ネコミミモード! 

と、言うわけで4ヶ月ぶりの休載日ss
ちなみにこの前の休載日は・・イタリア帰国直後(爆


と、言うわけで今回は"もしも村上夏美がネコになってしまったら・・・"
いつもどおり、ヨムヨム

"村上夏美の場合"
それはある日曜日のこと
ベッドの中でもぞもぞ動く村上夏美。しかし、様子がおかしい。
「(あれっ? )」
手を触ってみてわかったことなのだがなんだかもこもこする。むくっとおきると自分の手がけものの手に。
「(え? なにこれ? )」
そばにあった手鏡を見て目を白黒させる。
自分の頭の上にはえていたのはまぎれもないネコミミ
「(ど、どどどどーしよー!! )」
「夏美ちゃん? 」
誰かが声をかけてくる。声の主は同室の那波千鶴
「(やばっ。ちづ姉だ。)」
布団を頭にかぶって隠れる村上夏美
「もぅー。どうしたのよー。朝だよ。」
と、布団をはごうとする那波千鶴。見られたくないのか必死に押さえる村上夏美
「どうかなされたのですか、ちづるさん? 」
「夏美ちゃんがねぇー。起きてこないのよ。」
それを聞いて頭を抱える雪広あやか
「夏美さん、朝ですよ。起きて来なさい! 」
「(こ、こんな姿見せられないよー!! )」
必死に抵抗する村上夏美だが布団の中に手が入ってきて村上夏美をくすぐる。
「(く、くすぐったいよー!! )」
「夏美さん、いい加減に観念しなさい!! 」
と、雪広あやかが一瞬の隙を突いて村上夏美の布団をはぐとそこにいたのはネコミミと尻尾の生えた村上夏美だった




「夏美さん、いったいこれはどー言うことなのですか!? 」
「(知らないよー!! )」
「夏美ちゃん、ニャーニャー言っているばっかりで何を言っているかわからないわ。」
「(わからないよー。)」
相変わらずニャーニャー言っている村上夏美に頭を抱える那波千鶴雪広あやか。」
「そういえば、ちづるさん、小太郎さんがいらっしゃいましたよね? 」
「でも、小太郎使ってどうするの? 」
「小太郎さんを使えば夏美さんが何を言っているかわかりますわ。」
「そうね。じゃあ、探しに行って来るわ。」
そういって犬上小太郎を探しにいく那波千鶴。部屋の中には雪広あやかと猫化してしまった村上夏美だけ。
「仕方がないですわね。とりあえず朝ごはん用意しますから待っていてくださいな。」
と、料理をするがその間も村上夏美は落ち着きがない。
「夏美さん、少しは落ち着きなさい! 」
と、言うと少しは落ち着くが何分と持たない。痺れを切らした雪広あやかは思わず怒ってしまう
「夏美さん! 」
おっかなびっくりしたのか隅っこで縮こまってしまう村上夏美を見て頭を抱えてしまう雪広あやか
「大丈夫ですわ。」
なでなでされてほっとする村上夏美。しばらくすると朝ごはんも出来上がる
「夏美さん、できましたわよ。」
と、朝ごはんを出されるが手がけものグローブみたいになっているのでなかなか箸が使えず結局はぴちゃぴちゃなめるようにして食べる村上夏美
それを見ていた雪広あやかはまた、頭を抱える
「まったく、世話の焼ける子猫ちゃんですわね。」
と、よそって村上夏美に食べさせてあげる雪広あやか
「(いいんちょ。ありがと。)」
なぜかにっこりする村上夏美。そうこうしている内に朝ごはんも食べ終わってどうするかを考える雪広あやか
「さて・・この子猫ちゃんをどうしましょう・・・あれ? 」
周りを見回してみても村上夏美の姿はいなかったのであった。




「(いいんちょに恥ずかしい姿見られちゃったよ〜!! )」
と、何にも言わずに部屋から出て行く村上夏美。あまりの恥ずかしさに沸騰してしまう。
「(そうだ。確か、この前夕映ちゃんも同じような格好に・・・。)」
と思っていると誰かに抱きかかえられる
「ネコちゃんだぁー。」
「かわいいですぅー。」
「(ちょっと、風香ちゃん、史伽ちゃん!? )」
ネコ化した村上夏美を抱きかかえるのは鳴滝史伽。いたずらする気満々の目をしている鳴滝風香におびえる村上夏美
「さわっちゃえー。」
「(だ、だめだよー。くすぐったいよー。)」
「私も、私も! 」
と、二人から触られまくりの村上夏美。顔を真っ赤にしてしまう。
「えいっ! 」
「(ひゃっ!? 何するのよー。やめてよー。)」
ぱっしーん!! 鳴滝史伽が尻尾を握ったため。勢いでパンチしてしまう。
「かわいいですぅー・・・。」
「ふ、ふみか!! 」
ぱったり倒れる鳴滝史伽にびっくりする鳴滝風香
「(と、とにかく逃げなきゃ!! )」
と、その場から走り去る村上夏美。しばらくすると誰かにぶつかってしまう。
「(また見られちゃったよ〜!! )」
「・・これ、村上じゃない? 」
「アキラ、どしたん? 」
そこにいたのは大河内アキラ和泉亜子
「(はずかしいよぅ〜。)」
と、顔を隠してしまう村上夏美だったが抱きしめる大河内アキラ
「・・・大丈夫。」
「そうやで、うちら仲間やねん。」
それを聞いてなぜか涙を流す村上夏美だった。




「でも、どうするん? 」
「それにしても・・なんでネコミミに? 」
「(よくわからないの〜。)」
「?? 」
と、事情を聞こうとする二人だが村上夏美から発する言葉はニャーニャーばかり。
「・・わからない。」
「ちょっとまってや。なぁ夏美ちゃん。」
と、身振り手振りを交える和泉亜子にそれをまねする村上夏美
「わかったで。なんか気がついたらネコになったんやて。」
「・・少し変だよ。」
それをぼーぜんと眺めている大河内アキラ
「でも、どないしよ・・・。」
「そうだ。小太郎君は? 」
「そうやった。小太郎君ならわかるかもしれへん。じゃ、いくで。」
「(ちょ、ちょっと!! )」
と、引っ張られるように連れ出される村上夏美だが大河内アキラが立ち止まってしまう。
「小太郎君ってどこにいるんだろう? 」
「そうやなぁ・・・夏美ちゃん、しらへん? 」
と、ボディーランゲージで会話をしようとする和泉亜子
「(小太郎君は・・よくわからないなぁー。)」
犬上小太郎の居場所は姉代わりの村上夏美でもよくわからないらしい。考え込む大河内アキラだがふといい考えが浮かぶ。
「あの人なら・・知っているかもよ。」
と、向かった先は長瀬楓のところ
「どうしたでござるか? アキラ殿に亜子殿に・・・。」
ネコミミ村上夏美を見てぼーぜんとする長瀬楓
「こんな姿だけど夏美ちゃんやで。」
「小太郎君、探しているんだって。」
「小太郎殿と一緒に訓練してるでござるが今日はこっちには・・・。、」
「そうなんだ・・・。」
「そういえばさっき千鶴殿が探しに来たでござるよ。」
そう聞いた瞬間におびえてしまう村上夏美
「大丈夫やて。ちづるさん、きっと夏美のこと心配しているんやて。」
なぜかほっとする村上夏美。すると呼び鈴が鳴る。
「まったく今日は来客が多いでござる。どれどれ・・。」
扉を開けるとそこにいたのは綾瀬夕映宮崎のどか
いいんちょさんから聞いたんだけど夏美ちゃんの様子がおかしいって・・・。」
ますますパニックになる村上夏美。しかし大河内アキラが捕まえてじたばた。
「(こんなとこ見られたくないよー!! )」
「村上、落ち着いて。」
そういわれるとまさに借りてきたネコ状態になる村上夏美。それを見た綾瀬夕映は一目で判断する
「これは確かに・・私にかけられたのと同じ状態です。」
「で、解決する方法とかあるの? 」
「ハイ。時間がたてば元に戻るそうですがその方法を調べてきましたです。」
と、村上夏美の頭に手を置いて呪文を唱える綾瀬夕映。すると呼び鈴が鳴る。
「今度はどちらでござるか? 」
扉を開けると入ってきたのは那波千鶴
「もぅ〜。探したわよ〜。」
声を聞いただけで真っ青になる村上夏美
「ちょっと、夏美さん、動かないでくださいです。」
「(こんなとこちづ姉に見られたくないよ〜。)」
解呪の途中に逃げ出す村上夏美
「捕まえるです! 」
と、言うがすばしっこくなかなかつかまらない。何とか宮崎のどかが押さえつける。
「(離して〜!! )」
「大丈夫だよ。そんな、恥ずかしくないって。」
「のどか、そのまま押えて置いて。」
和泉亜子大河内アキラ長瀬楓那波千鶴の4人まとめて飛び掛ってくるがとっさに離れたために4人全員が宮崎のどかに激突する結果に。
「いたたた・・・。」
「あら? 夏美ちゃんは? 」
「いないです。」
「まだそんな遠くに入ってないはずでござる。」
「みんなで手分けしてさがすで。」
そういって手分けして探しに行くことになった。




「(ちづ姉に見られちゃった〜。もしかしたら私はみんなの・・・。)」
と追っ手から逃れた村上夏美はしょんぼり。なぜだか涙が出てくる。
すると誰かが声をかけてくる。
「何や、夏美姉ちゃんやない? 」
「(小太郎君? )」
声をかけてきたのは犬上小太郎。逃げ出そうとするが手を離さない。
「どうしたん、そんなネコミミつけて、わいみたいになろうとしたん? 」
「(ち、違うの!! )」
「はずかしがらんてええで。むっちゃお似合いやで。」
そういって頭をなでる犬上小太郎。なぜだか涙を流す村上夏美
そのとき、村上夏美にかかっていた魔法が解けてもとの姿に。
「あ、あれ・・? 」
「何や、元の姿に戻ったやない。ネコの格好も似合っていたけどこっちのほうがかわいいで。」
「小太郎君のばかばかばかぁ〜!! 」
とたんに真っ赤にしてポカポカたたく村上夏美
「ここにいたですか? 」
と、声をかけてくるのは綾瀬夕映宮崎のどか大河内アキラ和泉亜子那波千鶴長瀬楓
「あ、あれ・・・。」
「どうやら元の姿に戻れたみたいです。時間がたったんですね。」
「よかったね。村上。」
「何とかなったやない。」
「これで一件落着でござる。」
「あ、あのっ!! みんなに迷惑かけたみたいで・・・。」
そういって恐縮する村上夏美那波千鶴が抱きしめる。
「・・・ネコになったってなんになったって夏美ちゃんは夏美ちゃん。大丈夫だよ。」
「・・心配かけてごめん。」
「そうだ。ネコミミじゃなくなったけどこんなの用意していたんだ。」
用意したのはフリフリのドレス。全員がぼーぜんとする。
「千雨ちゃんから借りてきたの。似合うと思うわよ。」
村上夏美は目を点にしたかと思えば顔を真っ赤にして逃げ出す。
「やっぱりちづ姉おかしいよ〜。」
「どうする? 」
「まったくあほな争いです。」
「追っかける? 」
「このまま見取るで。そっちのほうが楽しいやん。」
「そうだね。」
「小太郎君も助けてよ〜。」
「小太郎くん。わかっているよね? 」
結局は二人の追いかけっこを楽しく見ているのであった。

補足
2人目の犠牲者は村上夏美
本当は佐々木まき絵和泉亜子にしようかと思ったんだけど佐々木まき絵誕生日も控えていることと和泉亜子にするといじるのが明石裕奈になってしまうので候補のひとりだった村上夏美に白羽の矢を。


でも、結局ちづ姉にはいじられるんだよねぇ〜。合掌
後、被害者1号ということで綾瀬夕映も登場。ただ、次回以降異質な彼女しか出てこない・・・はず。


次回はネコミミから離れてあの女の子を出すかまきゆえ本屋のssか・・・
次の休載日次第だな。