古菲誕生日ss"プレパレード"

今回からタイトルは上に出してみることに
その最初は陽気な中国娘、古菲
とあるクラスメートとの友情は…


以下、ヨムヨム

「やけに騒がしいアル…。」
それは古菲麻帆良学園にやってきたその日。
思ってみれば中国から留学してきて驚いたのは人の多さ。そして慌しさ
「日本の人はあくせくしすぎアル。」
と、目を点にする。
それでもなかなか切り出せない。すると誰かが声を掛けてくる
「どしたネ? 」
「うわっ! 」
思わずのけぞりいすから転げ落ちる古菲。声を掛けたほうは何故かクスクス。
「超りん、トモダチいないネ。友達になるネ。」
「いいアルヨ! わたし、古菲。」
超鈴音ネ。」
こうして、二人は仲良くなったのだった。




とある日の朝。
精神を集中している古菲
何をしているのかといえば気を取り込むことそして拳法の型を繰り出す。
中国にいるときから行っていた行為。これをしないと朝が始まらないからである。
「ここにいたネ。」
「どしたアルか? 」
「聞きたいほうはこっちネ。」
「むかしからやっていることアル。」
それを見た超鈴音はいじいじ。
「どしたアルか? 」
「超もするネ! 」
と二人で拳法の繰り出しあいを始める。自分も拳法の達人ではあるが超鈴音かなりのやり手。
互角の勝負でどっちも引かずへとへとに。
「お主、すごいアルよ。」
「古もすごいネ。」
と、二人でたたえあっているが古菲がなぜか顔を真っ赤に。
「どしたネ? 」
「それは…その…。」
「おなかすいたのか? 超、用意してきたネ! 」
と、かばんの中から蒸篭が出てきてその中には蒸しあがったばっかりの肉まんが。
「いただくアルよ。」
と、差し出された肉まんを食べる古菲。食べ終わって古菲はにっこり。それを見て超鈴音はアタマをかきかき。
「仕方が無いネ。」
するとメカみたいなのがやってくる。
「そ、それは何アルか? 」
「超とハカセで作った肉まん君一号アルネ。」
聞いた瞬間血の気が引く古菲。逃げる古菲に対して追い掛け回す肉まん君一号。
それを見ていた超鈴音はくすくす笑っていたのだった。




そんなある日のこと超鈴音の部屋に誰かがやってくる。
「どしたネ? 」
「また、小テストだめだったアルよ。このままだとほかのバカレンジャーに示しつかないアル。」
この頃からクラスの中でも成績の悪い5人はバカレンジャーと呼ばれるようになった。もちろん古菲もその中に。
周りは笑ってごまかすが笑われるのが嫌なのか勉強をするがどうもうまくいかない。
そこで親友を頼ることにするがやはりばつが悪く表情もなぜか浮かない。
「何、考えているネ。困ったときはお互い様ネ。」
「感謝するアルよ。」
こうして二人で勉強することになったが頭が悪いのかなかなか理解できず生あくびすら見受けられる。
それでも何とか耐えていた超鈴音だがしまいには居眠りすら。
パッシーン!! 
ハリセンをつくり古菲をどつく超鈴音
「な、何をするあるか!? 」
「古は勉強する気アルのか? 」
そういわれるとアタマをかきかき。超鈴音もため息。
それでも、何とか勉強を続けちょっと小休止をすることに。
すると今度は古菲が料理をすると言い出した。どぎまぎしながら見るが手馴れた手つきで料理をするのを見てほっとする。
「おいしいネ! 」
「よかたアルよ。アスナの口には合わないアルが。」
なぜか二人でくすくす。そして将来のことに。
「どっちが麻帆良の最強あるか? 」
「それは決められないネ。」
「いつかは決めるアルよ。」
「そのときは親友でも容赦しないネ。それに…。」
「それに? 」
「夢が出来たネ。超包子を有名にするネ。」
「わかたアルよ。古も手伝うアル。」
「そうと決まったら勉強するネ。」
「やる気出たアルよ。」
そう聞いて張り切る古菲に対して超鈴音はなぜかジト目になったのであった。




そんなある日のこと。古菲は唯一の親友である超鈴音が退学すると言う噂話を聞いた。
「(せかく出来た親友アル…。)」
と、思い悩んでいると誰かが声を掛けてくる。それは数ヶ月前に弟子にしてくださいと頼んできた担任でもあるネギ。
「古老師。どうかしたのですか? 」
「超が学校辞めると聞いたアルよ。ネギ坊主の力で何とか出来ないアルか? 」
それを聞いたネギも考え込んでしまう。
「さっき、僕も考え直してくださいといったんですが超さんの意思は決まったみたいです。」
「そうアルか…。」
「お二人とも何をなさっているのですか? 」
さらにやってきたのは雪広あやか
「あっ。いいんちょさん。どうかしたのですか? 」
「超さんが転校なさると聞かれましてみんなでパーティを計画いたしましたわ。で、その準備が整いましたわ。」
「さあ、行きましょう。せっかくの親友なのですから。」
「そうアルね。」
と、転校パーティは相変わらずどたばたなまま進み。古菲は最後になり超鈴音にとあるものを手渡す
「本当は…これは古の婿になるのに渡したかったアルよ。」
超鈴音に差し出したのは古い短剣。なんでも先祖伝来の短剣である。演舞のときにもたまに使い超鈴音を驚かしたことがある。
「本当に・・・いいのか? 」
「もう、超には会えないアル。さびしくなたらこれを見て思い出すといいアルよ。」
それを聞いて超鈴音もにっこり。
「わかたネ。超も古の事ずっと覚えているアル。」
そして、二人握手して周りの感動を誘ってパーティーは終わりになるのだった。




それからしばらくしてネギにたたき起こされる古菲
「…眠いアルよ。何アルか、ネギ坊主? 」
「実は…超さんが学校を辞める理由とある野望を達成するためなんです。古老師にも手伝ってほしいのです。」
それを聞いて目が覚める古菲
「どうすればいいアルか! 」
「とりあえず僕についてきてください。」
そういって古菲超鈴音の野望を止めるためにネギと一緒に手を取り合うのだった。

補足
出てくるクラスメートは古菲超鈴音のみ


そして、麻帆良祭のあのシーンの前まで。
どうなったかは原作を読んでくれ


ジーは台詞が皆無になりそうなので次は近衛木乃香