宮崎のどか誕生日ss3"ナチュラルに恋して 宮崎のどかの場合"

"魔性の女"と一部で呼ばれている天然少女の誕生日。
あくまでも一部ですからね(マテw


さて、いつもどおりたわいもない会話から始まるわけなのだが…。

それはとある日の事。
親友の早乙女ハルナ綾瀬夕映にデートにいく服を見せることに
「こんな感じなんだけど…。」
「のどからしいです。」
しかしながら早乙女ハルナは思案顔。
「ハルナ、どーしたの? 」
「うーん。大人っぽさがないんだよねぇー。せっかく"魔性の女"と呼ばれているんだからもうちょっと色気振り向かないとなぁー。」
それを聞いて目を点にする宮崎のどか
「ネギせんせーは"のどかさん、可愛いですよ"言ってくれるよ。だから…。」
「だぁー!! それは建前で言っているだけ! ネギ君はもっと大人っぽい人が好きなはずよ!! 」
早乙女ハルナにゆすられて目を回す宮崎のどか
「じゃあ、どうすれば…。」
「こんな感じよ。」
そういってファッション雑誌を見せる早乙女ハルナだったが宮崎のどか綾瀬夕映はなぜだか思案顔。
「ハルナがこういうの持っているのって珍しいー。」
「もうすでに女を捨てていたとは思っていたのですが…。」
「あたしがそんなの持ってちゃいけないのかよー!! 」
変なことを指摘された早乙女ハルナは逆上。もちろん後でお仕置きされたのは言うまでもない。




それからしばらくたったある日。
宮崎のどかはブティックの前に立っていた。
「ハルナはこういう格好をしたほうがいいよとか言っていたけど…。」
自分のスタイルを見て苦笑い。仕方がなくほかの店に移ろうと歩き出してしばらくすると誰かにぶつかってしまう。
「大丈夫。怪我なかった? 」
「は、はい…。」
宮崎のどかはぶつかったせいでよろけてしりもちをついてしまい女性は手を差し伸べる。
「あ、あれ? 」
差し伸べられた宮崎のどかは女性の顔を見てなぜかどぎまぎ。
「どうかしたの? 」
「な、何でもありません。あ、あの…。」
「??? 」
「あ、あの。私友達から"子供っぽい"とか言われたんです。どうしたら、お姉さんみたいに大人っぽく見えるか教えてください!! 」
宮崎のどかから懇願された女性はなぜだかきょとん。もちろん、宮崎のどかも見ず知らずの女性ではないことを確信してのお願いではあるが。
女性は少し考えた後に承諾。
「うん、いいよ。」
「そ、そうですか。ありがとうございます。私、宮崎のどかって言います。お姉さんは? 」
そういうと少し考えた後ににっこりしてこう答えた。
「私? 滝沢結貴って言うの。」
「今日はよろしくお願いします。」
と深々とお辞儀をすると滝沢結貴が宮崎のどかに。
「まずはその前髪を何とかしないと。」
「やっぱり…ですか、みんな言うんです。」
滝沢結貴は宮崎のどかの前髪を見て考え込んでしまう。
「やっぱりこうなっちゃうんだよなぁ…。」
そういうと前髪を上げるとポニーテールに。
そしてとある場所に連れ込むとそこにはかつらがいっぱい。それを見た宮崎のどかは顔を真っ赤に。
「わ、わたし。こういうの恥ずかしい…。」
すると滝沢結貴がにっこりして持ってきたのは宮崎のどかと同じ色のウィッグ。
いったん髪を解いてウィッグをつけると宮崎のどかがロングヘアーに。鏡を見た宮崎のどかは驚いてしまう。
「こ、これが…わたし!? 」
「気分はどう? 」
「なんだか別人になったみたい…。」
すると滝沢結貴は宮崎のどかの前に座ってお化粧をしてあげることに。
「わ、わわわ恥ずかしいですぅー。」
「恥ずかしがったらだめ。大人の女性になりたいんでしょ? 」
そういわれるとまるで借りてきた猫のようにおとなしくなってしまう。
そしてしばらくすると宮崎のどかは別人みたく化粧されていた。
もちろん、宮崎のどかはびっくりするが滝沢結貴はにっこり。
「これが…」
「そうだよ。宮崎さん可愛いんだから。じゃあ、服、選ぼうか。」
そういってブティックに行く二人だが宮崎のどかは思案顔。
「どこかで聞いた事がある声…。」
そういって滝沢結貴の見えないところで指輪をはめるのだった。




ブティックに行きあれこれいいながら服を選ぶ宮崎のどかと滝沢結貴。
しかし、何を着ても幼いのか浮いてしまう。
「やっぱり…。」
しょんぼりする宮崎のどかに対して滝沢結貴が持ってきたのは青と白のワンピース。
それはまるでファンタジー小説のヒロインが着るような物。
「でも…。」
「宮崎さんだったらお似合いだと思うよ。」
「でもそれじゃぁ…。」
「背伸びしないの。」
そう諭されるとはっとする宮崎のどか。そしておもむろに袖を通すとこっちの方が似合うのか宮崎のどかもにっこり。
「結貴さんありがとうございます〜。」
「そ、そんなお礼なんて。」
「そうだっ。おいしいレストラン知っているんでそこに行きません? 」
と、レストランに案内するとニコニコ。
「今日はありがとうございます〜。」
「そ、そんなお礼なんて…。」
と、滝沢結貴は謙遜する。
「結貴さんひとつだけいいですか? 」
「えっと…。」
「アキラ…だよね? 」
そういって指輪みたいなものをテーブルに置いてにっこり。もちろん慌てふためく滝沢結貴もとい大河内アキラ
「えっと…。いつから気づいてたの? 」
「だって、アキラが宮崎さんって呼ぶんだけれどもちょっとびっくりしているんだもの。」
「そうなんだ…。年齢詐称薬飲んでもばれるものなんだね。」
と顔を真っ赤にするが、宮崎のどかはニコニコ。
「やっぱりアキラは何着てもかっこいい…。」
「のどかは可愛いよ。」
「ありがと。」
大河内アキラは顔を真っ赤にしているが宮崎のどかはニコニコしているのだった




ゆえゆえー。ハルナー。」
「どーしたのよ? 」
「今度ね、ネギせんせーとデート行くの。」
「そうですか、よかったですね。」
「それでね、この服着ていくの。どうかなぁー。」
と見せたのはこの前大河内アキラが選んでくれたアリスっぽいワンピース。頭には大きいリボンが。
それを見た早乙女ハルナ宮崎のどかの頭をぐりぐり。
「いつからあんたの頭はお花畑になったのよ!! 」
「まあ、のどからしいといえばのどからしいのですが。」
「で、誰に選んでもらったの? 」
宮崎のどかに聞いても口を濁すだけ。
「ナ・イ・ショ。」
そういってにっこりするのだった

補足
宮崎のどか×大河内アキラ
なのですがいつもどおり滝沢結貴と言う女性が登場w
実写版ネギま!で大河内アキラを演じた女優さんです。今はデザイナー?
まきゆえ*1とのどあき*2はここではほぼデフォルトにwww 
やっていることは村上夏美誕生日と代わらないとか


年齢詐称薬が出るのはおなじみなのですが今回は"鬼神の童謡"と言う超凶悪マジックアイテムが*3
これがあるから本屋ちゃんは強くなった? 


ちなみに別バージョンがありますがそれは大河内アキラ誕生日ss4で。

*1:佐々木まき絵×綾瀬夕映

*2:宮崎のどか×大河内アキラ

*3:真の名がわかってしまうマジックアイテム