和泉亜子誕生日ss2

と、言うわけで本題(汗
実を言うと休載日用に書いていたらいつの間にか誕生日を迎えてしまった…


今日は夢見る少女和泉亜子が主役。
いつもどおり、ヨムヨム

"Dear my friends! "


それは入学式が終わってすぐのこと。
指定された教室に戻る青い髪の女の子、和泉亜子はもじもじしていた。
「何や、濃い人ばっかやん…。」
話しかけようにもがちがちになってしまい声をかけることが出来ない。
「友達できるかなぁ…。」
「ねぇねぇ! 」
と、がちこちに緊張していると誰かが話しかけてくる。
「??!? 」
思わずびっくりしてしまう和泉亜子
「今日から中学生だよねぇ-.わくわくするなぁー。」
その女の子は見た目は大人なのだが話していることはまだ小学生気分が抜けきってない。目を点にしてしまう和泉亜子
「な、なぁ…。」
「私? 佐々木まき絵っていうの。よろしくね! 」
「よ、よろしく。」
すっと手を差し出す佐々木まき絵に緊張がほぐれたのか握手をする和泉亜子だった。その後にこやかにしているのを聞きつけた明石裕奈大河内アキラもやってきて行動を共にすることが多くなった。




思ってみれば彼女にとって佐々木まき絵はかけがえの無い親友でもあった。いつでも笑っていられる佐々木まき絵に励まされ憧れを抱いたり…。
そんな和泉亜子にも憧れの人が。
「なぁなぁ、まき絵。ウチ、恋してしまったねん…ってお子チャマに行ってもわからんか。」
「もぅー。こういうときだけ子ども扱いするんだから。」
子ども扱いされて膨れる佐々木まき絵だが1通の手紙を和泉亜子に手渡す。
「そういえば、亜子にお手紙届いてたよ。」
そういわれて封をあけるとあこがれている人であるナギさんからデートのお誘いの手紙。
それを呼んで感激する和泉亜子と首を傾げる佐々木まき絵
「うっわぁー。ウチ、むっちゃうれしい!! 」
「ふーん。」
「なぁ、まき絵、ちょっと協力できひん? 」
「え? 私が。私でいいの? 」
「ウチの力になってくれるよね? うちら友達やねん! 」
そのまま押し切られる佐々木まき絵
「・・いいよ。」
「あんがと。感謝するで! 」
「はぁ・・・。」
感激する和泉亜子に対してあっけにとられる佐々木まき絵
でも、和泉亜子がこんなに輝いているのは見たことがない佐々木まき絵は協力することに。
ところが面白半分でついていったクラスメートを目撃してしまい怒ってしまう佐々木まき絵
「亜子、ごめんね…。」
「友人の恋を応援しているのですね。その気持ち、わかります。」
後ろを振り向くとそこにいたのは、ナギ・スプリングフィールド和泉亜子が恋焦がれている当の本人の登場に佐々木まき絵もびっくり。
「でも、私! 」
「後悔ばっかりしていたら先に進みませんよ。そうだ。これから亜子さんと一緒に夕食でもどうですか? 」
「でも…。」
「もし、自分が悪いことをしたと思うんだったらそこで謝ればいいじゃないですか。まき絵さん、先に行っていてもらえませんか? 」
そういってナギから指定されたレストランに先回りする佐々木まき絵
一方のナギは和泉亜子のところに
別の場所で待っていた和泉亜子。そこへナギがやってくる。
「どうかしたん? 」
「いえ、ちょっと・・・。ごめんなさいね。」
「そ、そんなことあらへん。うち、むっちゃ楽しかったで! 」
「それはよかった。そうだ・・お時間があれば、夕飯でもどうですか? もちろん、僕が出しますよ。」
「え? そんな・・・。」
顔を真っ赤にしてしまうが承諾する。
「よかった。それと言い辛い話なんですが・・・。」
「どうしたん? 」
「誘いたい人がいるんですが・・・。そうすると、ちょっとデートじゃなくなってしまうんですが、あ、亜子さんが別にいやならその人には断りますが・・・。」
「そんなの構わんて。それに・・・今日、うちいっぱい楽しんだん。ええで。」
あっさりと承諾する和泉亜子
「そう・・ですか。その人とレストランで待ち合わせしてるので早速行きましょうか。」
二人で予約していたレストランへ向かうとそこにいたのは佐々木まき絵。びっくりしたのは和泉亜子
「ちょ、まき絵! 先帰ったんや無いん? 」
「あのね・・ナギさん、これ話しちゃっていいの? 」
「いいですよ。」
さっきあったことを話す佐々木まき絵。その後、偶然鉢合わせになり申し訳なく思ったナギが誘ったのであった。
「え? じゃあ、うちのことすべて・・恥ずかしいわ!! 」
事の次第を聞かされた和泉亜子は顔を真っ赤に。
「大丈夫だよ。ナギさんがお仕置きしてくれたし、私もしかっておいたから。」
「そうすると、まき絵さんにも迷惑、かけてしまいましたね。」
ナギの問いかけに首を振る佐々木まき絵
「それと‥亜子、ごめん!! 」
「え? 何謝るん。まき絵には感謝してるで。」
「そうですよ。まき絵さんが謝る理由なんてないですよ。さっ、予約していた時間すぎると大変ですから入りましょ。」
そういって3人でレストランに入るのであった…。




和泉亜子は異郷の地で空を眺めていた。
まき絵とゆーな…どこ行ったんやろぅ? 」
思い出すのは行方知れずとなっている佐々木まき絵明石裕奈のこと。
と、言うのもネギの後をついていったらわけのわからないところにたどり着き密航者扱いされてネギが襲われ気がついたら砂漠の真っ只中。
大河内アキラ村上夏美がそばに入るが二人の行方はいまだにわからない。
その上に砂漠をさまよっていたさなかに風土病に罹患。死線をさまよった挙句に薬の代金を払えず働いて返すことに。
もう、どうすることも出来ない中助けにやってきたのはナギ・スプリングフィールド。とりあえずナギが助けてくれるというので自分は自分の出来ることをすることに。
「亜子…。また、考えごと? 」
「なんでもあらへん。ほら、仕事、仕事♪」
と、大河内アキラは気にかけながら仕事をしているとイルカみたいな人から声をかけられる。
「おう。ここにナギスプリング・フィールドか、オオカミ・コジローってやつはいないか? 」
「(あっ。かわいいイルカさんだ。)えっと知り合いなので聞いておきますが。」
「今、俺のことイルカだと思っただろ。違うぞ。それよりも、これ。」
大河内アキラに手渡されたのは1枚の写真。それを見てびっくりしてしまう。
それは明石裕奈佐々木まき絵の元気な姿。後ろには"テンペテルラで元気にやってるよ。いい人たちだから心配しないでね。じゃあ、1ヵ月後に会おうね。ゆーな・まき絵"と書かれていた。
それを見てなぜか目頭が熱くなる大河内アキラ
「アキラ、どないしたん? 」
「こ、これ…。」
大河内アキラから写真を見せられた和泉亜子は感激してしまう。
「なぁなぁ、きっとあえるよな? 」
「きっと…会えるよ。」
元気な二人を見て元気を出す和泉亜子を見て大河内アキラもなんだかにっこりしたのだった。




「うっわぁー!! すごーい。」
「これ全部浮いているんだ! 」
明石裕奈佐々木まき絵は空からオスティアを眺めていた。テンペテルラで流しのトラック野郎をやっているジョニーさんにオスティア迄送ってもらい。そこから先は自由行動。
とにかく二人にとって見るもの聞くものが新鮮に聞こえる。
「じゃあ、何かあったら声かけてくれよな。」
「ありがとうございます!! 」
そういってジョニーさんと別れると同時に立ち尽くす
「どうしようか…。」
「何も考えてなかった…。」
すると広場のほうからなにやら音楽が聞こえる。その方向へと向かうとヒゲダンディと角の生えた女性が握手をしている。それを見ていた明石裕奈はきょとんとするが佐々木まき絵はなぜかはっとする。
「もしかしてさぁ・・・アレって北の連合の代表と南の帝国の皇女じゃない? 確か…」
と、すらすら語る佐々木まき絵になぜか呆然とする明石裕奈? 
まき絵? どしたの? なんか悪いものでも食べた? 」
「違うってぇー。確か、ジョニーさんとかが話しているから聞いていたらなんだか詳しくなっちゃった。もしかしたら私にも勉強の才能が開花したのかも!? 」
しかし、それに対しては首を振る明石裕奈
「あんたのバカは一生かけても治んない。」
「ひどーい。」
自信を持って言い張る明石裕奈に対してぼーぜんとする佐々木まき絵だったがふと何かを思い出す。
「そうだっ。ナギさんの試合見に行かなくちゃ! 」
「そうだった、そうだった。」
と、たくさんの行列を尻目に格闘場の中に入っていく二人。というのもテンペテルラでマスターに頼み込んで席を予約してもらったのだった。
「わぁ、すご〜い。」
二人とも初めて見る格闘大会に興味津々なのと熱気に盛り上がる。そして、その勢いのままにレストランで食事をする。
「すごかったねぇ〜。」
「ネギ君も出ればいいのに…。」
「でもさぁ、どうする? 」
考えるのはこれからのこと。
「もしかしてさぁ…。私たち相当嫌われちゃってるかなぁ? 」
「そんなこと無いよ。でもさぁ、あんなに人気者だったなんて…。」
そういいながら二人で思案顔。と、そこへウェイトレスが水のお代わりを持ってくる。
「お客様、お水のお代わりは…。」
「この声・・・。」
「もしかして・・・。」
二人そろって顔を突き合わす。そして、いっせいのせで振り向くとそこにいたのは和泉亜子
まき絵・・・ゆーな・・・無事やったん・・・。」
「亜子!! 」
その場に屈み込んで泣き出してしまう和泉亜子
「もう大丈夫だよ・・・どこに行かないから・・・。」
どうにも泊まらない和泉亜子を慰める明石裕奈佐々木まき絵大河内アキラもやってくる。
「亜子・・・よかったね。」
「ご、ごめんな・・・ウチだけ・・なんか・・・涙腺とまらへん…。」
「いいんだよ。」
明石裕奈がにっこりしながら言うとそのまま泣いているのだった。




「なぁ、まき絵? 」
「どしたの? 」
その日の夜佐々木まき絵和泉亜子に呼び出された。
「うち…やっぱりあきらめきれへん。」
「ナギさんのこと? 」
「思いばっかでかすぎてうち、このままやとつぶされてしまうん。」
と、抱きついて泣き出しそうなのを抱きしめる佐々木まき絵
「大丈夫だよ。私が何とかしてあげる。ほら、仕事なんでしょっ。この前みたいに泣いたらだめだよ。」
と、和泉亜子の肩をたたいて送り出す佐々木まき絵。ついでに自分も外に出て格闘場の外からオスティアの街を眺める。
「何とかしてあげたい…」
まき絵まき絵。」
誰かが手招きをするので言ってみると和泉亜子と入れ違いで仕事が終わった大河内アキラ明石裕奈
「私も聞いちゃってびっくりしちゃったぁ〜。」
「あのさ…。まだ、亜子には話していないんだ。」
「どしたの? 」
「ナギさんの正体…ネギ君なんだ。」
そのことを聞いてあっけにとられるがはっきりと言い返す
「ナギさんの正体が・・ネギ君だって何だって‥亜子の思い、踏みにじるわけには行かないよ。」
「言うと思った。」
「やっぱり・・・。」
わかっていたことなのか言い返せない二人。
「だったらさぁ、まき絵がお膳立てしてあげたら? 」
「えっ!? 」
「私には出来ないから・・・まき絵だったら大丈夫だよ。」
「でも…。」
「私たちも手伝ってあげる。だって…友達じゃない。」
「そうだよねっ。じゃあ、今日はもう遅いから。」
そういって退出することにしたのであった




「はぁ・・ナギさんどこ行ったんやろ…。」
しばらくたったある日。和泉亜子はなかなか帰ってこないナギにやきもき。
いつ帰ってくるかと言う気持ちでいっぱいになり誰も見ていないところでなきそうになったことも。
今日も帰りを待っていた。
「はぁ・・今日も帰って・・・。」
「どうかしたんですか? 」
ふと、声がするのでいってみるとなぜかナギと佐々木まき絵が。
一気に顔を真っ赤にしてしまう和泉亜子
「な、なななななんでナギさんが…。」
「連れてくんのすっごく大変だったんだよー。」
と、膨れながら説明する佐々木まき絵と頭をかきながら笑っているナギ。
「で、亜子さん、今から…大丈夫ですか? 」
「んな、急に…。」
すると佐々木まき絵が急に和泉亜子を引っ張る。
「手伝ってあげるって言ったでしょ。」
と、メイド服を脱がし用意した服に着替えさせる。
和泉亜子に内緒で明石裕奈とバイトをしてかき集めたお金で和泉亜子に似合う服を急遽買ってきたのだった。
「うーん。・・これさえはずせれば亜子もかわいいんだけどなぁ。」
と、錠前を見て思案顔。
「ちょ、これは・・・。」
「そうだっ! 」
用意したのは一本のリボン。それを和泉亜子の首に巻いてあげる。
「そ、そんな…。」
一気に顔を赤らめる和泉亜子。するとナギがやってくる。
まき絵さん、準備できました? 」
「オッケーだよ。」
すると大胆にもナギと腕くみをする佐々木まき絵
「ちょ、まき絵!! 」
すかさず和泉亜子もナギと腕を組むそれを見たナギはやや苦笑。
「これは困りました…。」
そういって3人でオスティア観光を始める。
「ねぇねぇ。これかわいいよね? 」
「こっちのほうがかわいいんやて。」
「ハイハイ」
と、和泉亜子佐々木まき絵に引っ張られて苦笑いするナギ
「おなかすいたん。」
「じゃあ、あそこでお昼にしましょうか。」
と、オープンテラスで昼食。
「慣れました? 」
「うーん・・やっぱり不思議な世界や。」
「よかった‥亜子さんのことだからふさぎこんでいるのかと思いました。元気になってよかったです。」
「でも・・・やっぱり、ついてきたらあかんことわかったん。ごめんな。」
と、はっきり言う和泉亜子に対して佐々木まき絵はもじもじ。
「ナギさん…その…。」
「わかってますよ。まき絵さんは元気が一番何ですからそんなにふさぎこまなくても。」
すると佐々木まき絵はにっこり
「ごめんね。」
「ほら、行くで。」
と、今度は率先して和泉亜子が引っ張る。
と、3人でわいわいやっていて気がつくと夕方。そしてオスティアでも一番眺めのいい高台にやってきたが佐々木まき絵だけいない。
「あれ…まき絵さんは? 」
「おらへん。どこ行ったん!? 」
「でも、いいじゃないですか。ほら。」
と、ナギがオスティアの街を一望するところまで連れて行く。手を引っ張られた和泉亜子はどぎまぎ
「(ここで・・告白せんと…)」
しかし、真っ赤になってしまい何も出来ない。それでも、勇気を絞って思いの丈をぶつける。
「あ、あの…ナギさんの事…前から…好きやったんです!! 」
ぶつけられたナギは一瞬だけびっくりする。ここまでストレートに言ってくるなんて思っていなかった。ちうに言われたときは"振れ! "といわれていたがここまで一途な和泉亜子を見ればそう易々と振ることも出来ない。
それでも、考え抜いた挙句にこう伝えた。
「お気持ちは・・・うれしいです…でも、今は亜子さんたちを解放しなければいけません。答えは…そのときでいいですか? 」
一瞬だけナギから顔をそらすがにっこり。
「まってるで」
「ごめーん、ちょっとだけはぐれちゃった…あれ、どしたの? 」
と、わざとはぐれたフリをしていた佐々木まき絵が戻ってくる。そして、なぜか顔を真っ赤にするナギと和泉亜子。そして佐々木まき絵を引っ張り出す
「やっぱりまき絵はうちの大事な親友やて! あんがと! 」
「…よかった。」
和泉亜子の元気な顔を見て佐々木まき絵もにっこりしたのだった。




とある日の格闘場。控え室にはナギとコジローと和泉亜子村上夏美
「ナギさん…怪我、せんといて。」
「大丈夫ですよ。絶対に勝ちますから。」
「コジロー君も無理しないでね。」
「大丈夫やて。」
そして、歓声が控え室まで聞こえてくる。
「行くで。」
「うん。」
そういって決戦の場へと向かうのであった。

補足
実をいうとこれを考えていたのが6月の下旬
ネギSで"魔法世界で日常を書くのは無理だ"と言うのがあってじゃあやってみますかと思ったはいいが。
パソがクラッシュ→pRythmess→那波千鶴ss→綾瀬夕映休載日・誕生日とやっていたらここまで遅くなりました。


と、言うか今現在進行形の物語だし!


誕生日で行くと超鈴音鳴滝姉妹だけど頭の中にあるのはネコミミ佐々木まき絵Evangeline.A.K.Mcdowell相坂さよ休載日*1明石裕奈休載日*2と言う…。


orz

*1:誕生日が不明

*2:救いなんかない上にこれも現在進行中