Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.6"大河内アキラの場合"

今日は麻帆良のマーメイド"大河内アキラ"
思ったんだけど魔法世界に行ってから殆ど設定が生かされていない…
輝いているといえば"非日常のプリンセス"だけ


ちなみに大河内アキラは誕生日4回・休載日・この系・ネコミミとすべてのssに出ているだけでなく佐々木まき絵明石裕奈和泉亜子村上夏美長谷川千雨まではいいのですが、現実に絡みがない綾瀬夕映宮崎のどか早乙女ハルナ神楽坂明日菜とまで絡みがあります(ぇ


果てさて? 

「この前何してたのよ!! 」
「だから、ついてきたんじゃないの? 」
「知らないわよ。ついていったらいきなり姿が消えたのよ!! まさかあの能力つかったんじゃないよね? 」
「だからーまき絵とかいう女の子がやってきてカラオケ行こうって…。」
「あのバカピンクがそんな気を利かせたこと言うわけないでしょ!! 」
と、渡辺奈津美と高森聖奈でやりあっている。その姿は傍から見ればただの痴話げんかにも見えないが事の興りは和泉亜子と一緒に付き合っているのが気にくわない渡辺奈津美が尾行していたのだが佐々木まき絵に煙に撒かれた…。
と、言うのが信じられないらしい。
「まあ、いいけど。この借りはきっちり付けてもらうんだからね。」
「はいはい。」
と渡辺奈津美の相変わらずさにあきれ返っている高森聖奈に誰かが話しかけてくる人が。
「渡辺さんと高森さん? 」
「あれ、あなたは…。」
「アキラ? 」
二人に話しかけてきたのは大河内アキラ。やっぱり和泉亜子のことが気になって渡辺奈津美とかと一緒に尾行していたのだがやはり撒かれてしまった人の一人でもある。
「あの・・・まき絵に言われたんだけどその…謝りに来たんだ。」
それを聞いて目を点にしたのは渡辺奈津美のほう。
「えっと…その…。」
「ほら、自分の言い分を通そうとするからこういう結果になるんだから。」
と、言われて渡辺奈津美はいじいじ。
「その…疑って…ごめんなさい。」
「渡辺さんもまじめなんだ。よかった。」
「わたしは気にしてないんだから。で、和泉さんはどうなの? 」
大河内アキラに聞き返すと大河内アキラももじもじ。
「亜子は…そんなに気にしてなかったけど…。わたし、部活があるんで!! 」
と、そのまま走り去ってしまい渡辺奈津美と高森聖奈はきょとんとしてしまうのだった。




「大河内さんって何しているの? 」
「水泳部のエースなんだってさ。泳ぎが得意で優しくて力持ち。ついたあだ名が"麻帆良のマーメイド"なんだって。」
「ふーん。」
とか言いながら二人で向かった先は学園の屋内プール。ここで水泳部が練習しているらしい。
「これが麻帆良の水泳部? 」
「まあ、県内の水泳大会でも好成績を収めているからね。」
と、渡辺奈津美の説明を聞きながら練習風景を眺めている高森聖奈。
「いたいた。」
「大河内さん? 」
高森聖奈が指差した先を見ると大河内アキラが黙々と練習をしている。何か納得がいかないのか部員と話してはひたすらに泳ぐ。
その光景を高森聖奈と渡辺奈津美が眺めている。
「どこかの誰かさんとは大違いね。」
「うっさい!! 」
とからかっていると渡辺奈津美の携帯電話に呼び出しが。
「ちょっと、用があるから。」
そういって渡辺奈津美はどこかへといってしまうが高森聖奈は眺めたまま。
部活が終わっても大河内アキラだけは黙々と練習を続けている。
「何考えているんだろう…ちょっとおかしい…。」
そう思った高森聖奈はプールサイドへ。もちろん姿を消してロッカーを抜けることに。
高森聖奈が近づいても大河内アキラは練習を続けたまま。プールサイドで声をかけることに
「お疲れっ。」
「!!?! 」
黙々と練習を続けていた大河内アキラは高森聖奈がいることにびっくり。
その衝撃で足をつってしまいおぼれそうになるが高森聖奈が何とか引き上げる。
「大丈夫? 」
「大丈夫じゃない! …それにどうやって? 」
「ナ・イ・ショ。」
どうやってきたかは話そうとしない高森聖奈。
「何でそんなに練習してるの? 」
それに関しては話そうとしない大河内アキラ
「意外と頑固なんだね。もしかして和泉さんとかまき絵ちゃんに引け目を感じているわけ? 」
高森聖奈につつかれると大河内アキラはぼそり
「そんなわけじゃないけど…ちょっと待って。」
そういうとロッカールームに走りすぐさま着替えて戻ってくる。
「私さ何もできないんだ。ただ泳ぐだけ。」
「ほんとに? もしかしたら自分に正直になってないんじゃないの? 」
そういわれると首を横に振る。
「意外とかわいいのにね。」
そういうと大河内アキラは沸騰してしまう。
「ちょっとだけ悪い子になっちゃえばいいのに。」
高森聖奈が言うと大河内アキラは目を点に。
「…どうすれば。」
「夜遊びするの。今日の21時に迎えに行くから。」
そういうと高森聖奈はプールを後にしきょとんとした大河内アキラだけが残されたのだった。




「確か、大河内さんは…。」
と、行こうとすると部屋の目の前に大河内アキラが。
「もうちょっと…はやくくるかと思った。」
しかし、高森聖奈は大河内アキラだと認識できずきょとんとする。
「どちらさま? 」
「わたしだよ。」
大河内アキラはポニーテールを解き服装もいつもとは違うかわいい格好に身を包み高森聖奈が来るのを待っていたらしい。
「やればできるじゃん。」
「…それは言わないで。」
と、かわいい格好の大河内アキラを見てにっこりすると高森聖奈は大河内アキラをお姫様抱っこ。
「な、何をするの? 」
「怖がらなくていいから。」
すると高さ数十mもある吹き抜けに向かってジャンプ。
「こ、怖い!! 」
大河内アキラはおびえるが高森聖奈は呪文をぼそり。
「…風よ。」
すると二人はふわっと浮き上がり難なく着地する。
「な、何が起こったの!? 」
「わたしが魔法使いといったら信じられる? 」
「で、でも!? 」
「…といっても簡単な風の魔法しか使えないけどね。」
「…師匠は? 」
高森聖奈はちょっと考えるがいうことに。
「麻帆良市内で養護の先生をしている仙崎直美さん。まあ、アクが強い人だけどね。」
名前に聞き覚えがあるのかちょっと考え込む大河内アキラ
「確か行き遅れで二人の子供抱えてどうするのよっていつも叫んでいるような…。」
それを聞いた高森聖奈はジト目に
「あのおばさん…。」
「それよりも夜遊びに行くんでしょ、こんなところにいたらみんなに見つかっちゃうよ。」
「そうだね。認識阻害はかけているから大丈夫だけど…。」
そういうと大河内アキラを連れて寮を出ることに。
外はイルミネーションで彩られていて二人そろって目を輝かす。
そんな中ウィンドウショッピングをしたり外でコーヒーを飲んだり手をつないだりとまさにデートそのもの・
そんな中大河内アキラが切り出す。
「…あのさぁ、行きたいところがあるんだけど? 」
「どこ? 」
そういうと大河内アキラは高森聖奈を引っ張って水族館へ。
あいにくながら営業は終了しているがどうしても入りたいのかいじいじ。
「わかった、わかった。」
そういうとどこからか入って内側から扉を開ける。
「…これで共犯だね。わたし、悪い子になっちゃった。」
「どういう意味? 」
と、聞き返すと大河内アキラは舌を出してにっこり。
「で、どこに行くの? 」
と高森聖奈は大河内アキラに引っ張られるだけ。
付いたのはイルカのプール。やはり夜なのかイルカもすやすや。
「どうして、ここに? 」
「わたしさ、夢があるんだ。何時かイルカと一緒に泳げたらいいかなぁ…って。」
「だから水泳部でがんばっているんだ。すごいじゃない。」
「でも…気になる人もいるんだ。」
「担任のネギ先生のこと? 」
核心をつつかれると大河内アキラは顔を真っ赤に。
「亜子がその…。だから…わたしも…。」
「本心を出したらいいと思うよ。アキラってさ頑固なところあるよね。」
そういわれると自分でも認めているのかうなづく。
「…でも、それがわたしだから。」
「いいんじゃない、それも? 周りにいい人たちがいるんだからさ。」
そういわれるとただ、うなづくだけ。しばらくすると見回りがやってくる足音が。
「ど、どうしよう。」
と、大河内アキラは慌てふためくが高森聖奈はにっこり。
「大丈夫よ。わたしに任せて。」
と、また大河内アキラをお姫様抱っこすると。壁に手を当て擦るように走る。すると二人は姿を消してそのまま水族館を後にするのだった。




その翌日も渡辺奈津美と高森聖奈はやりあっている。
「なぁんで夜遊びして朝帰りしてくんのよ!! 」
「だから、帰れなかったんだって。仕方がないから友人のところに泊めてもらって…。」
「そんなこと聞いてないって!! 」
すると大河内アキラがやってくる。
「あっ。高森さんと渡辺さん。またけんか? 」
「そうなの。アキラもなんか言ってあげてよ。」
と同意を求めるが大河内アキラはにっこり。
「渡辺さんも正直になったら? 後高森さんも怒らせたらだめだよ。」
そういうと二人とも目が点に。
「どういう風の吹き回し? 」
「さぁ。」
二人とも首をかしげているが大河内アキラはにっこりしているのだった。

補足
ポニーテールを解いてかわいらしいとこを見せようとがんばるのですが年齢詐称薬をのめばたきゆん…


サラッとしか書いてないけどそのまま仙崎先生のとこに泊まってます。


次回、柿崎美砂。その前の和泉亜子の誕生日が(汗
もっともその前にネギま!つっこみがががが。


もう、終わりなのにどこをどうツッコメと(-.-: