ダブルクロスへのオマージュ

18日に3rdにバージョンアップするダブルクロス
セカンド時代にコンベンションで使って愛着がわいたキャラクター二人にクローズアップ
もうひとりくらい書けるかなと思っていたが最近遅筆でorz


考えてみたら。ネギま!以外のssなんてここでは初めてだよw
はてさて。

"水谷奈美の場合"


水谷奈美。
オルクス/エンジェルハイロゥの高校生で水を操る。
親の理解があるのか何不自由なく生活していて高校では図書室で本を読みながら小説を書いていたりする
がどうして覚醒したか自分ではわからずそれが自己嫌悪につながりなかなか輪には入りづらいところもあるらしい




「大変…遅くなってしまったです。」
夕暮れの街角を足早に歩く水谷奈美。何をしていたかといえば図書室で本を読みふけっていたから。
最近は一人でいることも多い。でも本人は気にしていない。
「今日の夕飯は何でしょう。…そろそろ子ども扱いしないでいただきたいものです。」
と深いため息。すると耳鳴りがする。悪寒を覚える水谷奈美。
「これは…私が私でなくなってしまう嫌な前触れです。」
嫌悪感を感じながらも耳鳴りのする方向へと向かうと血まみれの男が。
「だ、大丈夫ですか!? 」
「き、君は…僕を殺しに来たのかい? 」
「そ、そんな事無いですよ。そ、それよりも早く病院へ! 」
と、抱きかかえようとするが反対に抱きつかれ、顔を真っ赤にしてしまう。
「女の子に介抱されるなんて男として負けているよ。」
と、よろめきながら立ち上がる。それでも水谷奈美に対して何かを手渡そうとする
「君に…預かってほしいものがある。」
そういって水谷奈美に1枚のディスクを手渡す。
「これは? 」
「ここではいえない。でも、君は信頼できる人間だよ。」
それだけ言って男は血を流しながら立ち去る。水谷奈美はきょとんとするが警察やらなんやらが来て騒がしくなったので自分もそそくさと立ち去ることにした




「あの人は…なんだったのでしょう? 」
その翌日、昨日であった男とその男から手渡されたディスクについてあれこれ考え出す水谷奈美。
「確かにあの時いたのはあの人と私だけです。それだからといってほぼ初対面です。」
と、考えていると何故だか顔を真っ赤に。
「何やってんだ。」
と授業中にもかかわらず顔を真っ赤にして先生から疑われてしまい目を点にしてしまう。
「さっきはどーしたの? 」
と、放課後に友人からつっこまれてしまう水谷奈美。
「な、なんでもないです!! 」
「あっれぇー? 恥ずかしがってるよ。」
「そんな事無いです! 」
と、からかわれて真っ赤にするが水谷奈美にだけ違和感を感じる。
「こっちに来るです!! 」
すると、校舎のガラスが割れて二人に襲い掛かってくる。友人は茫然自失。とにかく強引に引っ張り安全な場所まで連れて行くとまたもとの風景に。
「(あれは…私を狙っているようでした。)」
と、考え込むついでに友人をひっぱたき正気に戻す。
「あ、あれ? ここは、何処? 」
「なんでもないですよ〜。」
「なみちゃんずる〜い。」
「ずるいも何も無いですよ。そうでした。これからアイスでも食べに行きませんか? もちろん、私が出すですよ。」
友人は膨れているがアイスと聞いて何故だかにっこり。
「うん、いいよ。そうだ、駅前のあそこ行かない? すっごくおいしいんだよ〜。」
と、なぜか引っ張られていく水谷奈美だった。




それからしばらくして自分で情報を集める水谷奈美。
とはいえでもディスクの中身を確かめなければどう情報を集めていいかわからない。
「はて…。」
と、渡されたディスクをパソコンに入れる。
しかし、出てきたのは数字や文字の羅列で目を回してしまう。
「な、何ですか。これ…。」
調べようにもこれでは何も出来ない。
「これでは、手詰まりです…。」
と、パソコンを前に考え込んでしまう。するとひとつの考えが頭に浮かぶ。
「仕方がないです。」
と、やおら立ち上がりどこかへと向かう。
「失礼するです。」
「ん? どうした? 」
向かった先はまた別の友人の家。この友人はネットにも長けていて自分のことを理解していて協力してくれている。
それ以上にオーヴァードと言うのもあると言うのもあるが結構信頼している友人でもある。
「これの解析を頼むです。」
そういってディスクを手渡す。ディスクを入れるとやはり数字や文字の羅列だが考えた後にこう答える。
「これは…バイナリーコードだな。」
と常人では考えられない速さで解析を始めていくとひとつのファイルへとたどり着く。
「これだな。」
と、クリックするとおびただしい数の書類の山。それはオーヴァードの力を悪用してこの近辺で大規模な騒動を起こすと言うもの。
もし、これが実現すればとんでもないことになる。伝えようとしたのだが途中で襲撃されてしまい命からがら逃げ出したところ水谷奈美と出会い託したと言うことだった。
それを聞いた友人は水谷奈美をゆする。
「殺されるぞ! こんなもん預かるなんて正気か!? 」
「でも、あの人は"君なら信頼できる"といって渡したです。」
「幸せなやつだなぁー。」
「おそらくですが何度か襲ってきたですが何とか逃げ切れたです。」
「それはお前が"領域使い"だからだろーが! 」
そういってゆすっていると部屋の電気がいっせいに落ちる。それと同時にドアをノックする音が。
「準備は良いですか? 」
「ちょ、何考えているんだよ! 」
開いたと同時に隙を突いて部屋から逃げる二人。
当然のことながら踊り場で男たちに取り囲まれてしまう。
「どーするんだよ! 」
しかしながら、水谷奈美は何故だか自信ありげ。
「さて、ディスクを渡してもらおうか? 」
「断るといったらどうするつもりですか? 」
「それは…こうするんだよ。」
そういって銃を乱射するが土煙が上がった後でも二人は立ったまま。
「そういうことか。」
「どうやら私たちを見くびったようですね。私たちの答えはこれです。」
そう言って床に手を付く。男達は笑い出すがスプリンクラーが突然噴き出したかと思えば鋭角な刃となって男たちを突き刺す。
「なるほど。ならば、これでどうだ? 」
男の腕がとたんに伸びて二人を襲う。しかし軌跡が見えるのか難なくよける。
これが私の生きる道です! 」
そういうと手には水で作った剣が。その剣で男を真っ二つに。
「何故…そこまでして…抗う。」
そういわれると水谷奈美はにっこり。
「それがわからないから抗っているのです。私が生きているのはそれを探求しているからです。」
その答えを聞かないまま男は血と肉の塊になってしまったのだった。




それからしばらくしてディスクはUGNの信頼できる人に手渡した。その上で渡してくれた男の人が入院している病院を聞き出してお見舞いに行くことに
その道すがら友人とばったり。
「あっれぇー。そんな大きい花抱えて何処良くつもりなの? もしかして、あれ? 」
普段だったら顔を真っ赤にして抵抗するのだが何故だかにっこり。
「一緒にお見舞い、行かないですか? 多分ですがかっこいい男の人ですよ。」
「もしかして、恋しちゃったの。すごーい。」
「そ、そんな事無いです!! 」
それでも、水谷奈美はにっこりしていたのだった。

補足
ネギま!じゃないからそんなにないんだよね。
モチーフキャラクターはネギま!なのですがw
そんなに言わないのでニュアンスだけで想像して見てね。


明日は和泉亜子休載日
そういえば誕生日ssやっていないorz