そうじゃない。」
「でもさぁー…なんだか、ネギ君の回りなんだか関係が進んじゃってさぁー…。」
すると高森聖奈はにっこり。
「あきらめたら"逆光源氏計画"も台無しになっちゃうんじゃない? 」
そのことを聞いて柿崎美砂はなぜか顔を真っ赤に。
「あ、あなたに言われるなんて思っても…見なかった…。」
「どうしたの? 」
すると柿崎美砂はなぜだかにっこり。
「渡辺はさぁー。わたしの言うこと笑っていたんだけどさぁー。聖奈はまじめに聞いているんだなぁーって。」
「あっ、そう。わたしはどんな話でも聞くけど? 」
そうにっこりしている高森聖奈を柿崎美砂はなぜだか直視できないのだった。




それからしばらく立ったある日。渡辺奈津美からこんな相談をうける。
「あのさぁー。柿崎が輝いて"逆光源氏計画よ"とか言っているんだけどさぁー。どういう風の吹き回し? 」
「ああ。あの後、相談受けちゃってさぁー。"あきらめたらだめよ"とかアドバイスしたんだけどさぁー…。」
それを聞いた渡辺奈津美は目を点に。
「何助けるようなアドバイスしてんのよ!! 」
と、また首を絞めるのだった。

補足
殆ど逆光源氏計画について触れているだけ。
光源氏計画って何という人は10巻あたりを参照していただければ(汗


次回、神楽坂明日菜