那波千鶴誕生日ss2

と、言うわけでネギま!イベントの落選がわかった瞬間から書いていたss
今回の主人公は麻帆良の年齢詐称おんn(うわなにをするやめ
ちづ姉が主人公。そんな彼女に頼みごとが
はてさて。いつもどおりヨムヨム

"フレンズ"


それは何気ない日常の一こま。
那波千鶴麻帆良学園内の保育園で保母のボランティアをしていた。
ひとつは保育士になるために。もうひとつは子供が好きだからである。
今日もそういう風に保育所でのボランティアをこなしていた。
「いつもいつもありがとうございます。」
「そんなことありませんわ。」
「お姉ちゃんまたね〜。」
「でも、化粧濃いよ。おばさん。」
眉間にしわを寄せておばさんといった子供を追い掛け回す那波千鶴。すると保育士さんがなんだか困った表情をする
「どうか…なさったのですか? 」
「千鶴さんに頼むのもおこがましいと思うのですが…。」
「私でよければ…。」
それは、千鶴に簡単なお芝居をしてもらいたいと言うことであった。




「うーん…」
那波千鶴は悩んでいた。
子供たちにお芝居を見せてほしいといわれても一人でできるものはあらかたやりつくしてしまった。
後は子供たちを巻き込むかそれとも…。
散々考え抜いた挙句に向かった先は長谷川千雨のところへ。
「どうしたんだ? 」
「手伝って欲しい事があるの〜。」
それを聴いた瞬間に頭を抱える長谷川千雨。過去に那波千鶴が絡んでろくなことが起こったためしがない。
そして、彼女から誘ってきたときはなおさらである。
「まっ。とりあえず話だけは聞いてやる。」
ただ、むげに断って写真をばら撒かれると言う痴態だけはさらしたくないのかとりあえず話だけ聞いて考えることに
「で、何を手伝って欲しいんだ? 」
「あのね…保育園でお芝居をしてもらいたいんだってさ。」
「だったら適任がいるじゃないかよ。」
「夏美ちゃんのこと? 」
「夏美ちゃんにも声は掛けるつもりだけど…。」
那波千鶴自体村上夏美に声を掛けるのはためらっているのか乗り気ではない。
「どうしたんだ? 」
「夏美ちゃん・・・なんだか私の知らないうちに私抜かしちゃったみたい。」
「まっ、そうだな。」
しかし、にっこりして長谷川千雨の肩に手をかける那波千鶴
「だ、か、ら。」
「ちょっ! 結局そのオチになるのか! ほ、ほかにいるだろ、村上だけじゃなくって…。」
「そうね。」
と、半ば強引に長谷川千雨をつれてとある場所へと向かう。
向かった先は綾瀬夕映の部屋。
「どうかしたのですか? 千雨さんに…千鶴さん。」
綾瀬夕映も突然の来客に驚く。とりあえず那波千鶴が事情を話す。
「そういうことですか…。」
「相変わらず無茶なお願いだろ? 」
と、長谷川千雨は半ばあきれているが綾瀬夕映は何故だか興味津々。
「面白そうな話です。でも、3人だけじゃ少し物足りない感じがするです…かといってのどかを巻き込みたくはないのです。」
綾瀬夕映も散々に考え込むが適任者が出てこないのか佐々木まき絵のところへ。
「みんなそろってどしたの? 」
「実はね…。」
事情を話すとなぜか目を輝かす佐々木まき絵長谷川千雨だけが考え込む。
「ったく。どいつもこいつもどーしてこんなにも能天気なんだよ! 」
「あらあら、まきちゃんも、ゆえちゃんもありがと。」
「つか、お前ら、何でそんなに躊躇なくほいほい協力できるんだよ! 」
「秘密だよね。」
「…まあ、千雨さんの知らない世界もあるのですよ。」
にっこりする二人を見て長谷川千雨は頭を抱えているのであった




そんなある日の放課後に4人で集まって何をやるかを話し合うことに。
綾瀬夕映は資料なのか児童文学研究会で書いた本を大量に持ってきた。
「本当に乗り気なんだなぁ。」
「せっかくそういったものに属しているので使ってみようかと思いまして…。」
「でも、ヒロインは千鶴さんだよ〜。」
「あらあら。」
「今決めるのはそれじゃないだろ! 」
「確かに、何をやるかです。難しくなくて4人でできるもの…。」
4人そろって考え込んでしまうが誰かが入ってくる。
「どうか…したのですか? 」
4人が振り向くとそこにいたのはネギ。放課後まで残っている4人を見て不思議がっていたのだった。
とりあえず事情を説明する長谷川千雨
「…そうなのですか。なんだか面白そうですね。」
「そうなの。できれば、ぜひネギ先生に手伝ってもらえればなぁー。ってね。」
ネギもしばらく考え込んでしまう。
「いいですよ。那波さんがそれでよければ。」
「あら。うれしいわ。」
「そういうことになりますと千鶴さんがヒロインでネギ先生は王子役ですね。」
「お前ら! シンデレラと言うのは無しだぞ! 」
「あらあら。じゃあ、白雪姫と言うのはどうかしら? 」
「さんせーい! 」
「まあ、異論はないですね。」
「僕は何でもかまいませんよ。」
と、長谷川千雨を除いて全員賛同する。それとともに視線は長谷川千雨に。
「うふふ〜。」
「わ、わかったよ。やればいいんだろ! 」
「まあ、仕方が無いですね。」
「でも、白雪姫をやるんだったら小人たちが必要ですよねぇ? 」
と、ネギが首をかしげると誰かがすそを引っ張る。
「えっ、えっ〜!! 」
後ろを振り向いてびっくり。そこにいたのはまきえとゆえ。もちろん那波千鶴が年齢詐称薬を与えて佐々木まき絵綾瀬夕映を小さくした。
「これならこびとさんでも大丈夫だよね。」
「…いいのか、それで。」
もちろん長谷川千雨はつっこもうとしたがつっこんだら負けかと思いあえてつっこまなかった。
「それでは練習しましょうか〜。」
と、長谷川千雨が魔法使いで綾瀬夕映佐々木まき絵が子供になって小人役で那波千鶴がシンデレラでネギが王子様。
練習はさくさく進むのであるがどうしても肝心なところだけ出来ない
それは王子様が白雪姫にキスするシーン。
那波千鶴が謙遜しているのか、それともネギが躊躇しているのかなかなかできずいらいらするのは長谷川千雨
「あっ〜。まどろっこしい!! 」
「あ、あの千雨さんそんな事言わないでください・・・。」
「仕方が…ないですね。」
「私だったらキスできるよ〜。」
「つか、その格好で言われても説得力ないっつーの! 」
「後は…本番ですね。」
「そうだね〜。」
なぜかニコニコしている那波千鶴を見て長谷川千雨は別の意味で頭を抱えていた。
「(つか、このガキどうするんだよ。)」
そんなことも露知らずまきえとゆえもニコニコしていたのであった。




そして、本番。
保育園の大きなホールで白雪姫を演じる4人。
そして舞台はクライマックスまで進み長谷川千雨演じる悪い魔女が小人役のまきえとゆえにどくりんごを渡して白雪姫役の那波千鶴が食べてばったり。
「は、はう〜。ど〜しよ〜。」
「どうするもこうするもないです。」
と、慌てふためく二人に声をかける王子様が
「どうかなされたのですか? 」
それを見た二人は目を点に。そこにいたのはネギではなくナギ。
ネギも年齢詐称薬を食べて大人になったのだった。
「あ、あの…。」
「こ、心優しい白雪姫のお姉さんがどくりんごを食べてしまったのですよ。それを助けるには…。」
とりあえず、演技に集中するが二人まで動揺している。
「大丈夫ですよ。」
そういって那波千鶴に躊躇することなくキスをするナギ。
「あ、あれ…。」
目を覚ましてびっくり。本当に王子様が来たと思い込んでしまう那波千鶴
「王子様。ありがと。」
そういって那波千鶴もナギにキスをして保育園の園児達は拍手して無事終了
「千鶴さんもありがとうございます。」
「いえいえ。私も子供たちが好きですから。」
「とりあえず、子供たちが喜んでよかったです。」
「よかったねぇ〜。」
と、まきえとゆえはニコニコしているが、長谷川千雨はただならぬさっきを感じていた。
「ナギさんもありがとうございます。」
「そんなことないですよ。那波さんが喜んでくれるのであれば僕は喜んで…。」
「おい、後ろ。」
「あれ? どうかしたのですか? 千雨さん? 」
そこにいたのはハマノツルギをもち殺気を出しまくりな神楽坂明日菜
どうやら黙って演技を見ていたらしい。
「どー言うことなの?! 」
「あ、アスナさん。これはお芝居であって。決して浮気とかでは…。ましてや仮契約しようなんか…。」
「いーかげんになさいー!! 」
「那波さんもなんか言ってくささいぃー!! 」
神楽坂明日菜に追い掛け回されているナギを見て那波千鶴はニコニコしているだけなのであった。

補足
もはやおなじみのメンバーしか出ていません
と、言うかダウナー状態ではこれが限界です。


ちなみに佐々木まき絵綾瀬夕映は年齢詐称薬で子供にネギは年齢詐称薬で大人になりました。
次回は長谷川千雨…。


まだ引きずっている可能性もあり。