毎日ネギま! リターンズ〜村上夏美編〜

ネギま! でアンケート好評実施中。〜1/8まで。


あと、3日あるけど、明日からコミケなので今日の村上夏美がおおトリ
今まで彼女には取りえないとか影が薄いって言われているけど・・・。
彼女にだってとりえはあるさ。
と、言うわけでいつもどおりヨムヨム

"Girl be ambitios!〜シンデレラになろうよ〜"
ネギ先生はそんなにお行儀悪くありませんわ! 」
「ガキにんなもん求めんな! 」
「都合の良いときだけガキに戻るなんて卑怯ですわ! 」
「ただいまぁー。あれ、いいんちょと小太郎君、どうかしたの? 」
「夏美さん、小太郎さんがまた・・・。」
「ちがうんや。先に言いがかり付けたんはいいんちょが先や。」
「なぁんですってぇ!! 」
「何やとー!! 」
と、雪広あやか犬上小太郎でけんかを始めてしまい、村上夏美はぼーぜん。
「まったく・・・。」
「ほっといて大丈夫よ。夏美ちゃん。」
ちづ姉・・・。」
と後から帰ってきた那波千鶴も半ばあきらめ気味。
「それとも、小太郎君に別の感情抱いてるのかしら? 」
ちづ姉〜!! 」
あらぬ疑いをかけられて村上夏美は顔を真っ赤にするのであった。




ちづ姉ったら・・・。」
また別の日。村上夏美は部活の帰り道。那波千鶴に冷やかされた村上夏美はどぎまぎ。
「何なんだろう・・・この感情。こんなんじゃ、なんか小太郎君の事まともに見れないよ〜。」
思い出しては一人で顔を真っ赤に。すると誰かにぶつかってしまう。
「大丈夫ですか? 」
「ご、ごめんなさい!! あっ・・・。」
ぶつかった相手はネギ先生
「ご、ごめんなさい!! 」
立ち去ろうとする村上夏美を引き止めるネギ
「夏美さん、どうかしたのですか? 」
「あ、あの・・・なんでもないの!! 」
「様子がおかしいですよ。」
と、言われてしぶしぶ事情を話す
「あの・・・小太郎君が・・・。」
それを聞いたネギは少しだけ笑ってしまい村上夏美はネギの事をぽかぽか叩く
「大丈夫ですよ。夏美さん。そういえば夏美さんって小太郎君のことをどう思っているんですか? 」
「それはさ・・・とりあえず、身近な弟だけど、何だか見ているとなんかやらかさないかなぁって・・・。」
「そういえば、かなり前ですけど、アスナさんが僕に対して同じ事言っていました。やっぱり女の人ってそうなのかもしれないですね。」
「ほんとに? 」
「だったら僕にいい考えがありますよ。」
「え? 何、何? 」
と、ネギから聞いて顔を真っ赤にする村上夏美
「えっ? 小太郎君とデート!? そ、そんなぁ・・・。」
「大丈夫ですって。僕にいい考えがありますから・・・。」
ネギの考えに首をかしげる村上夏美だった




「小太郎くーん!! 」
「お、なんや、ネギやないけ。どしたん? 」
と、エヴァの別荘で修行をしているネギと小太郎。ちょうど休憩にするのでネギは小太郎と話をすることに。
「夏美さんがね、小太郎君に片思いなんだって。」
ブー!! 飲んでいたものを思いっきり噴き出す小太郎。
「な、夏美姉ちゃんが、んなことあるわけないやろ!! 」
と、思いっきり否定する小太郎。
「この前ちょうど夏美さんとあったんで聞いたんですよ。それにしても乙女の思い踏みにじるなんて紳士として失格だよ。」
「そ、そんな、ワイは一匹狼やし、女なんか関係あらへんわ!! 」
「お、何の話? 」
「面白そうですねー。」
と、やって来たのは朝倉和美相坂さよ
「あっ、朝倉さんに相坂さん。ちょうどよかったんですけど・・・。」
と、二人にも話すことに。
「ハッハーン。村上は小太郎君に恋をしているっちゅうわけだね。これはスクープだよ!! 」
「わいはそんなこと・・・。」
と慌てふためく小太郎。と、朝倉和美は考え出す
「このままデートしても面白くないからなんか少しひねらないとなぁー。」
「実は・・・。」
「へぇー。それは面白そうだ。」
考えと言うのは小太郎とネギが大人になって一緒にデートする作戦。
「じゃあ、お姉さんも一肌脱ごうかな。」
「朝倉さん、ありがとうございます!! 」
「な、なんや、お前らグルやったんか? 」
「おい! 」
と、やって来たのは長谷川千雨
「あ、長谷川さん。ちょうどいいところに来ましたね。」
「いいところじゃねえだろ! おまえ、この前の顛末知ってるのか!? 」
「へぇー。ちうちゃんは知ってるんだ? 」
「ま、まあな。」
と言うのも和泉亜子とのデートの際にも年齢詐称薬を使ってナギと和泉亜子がデートをしたのだったがどこをどうしたら伝わったのか8人にあとを付けたは良いが、付けられたのがばれてナギに鉄拳制裁を喰らった挙句に佐々木まき絵にまで怒られると言う散々なもの。
もちろんその中に長谷川千雨も含まれていた。ちなみに長谷川千雨が言うには佐々木まき絵は2,3日口を聞いてくれなくて和泉亜子が説得してやっと許してくれたらしい
「自業自得だね。ちうちゃん。」
「そういう問題じゃねぇだろ!! その光景を和泉が見てたらどうすんだよ!! 」
「大丈夫だって。そこは、あたしが何とかするから。」
「本当に・・大丈夫かよ。」
やる気満々な朝倉和美に対して長谷川千雨は頭を抱えていたのであった。


「あれ・・・。」
村上夏美が寮に戻るとそこにはきれいな封筒に入った一通の手紙が
「ん、何々・・・"今度の日曜に夏美さんに会ってもらいたい人がいるので会ってもらえませんか? つきましては日曜の9時に麻帆良中央駅で待ってます。ナギ"」
読んだだけで顔を真っ赤にする村上夏美。と、そこに何食わぬ顔で帰ってくる小太郎。
「お、夏美姉ちゃん、どうしたん? 」
「ど、どどどどうしよー!! 」
「ん、なんや・・・。ええやん、あってもらいたい人がいるんやて。しかも、あのナギからやて。夏美姉ちゃんビックチャンスや! 」
「小太郎君は・・・ナギさんの事知ってるの? 」
「まあ、少しだけやけどな。」
「ねぇ、どんな人、どんな人? 」
「そやなぁ・・・。」
と少しだけ話す事に。
「まっ、そういうことや。俺、ちょっと用があるん、夕飯入らんとちづ姉に伝え取ってくれや。」
「うん・・・判ったよ。」
そういって部屋から出る小太郎。そこにいたのは朝倉和美長谷川千雨相坂さよ
「どうでした〜。」
「3人ともあんがとな。」
「まあ。良いけどな。その前に・・・。」
「何や? 」
「村上にばれない方法だよなぁ・・・。」
「まっ、そういうことになるな。アイツ演劇部だから生半可な演技だったらすぐにばれるぞ。」
「だ・か・ら。これから小太郎君改造計画をやるわけなんだよね。ちうちゃん。」
「・・・その名前で呼ぶなぁ!! 」
「な、なぁ・・3人ともお手柔らかにな。」
にっこり微笑む朝倉和美に対して小太郎は半分おびえていたのであった。




そして、日曜日。麻帆良中央駅で待っている村上夏美。あの後雪広あやか那波千鶴に相談して思いっきりおめかしをする村上夏美
「な、何だか恥ずかしいよぅ〜!! 」
と、一人顔を赤らめる。
「どうかしたんですか? 」
「え? あ、あ、あ、あ・・・」
後ろから声をかけられてびっくりする村上夏美。後ろにいたのはナギとワイルドな感じの青年。むろん年齢詐称薬で変装したネギと小太郎なんだけど小太郎にいたっては朝倉和美長谷川千雨から条件を突きつけられた
一つは耳を隠すこと、もうひとつは髪形を変えること。そして大阪弁を使わない。
「あ、あの・・・。」
「ああ、この人? 僕と一緒にNGOで一緒に仕事してるコジロー君だよ。ほら。」
「ああ・・よろしく。」
首をかしげる村上夏美。しかし誰だかよくわからない。
「(どっかで見たことある顔なんだけどなぁ・・・。)」
「どうしたんだい? 」
「な、なんでもないです!! 」
「まあ、立ち話もなんですし近くのスタバに行きませんか? 」
「お、そうだな、流石はナギだな。」
「う、うん。」
そういってスタバに向かう3人。そのあとをつける肩に人形を抱いている年頃の女性と小学生。
「なかなかうまくいってんじゃん。」
「第1段階は突破ですね〜。」
「な、なぁ・・少しだけ良いか? 」
「どうしたのですか〜。」
「なぁんでこんな格好しなきゃいけねぇんだよ!! 」
もちろんその正体は特製人形に取り付いた相坂さよと年齢詐称薬で変装した朝倉和美長谷川千雨だった。




「ねぇ・・コジローさん? 」
「どうした? 」
「ナギさんって・・どんな人。何ですか? 」
「そうだな・・・俺から見たら完璧な人間だよ。どこをとっても非の打ち所が見当たらない。まあ、一つだけ弱点上げれば・・・。」
「弱点? 」
「アイツ、ああ見えても堅物なんだ。そこ直せって言ってんのになかなか直さないんだ。」
「へぇ・・・。」
「あ、お待たせしました。」
「なぁんかすっごく格好良いのに・・・。」
村上夏美は二人に違和感ありまくりだが正体をつかめずにいた。
「コジロー君はどうですか? 」
「わ、私にこんな人・・・。」
「お似合いですよ。」
そういってまた顔を真っ赤にする村上夏美
「そ、そうだ!! 」
と、やおら立ち上がる村上夏美
「行きたいところがあるんです!! 」
と、二人を引っ張っていく。引っ張っていった先は水族館。
「あ、あの・・・友達とかと一緒に行くんだけど男の人と行くの初めてなんですっ!! 」
「良いところですね。」
「じゃ、行こうか。」
と、3人で水族館を見て回る。2人にリードを握られたくない村上夏美は自ら率先して案内をする。
「(な、なぁ。)」
「(どうしたの? )」
「(夏美姉ちゃんいつもより活発やで。)
「どうかしたんですかぁー? 」
「な、なんでもないですよ。」
「ほら、これなんか、コジローさんそっくりですよ。」
と、指差したのはハリセンボン。少しびっくりするコジロー。
「ま、まあな。でも、ちょっと恥ずかしいな。」
しばらくするとナギもやってくる。
「そろそろ、イルカショー始まるみたいだから一緒に行きませんか? 」
「そうだね。」
と、3人でイルカショーに向かう。
「ハーイ。これからかわいいイルカショーの始まりでーす!! 」
すると何頭ものイルカ達が大きなプールで華麗なショーを始める。
「すごいですね。」
「あいつらすごいなぁー。」
と感心するコジローとナギ。するとステージではまたアナウンスが始まる。
「一組のカップルさんにイルカさんがキスしてくれるそうですー。誰かいませんかー? 」
「イルカがキスをしてくれるですって。どうですか? 」
「でも・・・? 」
と、村上夏美が悩んでいると勝手に手が上がる。
「えっ? 恥ずかしいよー。」
「ここまで連れてきてもらったのに何恥ずかしがってんだよ。ほら。」
「でも・・・。」
「じゃあ、そこのお二人さんー。」
と、声がかかる。恥ずかしがる村上夏美に対してコジローが引っ張るように連れて行く。
「お似合いのカップルですよ。」
と、司会のお姉さんに言われて顔を真っ赤にする村上夏美
「じゃあ、顔を近づけてください。いっせーのせで行きますよー。」
と、言われるがままプールに近づける。
「いっせーのせ! 」
するとイルカが飛び上がって村上夏美にキスをする。それと同時に別の方向からキスされる。
「え? 何、何? 」
「可愛かったよ。」
そこでキスをしていたのはコジローだった




「ナギさん、あ、あの・・・。」
「夏美さん、どうかしたのですか? 」
「はずかしがってないで話したらどうだ? 」
「あ、あの・・今日はとっても楽しかったです。」
「それは、よかったですね。」
と、そこに鳴り響く携帯電話。もちろん朝倉和美たちがナギに離れろと言うサイン。
「申し訳ありません。ちょっと席をはずしても良いですか? 」
「うん。」
と、二人だけになってしまう。
「楽しかったか? 」
「うん。でも、気になったことがあるの・・・? 」
「どうした。」
「あ、あの・・・。」
と、恥ずかしながらも気になったことを伝える。
「小太郎君でしょ! 」
それを聞いたコジローは目を点にする。
「・・どこで判ったん? 」
「なんか、努力したあとは見られるんだけど、感じが似ていたんだもの。どんなに変装したって小太郎君は小太郎君だよー!! 」
村上夏美にポカポカ叩かれて当の小太郎も困惑顔。
「・・・な、良いか。ネギから聞いたんやけど。本当に俺のことどう思ってん? 」
「小太郎君は・・大切な弟だけど・・・どっか行っちゃいそうで・・・私・・・私・・・心配なの!! 」
「何や、そんな心配しとって。俺はどこも行かんて。」
村上夏美をそっと抱きしめる。
「本当? 本当だよね、どこにも行かないよね? 」
「ああ。」
それを聞くと村上夏美はそのまま泣き出してしまい、小太郎もそれを抱きしめているだけだった。




それからしばらくして部活からの帰り道。村上夏美はいまだにどぎまぎ。
「まだ・・なんだかドキドキするよぅ〜。」
この前のデートを思い出したのかまた顔を真っ赤に。
「よ、夏美姉ちゃんやない。」
「あっ、小太郎君・・・。」
と、そこで小太郎とばったり。顔を真っ赤にしてしまう
「何、はずかしがってん。わいはわいや。」
「そうだよね。」
と、妙にはにかむ村上夏美
「そうや、一緒にかえらへん? 」
「・・・いいよ。」
そう尋ねられるとにっこりする村上夏美だった。

補足
当初はナギとコジロー*1でデートしてどっちを選んでもらうと言うお話なんだけど。結局ナギが小太郎君と夏美さんに花を持たせたらどうかといわれた。もちろん脳内で(爆。


と、いう訳で当初考えていたタイトルが"魔法仕掛けは恋のライバル! "だったんですが急遽変更。
村上夏美×犬上小太郎は今のところではお似合いのカップルだと思うのですが・・・。まあ、ネギ・夏美と言うカップリングも捨てた訳じゃない。


と言うか考えてみたら現状このメンバーで動いているんだよね。*2だからあの空白を描いてもよかったけど、コンセプトとしては"生徒達が苦しむ姿を見たくない"なので今回は見送り。


残り3日頑張ってください〜。もしかしたら昔のキャラツッコミ再編集して乗っけるかもしれないけどコミケしだいかなぁ〜。

*1:もちろん年齢詐称薬で変装したネギと小太郎

*2:村上夏美は軟禁状態だけど