TRPGから見たネギま!〜魔法の取得と素質について〜

と、言うわけで土曜日に言っていた"魔法の素質と取得について"について。


ファンタジー系のTRPGに関して言えば魔法の習得は一番シビアである。魔法の世界にいてマナの集積があるからといって。一般人が簡単に使えることは早々にない。*1


ソードワールド2.0に関して言えばそのクラス(プリースト、ソーサラー、コンジャラー、フェアリーテイマー、マギテック)を取得していないと魔法は取得できない。ただ、レベル以下ならすべての魔法が使える。


もっと厳しいのは"セブン・フォートレス"魔法使い系のクラス(プリースト、メイジ、フォーチュンテラー,サモナー、ディヴァインなど)を取得していて"星界魔法の素質""紋章魔法の素質"を取得していないと魔法を使いこなすことは不可能である。さらに魔法を買わないと覚えられない。


ただ、このシステムに共通するのは両方とも"ファンタジー系のTRPG"であるということ。現代ファンタジー物であるネギま!はどうなのか。


まず、セブン・フォ−トレスの姉妹版"ナイトウィザード"ではどのクラスでも取得できると魔法を覚えやすくなっている。それはPCたちが"月衣"に守られた特殊な存在であるから素質さえあれば魔法を覚えられる。が、買わないと覚えられない。


現代物TRPGの双璧といえば"アルシャードガイア"も忘れてはいけない。こちらはアルシャードシリーズと同じではあるがクラスを取得していれば魔法が使える(ホワイトメイジ、ブラックマジシャン、サモナー、ミスティック)。ソードワールドと大体同じである。ネギま!に近いのはアルシャードガイアではないかと考えている。


一番特殊なのが"ダブルクロス"である。どのシンドロームでも魔法使い的なエフェクトが多数存在していてそのシンドロームであれば取得できる。その気になればキュマイラ・ブラックドックで魔法使いと言い張ることも可能である。これは魔法拳士になるが。
ちなみに魔法使い的なシンドロームをあげればエンジェルハィロゥ・ブラックドック・サラマンダー・ソラリス・オルクス・バロールが該当する。


ちなみに現代ものでも魔法が存在しないものもある


ただ、さっきセブン・フォートレスで魔法は覚えられないと一手がメビウスにおいて新たな概念が追加された。


それは魔法を装備すること。"魔装"という概念である。これはナイトウィザード2ndから追加され、ある程度の魔法力を代償にして魔法を使い続けるということである。これにより、魔法が使えない戦士でもある程度の魔法を使えるようにはなった。


ただ、これも買わないと覚えられない点からも魔法は覚えづらいという点には変わりは無いことは確かである。

魔法といってもいろんな切り口があるのでネギま!を読む場合にはそこあたりも着目して読んでいければいいかなぁと。

*1:ただ、まき絵に関してはエヴァにかまれたという特殊性がある以上どうにもいえない