Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.3"朝倉和美の場合"

今日は朝倉和美の回。
朝倉さん推しというと関西に朝さよ同盟の主というものがいましてすっごく朝倉さんを推しているんですがなぜたタイトルはこのかでした(汗


朝倉さんは誕生日で2回書いているのですがカップリングは相坂さよ大河内アキラとか

高森聖奈が学園生活になれたころやたらめったらついてくる怪しい存在がいた。
調べようにもどうすることができないのでとある場所へ。
「高森さんどうかしたのですか? 」
「なんか変なのに付きまとわれているような…。しかも渡辺さんじゃないんだよねぇ…。」
相談した相手は生徒会長である九条梢。九条梢も首をかしげているがすぐさま答えが出てきた。
「もしかしたら…報道部の人じゃないのですか? 」
「報道部?? 報道部といえば各校にひとつはある…。」
「麻帆良の報道部をバカにすると後でしっぺ返しくらうわよ。特に…」
九条梢は1枚の写真を出す。それはとんがった髪形をした少女の写真。
「このニワトリ頭の子が報道部の危険存在? 」
「そうよ。名前は朝倉和美。スクープあるとこ彼女ありといわれているわ。あんたも気をつけた方がいいよ。」
と九条梢に釘を刺される高森聖奈。
「わかった。できるだけ馬脚は出さないようにするけど…。」
うなづいて外に出るとそのニワトリ頭の少女・朝倉和美が待ち構えていた。
「よっ。」
「なんか用ですか? 」
と、九条梢が不機嫌そうに応対する。
「イヤー。あんたじゃなくって転校生に話があるんですけど。」
「転校生? 確かにいますけど今日は会いたくないと…。」
「あっれぇー。さっき生徒会室に入るのは目撃したんだけどなぁー。」
首をかしげながら生徒会室に入るともぬけの殻。それを着て朝倉和美は頭をかきかき。
「とにかく、今日は帰りましたので引き取ってもらえません? 」
「しょうがないなぁー。」
そういって朝倉和美は退散して九条梢はほっとしたのだった。




それからも高森聖奈には朝倉和美が付きまとい何とか逃げる生活を送っている。
そんなある日の放課後。高森聖奈の後ろにはやっぱり朝倉和美が。
「うーん。何考えているんだろ。うっとうしいんだけどなぁ…。」
そういうと壁に手を付けてゆっくり歩く。すると、周囲と同化して見えなくなってしまう。
「これで何とか…。」
と、ダッシュすると誰も知られていない場所へと向かう。
「ふぅーここなら…。」
と、ほっと胸をなでおろしているとどこからともなく声が。
「ふっふっふっ。朝倉さんから逃げ切れると思ったら大間違いなのですー。」
肩にくっついているのは相坂さよ。どうやら朝倉和美が投げて高森聖奈にくっつかせたらしい。
「…。」
高森聖奈の肩に乗っかり勝ち誇る相坂さよに対して頭を抱える高森聖奈。
相坂さよを摘み上げるとおもむろに穴を掘り埋めようとする。
「成仏してください。むしろこの世から消え去って。」
「埋めないでくださいぃー!! 」
「そんなところに居たんだ。何してるの? 」
と、声をかけてきたのは朝倉和美相坂さよ朝倉和美を見つけると飛びつき助けを求め、それを見た瞬間高森聖奈は頭を抱えてしまう。
「なんでもないよ。」
「でも、私を避けているような気がしたけど? 」
「普通に日常を生活したいのよ。」
「私には高森さんが新鮮に見えてならないのよ。」
「転校生だから? 」
高森聖奈が尋ねると朝倉和美はにっこりしてうなづく。
「だってさ…わたし"真実の奴隷"だから。知りたいこといっぱいあるんだから。」
「へぇ…。」
うなづきながらも高森聖奈はかまをかけてみることに。
「じゃあさ。この学園のことどのくらい知ってるの? 」
「んっとねぇ…。」
と差しさわりのない範囲で教えてもらえる。
「さすが報道部。」
「だって、わたしはスクープさえあればどこでもやってくるからね。」
と、勝ち誇る朝倉和美に対して高森聖奈は思案顔。
「どしたの? 」
「なんでもないわ。」
「じゃ、そういうことで。」
と。立ち上がり手を振って立ち去り高森聖奈はあきれ果てていたのだった。




「なんか猫をかぶっているような気がするような気がするんだよなぁー。」
「でも、相手は天下の報道部よ。」
その日の夜、高森聖奈と渡辺奈津美は朝倉和美についてあれこれ。
渡辺奈津美も朝倉和美についてはいじられたらしくあまりいい顔をしない。
「何とかぎゃふんといわせたいんだよねぇー。」
「無理無理。朝倉さんはしたたかだから。下手なことすると弱み握られるわよ。」
と話していると。呼び鈴が、ドアを開けるとぬいぐるみが渡辺奈津美に飛びついてくる。
「な、何よ!? 」
「わ、渡辺さんに高森さぁーん。朝倉さんが朝倉さんが!! 」
ぬいぐるみの正体は相坂さよ人形。
「どうしたのよ!? 」
「なんか怪しい声がするから取材に行ってくると言って帰って来ないんですー。」
「で、どうしろというの、まさか普通の女子中学生に助けに来てくれというんじゃないですよねぇ? 」
「渡辺さん確か"錬金術師の娘"とか呼ばれていませんでしたっけ? 」
その言葉を聞いた渡辺奈津美はカチンと来たのか相坂さよ人形をつかむとそのまま沸騰しているなべに投げ込んでふたをしてしまう。
「ああっ。熱いですぅ!! 助けてくださいぃー!! 」
呪縛霊が。そのまま茹で上がって成仏しなさい。」
ご無体なぁー!! 」
「まあまあ。」
とりあえずゆでかかっている相坂さよを助け二人で行っていた場所へと向かう。
そこはどこにでもありそうなお屋敷。やはり怪しい声が響く。
「確かに響くわね。」
「もしかしたらとんでもない目にあっているかもしれないから早く助けに行かないと。」
「お願いしますぅー。」
と、二人は入り込むと当たりは暗い。とりあえず懐中電灯で照らしながら捜索をする二人。
すると怪しい声が響く部屋にたどり着く。
「ここね。」
「ここみたいだね。」
意を決して扉を開くと朝倉和美が倒れているがその傍らには子猫たち。
「もしもーし。」
声をかけてみるが返事なし。
「…気を失っているだけみたいね。」
「もしかしてネコ助けるためにかばったとか? 」
「まあ、それもあるかもね。とりあえず後でじっくり話を聞こう。」
そういうと高森聖奈が朝倉和美をおんぶし渡辺奈津美はネコたちの入っている箱を持って後にするのだった。




「イヤー。まいったまいった。怪しい声がするかと思ったらネコちゃんでねーとっさに物が落ちてきたからかばったら打ち所がわるくてさー。」
と頭を書きながら朝倉和美が話しているが高森聖奈と渡辺奈津美はジト目。相坂さよはおろおろ。
「ふーん。」
「取材するのはいいけどしょーもないことに巻き込まないでね。でさぁ。」
「どしたの? 」
「なぁんで聖奈の事かぎまわってたの? 」
「いやー。この時期に転校生が入ってくるなんて珍しいからさぁー。何か裏があって調べていたんだけどどうも芳しい結果が得られなくてねぇー。」
「へぇー。」
明らかにジト目な渡辺奈津美。
「何か隠しているんじゃないのかしら? 」
「な、何も隠してないって。それに手に持っているのは…。」
「洗いざらいしゃべってもらうわよ。」
「それだけは…。」
と、朝倉和美と渡辺奈津美がどたばたやりあっているのを高森聖奈は苦笑いしながら見ているだけだった

補足
朝倉さんメインと言うのもありますが相坂さよをいじりまくってます。
ほぼギャグ担当としか。


次週、綾瀬夕映
明日はネギま!ツッコミ。