ネコミミモード! 

久しぶりのネコミミss。
今回は佐々木まき絵がメイン
はてさて、彼女がネコになってしまったら…
ssなのでいつもどおりヨムヨム

"佐々木まき絵の場合"


それは日曜の朝のこと。佐々木まき絵はあたまに違和感を感じた
「(何なんだろー? )」
むくりと置きだして手を見るとけものの手に後ろでは尻尾がひょこひょこ
「(えっ、えー!! )」
佐々木まき絵は鏡を見てびっくり。頭にはネコミミがついているのだった
「(ど、どーしよー!! )」
と、慌てふためいていたがなぜか開き直る佐々木まき絵
「(しょうがないかっ。でも、なんかかわいいよね。)」
「んー。まき絵ーどないしたん? 」
と、ニャーニャーいっているのに気づいたのか和泉亜子が起き出して来るが佐々木まき絵を見てびっくり。
「ちょっ、まき絵! どないしたん!? 」
「(んー。よくわかんないー。)」
と、首を傾げるが言っている言葉はにゃーにゃー。
「もうー仕方ないなー。」
最初は和泉亜子もいたずらかと思ってネコミミをとろうとするが取れないばかりか不機嫌な顔をしてパンチをする佐々木まき絵
「もぅー。わかったわかった。」
「(だめだよー。)」
と、いやいやする佐々木まき絵を見てふと思い出す和泉亜子
「(もしかしてこれって夏美ちゃんの時と同じもの? )」
「(どしたの? )」
「ううん、なんでもあらへん。そや、朝ごはんにするで。やから待っててな。」
と、朝飯を作る和泉亜子を見ながら佐々木まき絵はニコニコ。
「ほら、できたで。」
と朝ごはんにするがけものの手に見たいな手になっている佐々木まき絵は箸がつかみづらいのか握り箸をしている。
「もう、だめやて。」
と、矯正するか直らない。何度も矯正をするのでしまいには膨れてしまう佐々木まき絵を見て和泉亜子はスプーンを持ってくる。
「これなら、大丈夫やて。」
「(ありがとー!! )」
と、ニコニコして食べるが今度は口の周りに食べかすがびっしり。
「もうー、まき絵はお子チャマやなぁー。」
「(お子チャマじゃないよ)」
なぜか膨れる佐々木まき絵だったが和泉亜子佐々木まき絵の口の周りについた食べかすを拭いてあげることに。
すると、佐々木まき絵はニコニコ。
「(そだ。)」
「変やて。どないしたん? 」
首をかしげる和泉亜子の指をしゃぶりだす佐々木まき絵佐々木まき絵はにっこりしているが和泉亜子は顔を真っ赤に。
「ちょっ! まき絵!? 」
そのままぶっ倒れてしまい佐々木まき絵は何が起こったのかわからずに首をかしげるのだった




「まったくお子チャマやて。」
「(お子チャマじゃないってー。)」
朝ごはんも食べ終わるともじもじしている佐々木まき絵。どうやら着替えをしたいがうまく出来ないので変わりに和泉亜子が着替えさせることに。
それでも和泉亜子は首を傾げてしまう。どうも過去に見たらしい。
「確か…夏美ちゃんも同じようなことが…。」
首をかしげる和泉亜子を不思議そうな表情で眺める佐々木まき絵
「そや、アキラ連れてくるからちょっと待っててな。」
そういって和泉亜子大河内アキラをつれてくるために部屋を出たので一人ぼっちに。
「(亜子は待っててねって言ったけど…退屈だよー。)」
そういってごろごろするが外に出たくてうずうず。ドアノブに手をかけるがなかなかうまくあかない。
「(うー。出たいよー。出たいよー。)」
すると視線は窓ガラスのほうへ。注意深く見てみると窓に鍵はかかっていない。
たぶんであるが和泉亜子が昨晩"暑い"とかあけたけど意外と涼しかったのでそのまま締めたのだろう。
「(えいやっ。)」
思いっきり窓が開き靴を履いて器用にリボンを使いながら外に出る。
「(へっへ〜ん。何しようかなぁ〜。)」
まき絵さん! 」
「(あっ。いいんちょだ。どしたの? )」
そこにやってきたのは雪広あやか
「何ですか、そのネコミミ! それに何言っているかわかりませんわ! 」
「(よくわかんにゃ〜い。)」
しかしながら雪広あやかにはニャーニャーしか聞こえず余計にいらいら。
「そんなことでは佐々木まき絵失格ですわ! 」
ネコミミになっても失格に反応する佐々木まき絵。涙目になったかと思うとそのままどっかへ駆け出してしまう。
「まったく。」
と、あきれ返る雪広あやか、そこに和泉亜子大河内アキラが入れ替わりでやってくる。
まき絵、見いひんかった? 」
「なんか、変な格好してあちらのほうへ駆け出してしまわれたのですが…。」
「…まき絵、魔法の力でネコになっちゃったんだ。」
そのことを聞いて目を点にする雪広あやか
「…それでは、さっきのネコミミまき絵さん? ああ、雪広あやか一生の不覚。早くまき絵さんを探しに行かないといけませんわ。ああっ!! 」
と、なぜかオ−バーに倒れて二人ともぼーぜんとしているのだった。




「(…ここ、どこなんだろう? )」
その一方で佐々木まき絵は森の中にいた。
思ってみれば雪広あやかに失格呼ばわりしてしまい泣き出すようにかけだしてしまい道に迷ってしまった。
「(どーしよう!! 誰かぁー)」
と、声を出してみるが猫が鳴いているようにしか聞こえない。
「(寂しいよぅ…。)」
もう1度勇気を振り絞って声を上げてみるがやっぱりニャーニャー。
しかし、やまびこのように声が返ってきた。
「(あ、あれ? )」
しかも様子がおかしい。とにかく声のするほうにいってみる。
すると崖の上に子猫が。
「(どしたの? )」
下を見ると木の枝にしがみついている子猫たちがどうやら助けてほしいらしい。
「(わかったっ! )」
と、リボンを絡み付けて慎重に降り、枝のところまでたどり着く。
「(もう、大丈夫だよ。)」
そういって手を伸ばした瞬間枝が折れてしまい宙ぶらりん。
「(あ、あうう〜。誰かぁ〜助けてぇ〜。)」
と叫ぶがニャーニャーしか聞こえない上に子猫たちも佐々木まき絵にしがみついていて重い。
「(もう…だめ…。)」
と、しがみついているのも限界なのかそのまま手を離してしまい真っ逆さまに。
気が付くとはるか彼方から落ちてきたらしいことが。その傍らには子猫たちが不安そうに。
「(ここ何処なんだろう…。その前に泥だらけ…。)」
辺りを見回しながら子猫たちを引き連れてとぼとぼ歩いていると泉が。
「(やっほーい!! ・・・見ちゃだめだからね。)」
と、水浴びしている佐々木まき絵と子猫たち。ふと足元を見ると泉がきれいなのか魚たちが泳いでいる。それを見たのかなぜかおなかが減る。
「(うりゃっ。とりゃっ、へいやっ!! )」
とケモノグローブでバシャバシャやっていると何匹か捕まえることができた。猫達は喜んで魚を食べるが自分は生のままで食べるわけには行かない。
「(う〜ん、どーしよー…。)」
と、考え込んでいると何処からか声が
「おや? そこにいるのはまき絵殿ではないか。どうしたのでござるか? 」
振り向くとそこにいたのは長瀬楓まき絵は顔を真っ赤にしてしまった。




「そういえば、まき絵殿のアタマにおかしなネコミミがついているけど何かのコスプレでござるか? それにニャーニャーしか聞こえないがどうしたでござるか? 」
と、焚き火を炊きながらまき絵が取った魚を焼きながら事情を聞こうとするがまき絵がネコ語しかしゃべれないのでさすがの長瀬楓も困惑気味。
「…そして、このネコ達はどうしたでござるか? 」
傍らでは佐々木まき絵になついている子猫たち。
「(よくわかんにゃ〜い。)」
「もしかしたらまき絵殿のことを母親と思っているのかもしれないでござる。」
「(そ、そんにゃ〜!! )」
手をじたばたして慌てふためいている佐々木まき絵。すると長瀬楓が頭をなでなで。
「大丈夫でござるよ。この子猫たちの母親、一緒に探すでござるよ。」
「(うん! )」
と、二人で母親ネコを探すのだが何処にいるのかわからない。
と、言うことなのでまき絵が子猫たちに聞いてみることに。
するとどっかではぐれてしまったらしい。そこまで行ってみることに。
ところがいない。
「たぶんではあるが母親ネコも子猫達探しているのかもしれないでござるよ」
「(うーん…。)」
と、悩む佐々木まき絵だったがかすかに足跡が。
「(こっち! )」
「さすがネコミミでござる。」
「(ひど〜い!! )」
ぷんすか怒る佐々木まき絵を見て苦笑する長瀬楓。二人で跡を探ると犬たちの叫び声が。
そして木の上を覗いてみるとおびえている猫がすると佐々木まき絵の周りに子猫たちがうろちょろ。
「もしかしたらあの木の上にいる猫が母親ネコかもしれないでござるよ。」
「(でも、どーしよう…)」
と、考え込んでいるとにっこりする長瀬楓
「拙者が犬たちをおびき寄せるでござるよ。その間にまき絵殿が…。」
「(わかった。)」
すると長瀬楓がどこからともなく骨を出す
「こっちに来るでござるよ。」
と、隙ができたのと同時に一気に走りこむ佐々木まき絵
木に登り猫に近づくが肝心の猫のほうがおびえてしまう。
「(大丈夫だよ…。)」
と、手を差し出す。すると猫のほうもまき絵に擦り寄るが重みに耐え切れず枝が落ちてしまう
「(うわぁ〜!! )」
すると誰かに抱きかかえられる。
まき絵。探したよ。」
抱きかかえていたのは長瀬楓では無く大河内アキラ
「(えっ!? 何でアキラが、それに子猫達は…? )」
「大丈夫でござるよ。まき絵殿はがんばったでござるよ。」
しばらくすると子猫たちを引き連れて長瀬楓が戻ってきた。それとともに佐々木まき絵の頭の上に乗っていた親猫も無事子猫たちのところへ。
「それと、途中で亜子殿とであったでござるよ。」
それを聞いて佐々木まき絵は沸騰してしまいその場から逃げ出そうとするが大河内アキラが捕まえて離さない。
「(こんな姿みせられにゃ〜い!! )」
まき絵…亜子はずっと心配していたんだよ。」
それを聞いて恥ずかしながら向かう佐々木まき絵
まき絵! うち、ずっと探してたん。何処へいったん? それにこんなに泥だらけにしてぇ! 」
「(ごめんなさい…。)」
と、しょんぼりしているがそんなことお構い無しに和泉亜子佐々木まき絵のことを抱きしめる。
まき絵はうちの大事な親友やて。猫だろうと失格だろうとまき絵やで。」
何も言い出すことができずに泣き出しそうになる佐々木まき絵をそっと抱きしめているだけの和泉亜子
すると魔法が解けたのか佐々木まき絵は元の佐々木まき絵に。
「あ、あれ…。」
「魔法、解けたで!! 」
「よかったぁー。このままネコになっちゃうかと思ったぁー!! 」
「とりあえず、よかったでござる。」
「みんな、心配しているよ。帰ろう。」
にっこりするがどぎまぎする佐々木まき絵
「私…失格じゃないよね? 」
それを聞いて頭をなでる和泉亜子
「何や、そんな心配しとるん? まき絵もお子チャマやなぁー。」
それを聞いて佐々木まき絵は顔を真っ赤にして長瀬楓大河内アキラはくすくすしているのであった。

過去2回はいじられるのがメインだったんだけど今回は雪広あやかが出てきて図らずも大冒険することに…
そして、脇はなぜか村上夏美と一緒のメンバー


ただ、本編でお尋ね者回避のためにネコミミ化していたのでこれ以上続けていくのは難しいかもしれない…
せめて、誰がこんな魔法を掛けたかだけははっきりしておきたいが…


さて、明日はちづ姉の誕生日!
間に合うか!?