大河内アキラ誕生日ss2

おはようございます。
今現在4時半。ネギま!ブロガー一の早起きである楊さんより先に起きてしまいました(爆。
5時でいいのに出発まで3時間以上あるよ・・・
と、言うわけで麻帆良のマーメイド・アキラさんの誕生日ss。
そして、ここから、二周り目突入! ━━━━ヽ(〃▽〃 )ノ━━━━!!


彼女が紛れ込んだ世界とは…
いつもどおりに、ヨムヨム

"step by step"


その日大河内アキラ那波千鶴と一緒にプールにいた。
と、言うのも村上夏美の紹介でどうも泳ぎを教えてもらいたいらしい。
普通には泳げるがもっときれいに泳ぎたい。
まあ、村上夏美の紹介だったらと思い受けることに。
「もうちょっと、伸ばせます? 」
「こう、ですか? 」
「あっ、なかなか上手です。」
と、きれいに25m泳ぎきってしまう。
「さすが水泳部なのね。」
「…そんなこと無いです。千鶴さん、ちょっと聞いただけですぐ上手になりました。」
「あらあら、アキラさんの教え方がうまいからよ。」
と、二人で謙遜しあってしまう。とりあえず、自分も何往復かし。そのままロッカーへ。
「ふー。そうだっ。お礼しないと。」
「そ、そんなお礼なんて…。」
「それに、もうそろそろ誕生日でしょ? 」
「何で千鶴さんが? 」
「夏美ちゃんから聞いたわよ。そんな、謙遜しないで。」
そういうといきなりキスをしてしまう那波千鶴。いきなりキスをされた大河内アキラは顔を真っ赤に。
「!!?! 」
そのまま座りこんしまう大河内アキラ。立とうとしても力が入らない。そして、那波千鶴が持っているのは赤い飴玉。
「ほら、食べて。」
言われるがまま口にするとそのままばったり倒れてしまった。




「起きて、いつまで寝ているの? 」
「あ、あれ…? 」
誰かに起こされる大河内アキラだが、そこにいたのは那波千鶴に似た大人の女性。
「あ、あれ? 千鶴さん…。」
「今は、谷本安衣よ。」
大河内アキラも自分の姿を見てびっくり。背はすらっと伸びていてプロポーションもくっきり。服が小さいのか肌が見えてしまっている。
「…これは? 」
「これを使って大人になったのよ。」
と、赤い飴玉を見せる。谷本安衣が言うには赤い飴玉で年齢を上げることが出来、青い飴玉で子供になれる。
これを使って遊んでいたがナギと和泉亜子に絞られた。
けど、それでもやめられない。
「そんなことしてばれないんですか? 」
「大丈夫よ。そんな心配しなくても。でも…。」
「でも? 」
「"大河内アキラ"と名乗ったらばれるかもね。」
「偽名。ですか? 」
ふと考えるといい名前が。
「"滝川結貴"はどうですか? 」
なぜか同意を求めると谷本安衣はにっこり。
「いい名前ね。じゃあ、そのパッツンパッツンの洋服とポニーテール。何とかしないとね。」
そういわれて谷本安衣に引っ張られるようにブティックへと向かう滝川結貴。
あれこれ服を着せられる。
「これは…ちょっと。」
「じゃあ、これは? 」
「なんだか…恥ずかしい。」
「あんまりおしゃれしたこと無いとか? 」
「そ、そんなわけじゃないけど…。」
首を振って否定する滝川結貴。そして、また服を手渡される。今度は鏡を見て納得する。
「安衣さん。ありがとうございます。」
「あらあら。お礼なんかいいわ。」
今度は美容院に連れて行かれる。しばらくするとポニーテールが解かれまるで別人みたいな滝川結貴が。
「これが…私? 」
「すっごくきれいよ。」
そういわれて顔を真っ赤にしてしまう。谷本安衣が時計を見ると夕方も近い。
「あらあら。もう、こんな時間。ちょっと早いけど夕ご飯の時間かしら? 」
「じゃあ、私何か…。」
「あらあら、今日はいつものこと。忘れたら? 」
そういわれて納得する滝川結貴。連れて行かれたのはレストラン
「なんか…高級そう。」
「大丈夫、大丈夫。」
と、なぜかにっこりする谷本安衣。滝川結貴と名乗っているが中身はいつもの大河内アキラ。夕飯はいつも学食なのでこういったところに慣れていない。
それでも那波千鶴…もとい谷本安衣がいるので少しは落ち着ける。食べ終わるとまたどこかへ引っ張られるように連れて行かれる。
連れて行かれたところはバー。
「飲めるんでしょ? 」
「ま、まあ…。」
顔を真っ赤にする滝川結貴。飲めることは飲めるのだが村上夏美が言うには人間が変わっていたとか言っていた。
ただ、自分にはその記憶がない。
そして言われるままワインに手をつける。とたんに目が据わってしまう。
「あらあら。」
雪広あやかとナギをつぶしてきた谷本安衣にとっては願っても無い相手。
自分もワインを飲んで飲み明かすのだった。




「安衣さん、安衣さん。」
「あらあら? ここはどこかしら。」
「安衣さんがとってくれたホテルですよ。安衣さん飲みすぎです。」
気がつくとダブルベッドに滝川結貴と一緒に寝ていた。どこをどうやって帰ってきたかわからない。
そして、二人揃って下着姿。
「…飲みすぎです。」
「あらあら。結貴ちゃんだって顔真っ赤にしてたわよ。」
「…恥ずかしい。」
「きれいな肌なのね。」
そういって下着姿のまま抱きつきキスをする谷本安衣。キスされて顔を真っ赤にする滝川結貴。
すると滝川結貴がある提案をしてくる。
「安衣さん、行きたいところがあるんですけど。」
「あらあら。結貴ちゃんが提案してくるなんて。いいわよ。どこ行きたいのかしら? 」
と、提案したのは海をメインとした遊園地で遊ぶこと。
「あらあら。中身は子供なのね。」
「ち、違うんです。こういったことできるのもめったにないし…。」
「そんな事言ってはないわよ。いいわよ。」
と、現地に到着すると園内を一周する遊覧船に乗り込む。
海から眺める高い山に興味津々。
「あっ。あそこにジェットコースターが。」
「乗る? 」
そういって二人で乗り込むがあまりのスピードにふらふら。
「やっぱり、すごい。」
「少し、落ち着こう。」
と、海が見えるカフェテリアでお茶をすることに。ふと疑問に思ったのか滝川結貴が谷本安衣に尋ねる。
「あの…聞きたいことが。」
「あらあら。」
「何で、大人になりたがるんですか? 」
その問いかけに少しうつむいてしまう。
「…本当はね。夏美ちゃんを助けたかったのよ。でもね。助けてほしかったのは自分かもしれない。なんか、埋めきれない何かを探してずっと大人に…。」
「安衣さん…じゃなくて千鶴さん。村上は落ち込んでいたりしなかったよ。ただ、少し危険な目にはあったけど。もしかしたら村上のほうが大人なのかも知れない。」
「あらあら。亜子ちゃんも同じ事言っていたわ。」
「…実は、自分が楽しんでいるとか? 」
「そうかもね。」
するとなぜかにっこりする谷本安衣。辺りを見ると騒がしい。
「そろそろ、ショーの始まりですね。」
「じゃあ、行きましょ。」
と、二人で花火を眺めている。あまりのきれいさに滝川結貴と谷本安衣もうっとり。
「…やっぱり結貴さん誘ってよかったわ。」
「…安衣さんがそういってもらえるのがうれしいです。」
そして、ショーが終わると疲れてしまったのか滝川結貴はうとうと。
「…安衣さん、疲れた。」
「あらあら。じゃあ、帰りましょ。」
というが、滝川結貴はそのまま谷本安衣に寄り添うように眠ってしまったのであった。




「アキラ、アキラ! 」
「…あれ、ここは? 」
「自分の部屋だよ。」
大河内アキラが気がつくと寮のソファーベッドの上。周りにいるのは明石裕奈和泉亜子佐々木まき絵。鏡を見るといつもどおりの自分。
「いったい、何があったん? 」
「なんか、かっこいい女の人が来てアキラのことお願いねとか言ってどっか行っちゃったよ。」
まさか、あの女の人が那波千鶴だとは言えないアキラは黙り込んでしまう。
「…3人にはまだ早いかもね。」
そうごまかすと3人揃ってジト目に。
「アキラだけずるーい。」
「ねぇねぇ、何があったん? 」
「もしかして、あれ? 」
「あ、いや、だから、その…。」
さらに3人からつっこまれて慌てふためく大河内アキラなのだった。

補足
原作では絶対にありえない大河内アキラ×那波千鶴というカップリング。
そして、年齢詐称薬ねた。


ちなみに谷本安衣というのは過去にも言ったけどドラマ版ネギま!の那波千鶴役の女優さん。そして、滝川結貴は大河内アキラ役の女優さん。もう#17のあれを見てぞっこんになりました(汗
ただ、語るとマジ切れするので語らないけど。


今週日曜は明石裕奈誕生日なんだよなぁ…