大河内アキラ誕生日ss3"Cagayake!GIRLS"

とうとう3週目突入
この系のはじっちがやっているのを見てできるものとはじめたものが…


何かに悩んでいるアキラさん
はてさて。

「…。」
と、ある日の麻帆良学園。窓の外を見ながら大河内アキラはなぜかため息。
と、言うのも友人である和泉亜子がとある人に恋をした。
ナギと言う人に恋をしたのはいいのだけれどもそれはネギ先生が魔法の力で大人になった姿。
はじめに気づいていながら本当のことを言えずじまいで和泉亜子にも自分にも心の傷を残してしまった。
すると誰かに肩をたたかれる。
「アキラ。どないしたん? 」
「…なんでもない。」
するとおでこをちょこんと突っつく和泉亜子
「嘘、ついとるで。」
にこっとされて慌てふためく大河内アキラ
「そ、そんな事無いけど…。」
「うち、なんか吹っ切れたで。気にせんでええで。」
「…でも。」
それも浮かない顔をしている大河内アキラを見て和泉亜子はとある場所へと連れて行く。
「ここは? 」
「楽器店なん。」
「でも、どうして? 確か亜子はベースもっていた…。」
「うちもかわらんと。」
「そうなんだ。」
「ほら、アキラもぼさっとしてないで手伝ってや。」
と、和泉亜子に諭されて一緒にベースを選ぶのであった




それからしばらくして大河内アキラはなぜか楽器店にいた。
「亜子は変わらないといけないって…。」
その言葉になぜか引っかかった大河内アキラはギターをやることに。
「へぇー…色々あるんだ。」
と手にとって見るが値段は目を点にするほど高いものばかり。
「でも、亜子は変わらなきゃいけないっていたんだ。私も…。」
と、思い切って初心者向けのギターセットを買うことに。
「さて…。」
と、教則本を開いてギターをアンプにつないで音を出してみるがなかなか思ったように出ない。
「…。」
それでも音を出そうとがんばって何とか簡単な音は出せることに
「こんなに大変なんだ…亜子はよくがんばっているよなぁ…。」
するとドアが開いて慌てふためく大河内アキラ
「!!?! 」
とっさにギターセットを隠す大河内アキラ。入ってきたのは明石裕奈
「お、おかえり。」
「あれ? なんかへぼい音が聞こえたけど…? 」
「きっと…気のせいだよ。裕奈。」
「そうかにゃ〜。」
と、顔色を伺う明石裕奈。必死に隠す大河内アキラ
すると佐々木まき絵和泉亜子も入ってくる
「裕奈、どないしたん? 」
「せっかくだから4人でご飯食べない? 」
「そうだね、なんだかおなか減っちゃったね。」
佐々木まき絵が話をそらしたのを見てほっと胸をなでおろす大河内アキラ
しかし、一人でやるのには限界があるが和泉亜子を頼りたくはない。
あれこれ悩んだ末に向かったのは長谷川千雨の部屋。
「ん? どうしたんだ? 大河内。」
「…バンド、しない? 」
突拍子もないお願いに目を点にする長谷川千雨
「絶対にしないぞ! 」
と、断るつもりだったが1枚の写真を差し出す。それは長谷川千雨のはずかしいコスプレ写真。
「何で、お前が持っているんだよ!! 」
「…まき絵からもらった。」
「あのバカピンク…。で、何でいまさらバンドなんか? 」
「亜子ががんばっているから…。」
「なるほどな。」
と、何処からかキーボードを引っ張り出すときれいに曲を流してみせる。
「まっ。こんなもんかな? 」
感心して拍手をするがその後ろでは電脳精霊たちがあわただしく動いているのが見える。
「ちう様、がんばれです。」
「ちう様、必死です。」
「後ろの生き物、何? 」
と、一匹捕まえて見つめてみる。
みつめられたた゛いこは顔を真っ赤にしてしまう。
「なにやっているんだ? 」
「…かわいい。」
「ちう様助けてくださいー。」
「で、とりあえずキーボードならできるからそれで何とかしよう。後は…」
「練習だね。よかった。長谷川さんわかってくれて。」
納得している二人の前に電脳精霊の願いは聞こえずにいたのだった。




それからしばらくして練習を始める長谷川千雨大河内アキラ
最初は合わせるので精一杯だったが何度も練習するにつれて息が合ってきた。
そして意を決して長谷川千雨に伝える
「あの…ライブしたいんだけど。」
「は?! 」
当の長谷川千雨は外に出ることを極端に嫌がった。と、いうのも一時期ほどではないが人前に出ると緊張してしまう。
でも、ちうなら何とか外には出られる。しかしその格好を見られたこともありなかなか外に出ようとはしない。
「な、なぁ…本当に路上でやるのか? 」
恐る恐る聞いてみると大河内アキラの意志は固くちょっとやそっとじゃ押し曲げられない。
「でも、その格好で出れば絶対にばれるぞ。」
「大丈夫。方法なら考えてあるから。」
するといったん外に出る大河内アキラに対して首をかしげる長谷川千雨
しばらくすると大河内アキラに似た女性が。
「…どちら様? 」
「わたし。」
その正体は年齢詐称薬で変身した大河内アキラ。それだけではばれるのでトレードマークともいえるポニーテールをはずし服も大人っぽくなり何処から見ても別人に成りすましている。
「(ここまで変わるものなのか!? )」
「で、長谷川さんはどうするの? 」
「大河内がそこまでやるならばこれしかないでしょ。」
と、思いっきりメガネをはずしてちうへと変身する。
「ちうちうだってやるときはやるんだっぴょ〜ん!! どうだ、参ったかアキラちゃん! 」
「あの…アキラじゃなくってたきゆんって呼んでくれると言いなぁ。」
「わかったぴょん、たきゆんとちうでびっくりさせるぴょん☆。」
と手を合わせてまた練習を続けることに。
そして、練習の集大成としてゲリラ的に路上ライブをすることに。
とは、言っても人の目立つところでやればクラスメートにあっさりとばれてしまう。
この前長谷川千雨はそれでとんでもない目にあった。すると大河内アキラはネットとかをつかいそれなりに路上ライブとか行われているがあまり目立たないところを探してきてくれた。
それは池袋の西口公園。ちうはキーボードを電脳精霊たちに持たせてたきゆんは自分でギターセットを運びセッティングを始める。
もちろん情報操作は完璧でクラスメートたちで知っている人はいない
「ちうちゃん…準備いい? 」
「オッケーだぴょん!☆ 」
するとおもむろにギターをかき鳴らす滝沢結貴。
「みんなぁ〜滝沢結貴ですっ。たきゆんって呼んでねっ。」
「キーボードのちうちうだっぴょ〜ん!。今日はたきゆんとちうでいきなり路上ライブすることになったのだっぴょ〜ん。よろしくねっ☆。」
と、二人で作詞をして電脳精霊たちに作曲させた自前の曲を演奏する。その内容は大人になれない女の子の心情をつづったガールポップ
1曲弾き終わる頃にはそれなりに人が集まっていてふたりともびっくり
「ちうちゃんサイコ〜!! 」
「たきゆん、かっこいいよ〜。」
「モット! モット! 」
しかしオリジナルは1曲しかないためふたりともびっくりしていたがちうがたきゆんに耳打ち。
「(たきゆん、あれできる? )」
「(でも、あれは練習のためで…。)」
「(大丈夫だって。)」
「(うん、わかった…。)」
と、ギターを弾くと回りも知った曲なのかなぜかウルトラオレンジサイリウムを折りだしわけのわからないテンションに包まれる。
「♪胸のピストル鳴らして、やけに鼓動が邪魔する。」
「落ち着いてられない、そんな事情。」
「ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ! 」
その曲は1000%SPARKING! でなぜかその日一番の盛り上がりを見せる。
それ以降もカバー曲を何曲か演奏して路上ライブは成功の内に終わったのだった。




「なぁなぁ。アキラ? 」
「亜子、どうしたの? 」
「昨日池袋歩おっておったらアキラって千雨ちゃんにそっくりな人がおったんやけど、見間違いかなぁ…」
「そ、そんな事無いよ。」
「さよかなぁ…。」
と、1枚の写真を大河内アキラに見せてみる。もちろん慌てふためくがいたって冷静に保つ。
「他人の空似だよ。ほら、似てる人っていっぱいいるじゃん。」
「そうなん、残念やなぁ…。」
と、ほっとしたのもつかの間。とんでもないことを切り出してみる。
「なぁ。こんどさぁ、うちのために1曲弾いてもらえんかなぁ? 」
「(やっぱり…ばれてる)」
そのことを聞いて顔を真っ赤にして取り乱してしまう大河内アキラだった

補足
大河内アキラ×長谷川千雨と言うあまり見ないカップリングだけど魔法世界ではよくあったパターンでも
元ネタはけいおん!でした。本当に(ry


ちなみに滝沢結貴はドラマで大河内アキラ役を演じた女優さんでした。
次回は明石裕奈。もうそろそろ休載日も考えておかないと…


意味不明な某所への私信
次回で最後です。