大河内アキラ誕生日ss4"ナチュラルに恋して 大河内アキラの場合"

4周目に突入しました!!


ちなみにはじめてから欠かさず書いているのが運動部4人と綾瀬夕映宮崎のどか*1


今日はその毎年欠かさず書いている運動部カルテットの一人大河内アキラ
とりあえず宮崎のどかと続き物なのでそこから読むといいよ(ぇ

それはとある日のこと。
明石裕奈大河内アキラを見て一言ぼそり。
「アキラってさぁー。もったいないよねぇー。」
「どうして? 」
「スタイル良いんだしさぁー。何着ても似合うじゃん。なのに彼氏が出来ないって。」
言われた大河内アキラは顔を真っ赤に。
「それは泳いでいたからであって裕奈とかの方がかっこいいし。」
「何言ってるのかなぁー。」
と、にやり。
「アキラって色気ないんだよね。スタイルいいのにスポーツブラなんて。」
「だって、そっちのほうが。」
と言っているが明石裕奈はお構いなしに大河内アキラの胸を触りだす。
もちろん触られた大河内アキラはそのまま肘うち。
「アキラひどいよ〜。」
「…勝手に触るから。」
とかいいながらも別に怒っているわけではなく何かを考えているようだった




それからしばらくたったある日のこと。大河内アキラは鏡を眺めていた。
「(裕奈はもったいないとか言っていたんだよね…。そうかもしれないなぁ…。)」
と、深いため息。
「(もしかしたら変わったほうがいいかもしれない・・・)」
そういうと髪飾りをはずす大河内アキラ。自慢のポニーテールはさらさらのウェーブヘアーに。
しかしながらクローゼットを見てため息。
「(似合う服がない…。そうだっ!! )」
とおもむろに引き出しを明け茶封筒を取り出す。
それは夏休みにバイトをした給料。もったいなくって使えずにいたまま引き出しの奥にしまいっぱなし。
「(自分のために使いなさいって言ったけど…。)」
ふと目をやると飴玉が。それを食べると大人になった。
「これでよしっ。」
そしてファッション雑誌を持って街へ出ることに。
どれが似合うかを自分で確かめながら。
気がつくと誰が見ても振り返る美人に。もちろん誰かどう見ても大河内アキラに見えない。
と、同時になぜだかため息。
「(でも、どうしよう。まさか他の人に見られないとは思うけど…。)」
と、考えながら歩いていると誰かとぶつかってしまう。
「(の、のどか!? )」
ぶつかった相手は宮崎のどか宮崎のどかはよろけてしりもちをついてしまったので手を差し伸べることに。
「あ、あれ!? 」
「どうかしたの? 」
「な、何でもありません。あ、あの…。」
「??? 」
「私、友達から"子供っぽい"とか言われたんです。どうしたらお姉さんみたいに大人っぽく見えるか教えてください!! 」
と、宮崎のどかから懇願されてしまいなぜだかきょとん。とりあえず気づいてなさそうなので承諾することに。
「うん、いいよ。」
「そ、そうですか。ありがとうございます。私、宮崎のどかって言います。お姉さんは? 」
そういうと少し考えた後ににっこりして口答えた。
「私? 滝沢結貴っていうの。」
「今日はよろしくお願いします。」
深々とお辞儀をする宮崎のどかを見て滝沢結貴が指摘したのはやけに長い前髪。
「その前髪を何とかしないと。」
しかしながら宮崎のどかといえば顔が隠れてしまうくらい長い前髪。
変えるといってもポニーテールくらいしかない。
「(やっぱりこうなっちゃうんだよなぁ…。)」
「どうか、したのですか? 」
問い返されて首を横に振る滝沢結貴。
「そうだ。」
そういうと宮崎のどかの手を引っ張りとある場所へと連れて行く。
そこにはかつらがいっぱい。
「わ、わたし。こういうの恥ずかしい…。」
それを見た宮崎のどかは顔を真っ赤にするが滝沢結貴がとあるウィッグを持ってくる。
「これだったら宮崎さんにも似合うはずだよ。」
「で、でも…。」
そういって謙遜するが滝沢結貴は宮崎のどかの髪を解いてウィッグを組み入れる。
しばらくすると宮崎のどかの髪がロングヘアーに。
「こ、これが…わたし!? 」
「気分はどう? 」
「なんだか別人になったみたい…。」
鏡を見て驚く宮崎のどかをよそに滝沢結貴は目の前に据わってお化粧をしてあげることに。
人にお化粧なんかされたことない宮崎のどかは顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
「わ、わわわ恥ずかしいですぅー。」
「恥ずかしがったらだめ。大人の女性になりたいんでしょ? 」
そういわれるとまるで借りてきた猫のようにおとなしくなってしまう。
そしてしばらくすると宮崎のどかは別人みたく化粧されていた。
もちろん、宮崎のどかはびっくりするが滝沢結貴はにっこりするのだった。




その後、ブティックへ向かう滝沢結貴と宮崎のどか
しかし、滝沢結貴は悩んでしまう。
宮崎のどかが幼いのか何を着ても幼く見えてしまうこと。
大人になれないことをしょんぼりする宮崎のどか
「やっぱり私…。」
と、そこに滝沢結貴が持ってきたのは青と白のワンピースで宮崎のどかもきょとんとしてしまう。
「でも…。」
「宮崎さんだったらお似合いだと思うよ。」
「でもそれじゃぁ…。」
「背伸びしないの。」
駄々をこねる宮崎のどかを諭す滝沢結貴。しぶしぶ袖を通すとなぜだかそっちのほうが似合っている。
「ほらこっちのほうが似合ってる。」
そういわれて宮崎のどかもにっこり。
「結貴さんありがとうございます〜。」
「そ、そんなお礼なんて。」
「そうだっ。おいしいレストラン知っているんでそこに行きません? 」
宮崎のどかに案内されて二人でレストランへ行くことに。
「今日はありがとうございます〜。」
「そ、そんなお礼なんて…。」
と、滝沢結貴は謙遜する。
「結貴さんひとつだけいいですか? 」
「えっと…。」
「アキラ…だよね? 」
「えっ!? 」
いきなり自分の正体をばらされて慌てふためく滝沢結貴。
もちろん宮崎のどかもあてずっぽうで言っているわけではない。その証拠にテーブルにはひとつの指輪が。
「これだけじゃぁ…ないよね。」
そういうと宮崎のどかはにっこり。
「だって、いつもは"のどか"って読んでいるのに今日に限って"宮崎さん"なんだもの。それに…。」
「それに? 」
「確か最初にこけた時ちょっとだけびっくりしていたんだもの。」
「そうなんだ…。年齢詐称薬飲んでもばれるものなんだね。」
と、顔を真っ赤にする大河内アキラだが宮崎のどかはにっこり。
「今日は付き合ってくれてありがとっ。やっぱりアキラは何着ても似合っているよ。」
「のどかだって…可愛いのに。」
宮崎のどかはニコニコしているままだが大河内アキラはなぜだか顔を真っ赤にしているのだった。




「あのさぁ…。」
「そんな神妙な顔してどしたの? 」
それからしばらくたったある日大河内アキラ明石裕奈に服を見てもらうことに。
しかし、恥ずかしいのか顔を真っ赤にしたまま。
もちろんそのことを突っつく明石裕奈
「何もったいぶってるのー。」
そういうと部屋の隅っこに隠れてしまいごそごそと着替えを。
しばらくすると黒を基調としたワンピースを着てくる大河内アキラだがいつも着ている服とは違うことにびっくりする明石裕奈
「どしたの? 」
もちろんいつものポニーテールではなくウェーブヘアー。
「た、たまにはイメチェンしようかなぁと思ってさぁ…。そ、そんな目で見ないでっ!? 」
「へぇー、アキラもとうとうゴスロリに目覚めたんだぁー。」
明石裕奈にしげしげ眺められて恥ずかしがる大河内アキラ。と、そこにドアが派手に開いて佐々木まき絵が入ってくる。
「あ、アキラっ!? どうしたの!? 失恋でもしたの!? 」
「イメチェンだってさ。」
「へぇー。」
と、大河内アキラを眺めて佐々木まき絵が一言。
「いつものアキラと違ってすっごく可愛いよ。」
そういわれると大河内アキラは顔を真っ赤にするのだった。

補足
宮崎のどか誕生日ssを大河内アキラ視点で見たらこうなりました


結局アキラもゴスロリに手を出しましたw
タイトルはナチュラルに恋してなんだけど"fancy baby doll"のほうがよかったと(マテw*2


本当に似合うかどうかは…
次回は明石裕奈

*1:村上夏美桜咲刹那長谷川千雨那波千鶴近衛木乃香神楽坂明日菜はー1。早乙女ハルナ雪広あやか絡繰茶々丸、くーふぇい、葉加瀬聡美は1回

*2:ちなみにタイトルはPerfumeの1曲。fancy baby dollは田村ゆかりライブでは必ず歌う曲。世界一可愛いよ!!のコール&レスポンスはたくさんのバージョンがあることで有名。ちなみに先週木曜日の運動部考察のタイトルはゆかり姫の曲から。