早乙女ハルナ休載日ss

休載日恒例。まさにカオスなss
今回の主人公は早乙女ハルナ
はてさて? 

"トモダチnote#"
とある日曜日の昼下がり。
自室で暇をもてあましている早乙女ハルナ
「あ〜、もうっ! 」
本来出会ったら綾瀬夕映宮崎のどかをからかうのだがあいにく二人ともいない。
で、あればと漫画を描いているのだがなかなか進まない。
机を目の前に暇をもてあましている早乙女ハルナ
「なぁ〜んか面白いことありませんですかねぇ〜。」
とかいいながら漫画を書いているとノックする音が。
「おっ。誰かが来ましたねぇ〜。」
ドアを開けるとびっくりしたのは早乙女ハルナのほう。目の前にいるのは小学生くらいの女の子。
「あ、あのー…。」
「どしたのよ? 」
「綾瀬さんか、宮崎さんここに来ていないかなぁーと思って…。」
「残念。ゆえものどかも来てないわよ。」
「そうですか…。」
としょげる。すると早乙女ハルナが何かに気づいた。
「あんたさぁー。ゆえが言っていたイヌミミじゃない? 」
「は、はうう〜。はずかしいよぅ〜。」
するとイヌミミがひょっこり出てうずくまってしまう。
「アレ? あんた大西明菜ちゃんじゃ…。」
呼ばれて大西明菜はなぜか早乙女ハルナをぽかぽか。
「だぁ〜何なのよ、あんた、少し、落ち着きなさい! 」
「だって…綾瀬さんに危害加えたの…。」
「聞いたんでしょ? ちびゆえとゆえが一緒なの。」
それを聞いて刻々うなづく大西明菜。
「それに、私だってネギ先生にこっぴどくしかられたし、いいんちょが謝りに言ったはずよ。菓子折りもって。」
「あのお菓子、おいしかったよ。」
「あんたの頭はそれしかないの!! 」
「はうう〜!! 」
と、大西明菜の頭をぐりぐり。
「そうだわ。面白いもの見せてあげる。来れ! 」
と、仮契約カードを取り出すと1冊のスケッチブックに。すらすらとペンを走らすと1匹のちょうちょがふわり。
「わ〜。すご〜い。」
とちょうちょを捕まえようとする大西明菜。捕まえられないがじっと目を凝らして捕まえると消えてしまいなぜか膨れて早乙女ハルナをぽかぽか。
「はいはい。」
すると今度は大西明菜そっくりな女の子が召喚される。それを見て大西明菜はきょろきょろ。そして目をぱちくり。
「あ、あの…私が二人いる。」
「そうよ。びっくりした? 」
そういわれて顔を真っ赤にする大西明菜。すると早乙女ハルナがこんな提案を。
「そだ。どっかに行かない? 」
「…ハイ。」
分身を置いて早乙女ハルナは大西明菜と一緒に出かけることにしたのだった。




二人で来たところは水族館。早乙女ハルナが何処に行きたいのかと聞いたら水族館と返ってきた。
「どうしてこんなところを? 」
「まゆみちゃんが行って楽しかったよ〜って言っていたから。私も行こうって言うんだけど直美さんも優花ちゃんもそっけないんだよ〜。」
「ハイハイ。あの二人なら言いかねないかもね。」
「ひどいよ〜。」
膨れながらハリセンボンを見る大西明菜。それを見て早乙女ハルナはくすくす。
「何笑っているんですか〜。」
「似たもの同士。」
図星なのか早乙女ハルナをぽかぽか。
「ほらほら。」
そういって早乙女ハルナは大西明菜を引っ張り大きな水槽の前に。
そこはカツオが回遊する水槽。目を輝かす大西明菜だがそのうちに上の空に
「一匹…二匹…三匹…はうう〜。」
「ちょ、ちょっと!! 」
どうやらくるくる回るカツオを数えようとして目を回してしまったらしい。
それを見ていた早乙女ハルナはとりあえず外へと連れ出す。
「ご、ごめんなさい…。」
「それだけじゃないんでしょ? 」
と、言われると図星なのかもじもじする大西明菜。どうやらおなかがすいたらしい。
するとハンバーガーを差し出す早乙女ハルナ。無論飛びつくように食べる大西明菜
「あ、あの…。」
しかし早乙女ハルナはなぜかにやけて大西明菜を見つめる。
その顔を見ておびえる大西明菜。
「あのさぁー。お姉さん聞きたいことがひとつだーけあるんだけどさぁ…。」
「なに、なに? 」
「まきちゃんとゆえの事さぁ…。」
「ふ、ふたりともまじめだしけなげだしあきらめないし…。」
「方やネクラ、方やおばかにしか見えないんだけどなぁ…。」
「そ、そんなことないよ。ふたりとも自分のことおばかと思っていないよ。それだけじゃないよ。」
「それだけじゃないの? 」
「そだよ。すっごくわたしたちに対して優しいんだよ。だから二人のこと大好きなの! 」
と、口に食べかすをびっしりつけてにっこりしながら語る大西明菜を見て早乙女ハルナは頭をかきかき。
「(なぁんだふたりとも慕われているじゃん)ほら、わかったから。」
そういって口を拭いてあげる早乙女ハルナに対してなぜか顔を赤らめてしまう。
「どーしたのよ? 」
「あ、あの・・・私ハルナさんのこと悪い人かなぁと思っていたんですけど…。」
「??? 」
なにがなんかわからない早乙女ハルナは考え込んでしまう。
「だって…本当に悪い人だったら私みたいなのをこんなところに遊びに行かないよ。」
あまりにもストレートなことに沸騰してしまう早乙女ハルナ。すると大西明菜はとある場所へと連れて行く
それはイルカショーが見れる大きなプール。
二人で後ろの席を陣取りキャッキャいいながら見ていたがそのうちに大西明菜が前の方へ。
「ほら、あんまり前に行くとびしょぬれになるわよ。」
「いいもん、いいもん。うわぁーすっごっく大きいー。」
と目を輝かす大西明菜だったがいるかが大きく飛び跳ね溢れ出す水を思いっきり被ってしまいずぶぬれに。
それを見ていて思いっきり笑う早乙女ハルナに対して大西明菜はぽかぽか。
「ほら、言った通りでしょ? 」
「…ハイ。」
言われて図星なのかもじもじする大西明菜。するとその場で犬見たく震えて水を弾き飛ばし早乙女ハルナまで水を被ることに。
「アーっ。こんなところでやらなくてもいいじゃない!? 」
「…ごめんなさい。」
でも、怒るそぶりだけ見せてにっこり。すかさずタオルを出して拭いてあげることに。
それが終わると、お土産やさんに引っ張っていく大西明菜。
「あのぅー…これ、ほしいの。」
大西明菜が指差したのは大西明菜の身長をはるかの超えるイルカのぬいぐるみ。
「なぁーに考えてんのよ!! 」
「は、はうう〜。」
それを見た瞬間大西明菜の頭をぐりぐりする早乙女ハルナ。ちなみに値段はハルナの1ヶ月のお小遣いを優に超える代物。
「…これは? 」
するとさっきよりは小さくなったもののそれなりの値段のするもの。散々渋ったが結局買ってあげることに。
「このことは内緒だからね。」
買って貰った大西明菜はにっこり。こうしてニコニコしながら水族館を出るのであった。




「あ、ありがとうございますぅ…。」
「お礼なんていいから。」
そういって大西明菜の住んでいるマンションまで送り届けることにした早乙女ハルナ
すると誰かが声を掛けてくる。
「あっ。優花ちゃんに、まき絵さんに・・・綾瀬さん。」
はずかしくなったのか顔を真っ赤にしてイヌミミを出す大西明菜。
「二人そろってなにしてたんだにゃ〜? 」
相原優花の目は警戒感そのもの。しかし大西明菜が否定する。
「優花ちゃん違うよ。ハルナさんすっごく優しいよ。だから…。」
「明菜が言うんだから…。」
とたんに顔を真っ赤にしてしまう相原優花。
「ふたりとも…まじめです。」
「楽しかった? 」
「ウン! 」
にっこりする相原優花と大西明菜を見送る3人だが早乙女ハルナはなぜか考え込んでいる。
「どうかしたのですか ハルナ? 」
「なぁんで優花ちゃんと一緒にいたのかなぁ…って。」
「どうしてもお勉強を教えてほしいと言うことなのでお勉強を教えていたですよ。」
「それでね、3人で一緒に遊んだんだよ。うらやましいでしょ? 」
「…別に。」
「もしかして、明菜ちゃんの純粋さに惹かれた? 」
「そ、そんなわけないじゃない!? 」
佐々木まき絵の問いかけに慌てふためく早乙女ハルナ。さらに綾瀬夕映に止めを刺す。
「ハルナは・・・腐りすぎです、明菜さんや優花さんの純粋さに嫉妬しているのですよ。」
「なぁぁぁんですってぇぇぇぇ!!! 」
「や、やめるです!! 」
面白くないのか綾瀬夕映に襲い掛かる早乙女ハルナ
「…なんだか面白くないわ。ほら、遊びに行くわよ。」
「…今からですか? 」
「そうよ。もちろん付き合ってくれるよね? 」
その言葉に二人とも拒否することができずに散々に付き合わされる羽目となったのだった

少し不調です。
大西明菜はイヌミミっ子でまっすぐな女の子。早乙女ハルナとはまさに対極のキャラクター
まともになればかわいいのにとか思いつつ。


次回は釘宮円佐々木まき絵の順番
休載日は月末までない?