毎日ネギま! リターンズ〜長谷川千雨編〜

と、言うわけで翌日分。


ちょっと閑話休題
今年もみんなで決めるこむちゃベスト10の投票が今年も始まりました。


ちなみに今年はこむちゃ部門はこむちゃにランクインした曲限定。
影の部門は相変わらずバーリトゥード*1
投票は1/5まで


と、言うわけで横道にそれたのでここでネギま! に針を戻す
ここから怒涛の4日連続更新。みんな付いて来てね〜!! 


その初日は長谷川千雨の日。彼女といえば麻帆良きってのリアリスト・・・。そんな彼女が非日常に迷い込んでしまったら・・・。相変わらずヨムヨム

”Baby Love?"
「どーすんだよ!! 」
「申し訳ございません。」
「そういう問題じゃねぇって言ってんだろ! 」
「千雨さん・・あまり騒ぎ立てると疑われますよ。」
とある倉庫の中。長谷川千雨絡繰茶々丸は縛られて動けない状態に。
何でこんなことになったのかと頭を抱えていた。それはさかのぼること数時間前・・・




「ん、ん〜・・・。」
長谷川千雨はベッドで寝ていた。しかし様子がおかしい。
「千雨さん、千雨さん。」
誰かに起こされる。
「もう少し寝かせろよ・・・。!!?! 」
誰か入ってきたことにびっくりする。そこにいたのはロリボディの絡繰茶々丸
「って、どーしてお前がいるんだよ! 」
気がつくと自分も小学生に。
「おはようございます。千雨さん。」
「おはようじゃねぇだろ!! 」
ベッドから起きて飛び蹴りをかます長谷川千雨。受け止める絡繰茶々丸
「朝起きたら、何で小学生になってんだよ! どこのアニメだよ? 」
「千雨さん、退屈そうにしていたので・・・。」
「それで年齢詐称薬飲ませて遊ぼうって言うのかよ。」
「御名答です。」
「いいから元に戻せ!! 」
「残念ですが・・今日はこのままです。あきらめてください。」
「何だと! 」
今日1日このままだと聞いてうなだれる長谷川千雨
「まったくよー。・・まっいいか。」
「やっと納得されましたか。」
「そうじゃないけどよ。・・仕方ないだろ。」
とか何かとごねてはいるが結局はデジカメで自分の写真を撮っているのであった。




「・・・で、今日の予定とかどうなってるんだ? 」
「とりあえずこの格好を楽しもうかと。」
「・・・結局は何も考えてないんだろ? まっ。ここでじっくり考えるか。」
と、指差したのは映画館。とたんに顔を真っ赤にする絡繰茶々丸
「どうした? 」
「・・失礼ですが、私、こういったものは。」
「なぁに、騒ぎもしなければ別にどって事ないだろ? ・・・あっちみたいにな。」
ふと目をやるとなぜか小学生の龍宮真名長瀬楓がにらみ合っていた。
「今日が貴様の命日だ! 」
「いざ尋常に!! 」
「・・ほっときましょう。」
「まあな。」
と、二人で見た映画は"魔法少女ビブリオン 夢の国の物語"子供たちの中に混じってなぜだか大きいお友達も。
二人ともなぜだか気にせず鑑賞をしていた。そして、映画も終わりロビーに出てくる二人。
「楽しかったですね、千雨さん。」
「まっ。子供だったらよかったのかもしれないね。元の姿で見ていたら後で何言われるかわからんぞ。」
「ところで・・・あれは何の集まりでしょう? 」
絡繰茶々丸が目をやると青い帽子の男性を中心に円陣を作る大きいお友達。
「ああ。最近ネットではやっているコミュニティのオフ会らしいな。」
「そう・・ですか。」
「じゃあ、そろそろ閉めましょうか。」
「え〜。本日はこのように集まることが出来て幸いです。では一本締めの代わりに集中をしたいと思います。」
「それでは皆さん、お手を。」
「せーの、集中!! 」
と、集まって手をこめかみに当てて集中のポーズを取る人たち。
それをぼーぜんと見ている絡繰茶々丸長谷川千雨
「行くぞ。」
「そうですね。」
それを横目にすたすたと出る二人だった。




「お二人様でよろしいですね。」
「ハイ。」
「では、こちらへ。」
とファミレスに二人で入っていくことにウェイトレスのお姉さんは少し疑ったが結局は案内することに。
「お客様、ご注文は? 」
「お子様ランチふたつ! 」
「(ちょっと、千雨さん。私は・・・。)」
「(お前も何か頼まないと疑われるぞ! )」
「かしこまりました。」
何事もなく注文を受けるウェイとレス。しばらくするとかわいいお皿に盛り付けられたお子様ランチがふたつ運ばれていた。
「千雨さん・・私も食べなければいけないのでしょうか? 」
「食べろ。」
とりあえず食べるそぶりだけ見せる絡繰茶々丸。一方で長谷川千雨はにっこりしながら食べていた。
「こういうの一度食べてみたかったんだよなぁー。」
「・・・本当に子供は喜ぶのでしょうか? 」
と、絡繰茶々丸は首をかしげながらお子様ランチに手をつけていた。
そして、ファミレスからでると遊園地へ。
とりあえず入るがここでとんでもないことに気づく
「・・どうかしたのですか? 」
「・・・乗れない。」
ジェットコースターに乗りたかったのだったが身長制限に引っかかった。
がっくりうなだれる長谷川千雨。慰める絡繰茶々丸
「仕方が無いのであれに乗りましょう。」
と、指差したのはメリーゴーランド。仕方が無いので二人で乗って楽しむが女二人で盛り上がるわけもない。
「・・・あれだな。」
「・・・そうですね。」
「何を言っているかわかるのか? 」
「やはりネギ先生がいないと盛り上がらない。でしょうか? 」
「まっ。そうだな。」
と、ベンチでアイスクリームを食べながらため息をついていると絡繰茶々丸が何かに気づいたのかそっちの方へと向かう。
「どうしたんだ? 」
「・・・多分、迷子でしょう。」
絡繰茶々丸がつれてきたのは6,7歳くらいの女の子。泣く訳でもなくきょとんとしている。
「どうしたの? 」
と、長谷川千雨がにっこりすると女の子は何が起こったのか理解できないがとりあえずこう答える
「一緒にあそぼ。」
「スルーされましたね。」
そっぽを向いて頭を抱える長谷川千雨
「そういえばお名前聞いてませんでしたね。」
「朝倉まゆみ。」
「ご両親とかは? 」
「いない、お姉ちゃんと二人暮らし。」
「お姉さんは? 」
「夕方、迎えに来るからここで遊んでてって。」
また頭を抱える長谷川千雨
「どうしますか、千雨さん? 」
「まあ、仕方が無いだろ。そうだ、お姉ちゃんと一緒に観覧車乗らない? 」
と、ここぞとばかりに作り笑いする長谷川千雨。朝倉まゆみはちょっと考えた後ににっこりする
「うん! ・・でも、お姉ちゃん作り笑い不気味。」
「(絶対に・・・殺す! )」
また長谷川千雨はそっぽを向きながら眉間にしわを寄せていた。絡繰茶々丸は何が起こったのかが理解できずにいた。




とりあえず、3人で観覧車に乗って空を眺める。朝倉まゆみは空から見た景色に喜んでいるが長谷川千雨は違和感を感じずにはいなかった。
「どーすんだよ? 」
「どーするもこうするもありません。とりあえずお姉さんを待つしか・・・。」
「なあ、アイツ・・・。」
「どうかなされたのですか? 」
「首筋、見ろよ。」
朝倉まゆみの首筋には何かに噛まれた跡。
「直接聞かれてみては? 」
「いいや。聞いてもたぶらかされるだけだ。」
「・・意外と慎重なのですね。」
「まあな。」
「ねぇねぇ、見ないの? 」
と、我関せずの朝倉まゆみ。
「そういえば、どこに住まれているのですか? 」
「あそこ! 」
と、指差すのは高層マンション。
「だから、観覧車に乗りたいって言ったんだ。」
「直接いかれてみてはいかがでしょう? 」
「まあ、そうだな。」
観覧車が地上に下りたので長谷川千雨はやけにかまととぶりながら朝倉まゆみに話しかける
「ねぇねぇ。まゆみちゃんのおうち行っても良いかな? 」
「良いよ! でもね・・・。」
「どうしたの? 」
「お姉ちゃんたち優しいからもうちょっと遊びたい! 」
「・・だ、そうです。」
やけに冷静な絡繰茶々丸に対して怒りを押さえながら話し続ける長谷川千雨
「うん、わかった、ちうもまゆみちゃんと一緒に遊びたいなって。えへ。」
「・・・やっと本性を現しましたか。」
「・・・このボケロボが。」
と、3人で思いっきり遊ぶ。最初は心から楽しんでなかった長谷川千雨もやっと童心に返ったようにはしゃぐ。それを見て絡繰茶々丸もなぜかにっこり。
「まゆみさんのおうちに伺ってもよろしいですか? 」
「良いよ。お姉ちゃんも帰ってこなさそうだし。一人じゃ心細かったから・・・。」
「それはよかったですね・・あれ? 」
「お姉ちゃん、どうかしたの? 」
辺りを見回すと長谷川千雨がいない。
「あれ、あれ? 」
「まったくどこに行かれたのでしょうか? 」
とやれやれといった顔で探しているとどっからか金きり声が聞こえる。
ふと振り向くと怪しい男達に手をつかまれている朝倉まゆみと気を失って誰かに抱きかかえられている長谷川千雨
「千雨さん まゆみさん! 」
どげし! 
絡繰茶々丸の後ろからとっさに殴られて気を失ってしまったのであった




「どーすんだよ!! 」
「申し訳ございません。」
「そういう問題じゃねぇって言ってんだろ! 」
「千雨さん・・あまり騒ぎ立てると疑われますよ。」
とある倉庫の中。長谷川千雨絡繰茶々丸は縛られて動けない状態に。その傍らには縛られている朝倉まゆみが
「ごめんね、ごめんね! 」
と、謝りっぱなしの朝倉まゆみ
「ちうちうおこってないぴょん。」
「・・いい加減止めたらどうですか? 」
「殺す! 」
「でも、どうっすっかだよな・・・。」
「おそらく、身代金目的の誘拐事件に巻き込まれたのでしょう。待っていても助けには来なさそうです。まあ、とりあえず救難信号は送りましたが。」
「どうする? 」
「まあ、・・あの男しだいですね。」
その傍らで男が監視をしていた。多分、怪しい動きをしないようにであろう。その間に絡繰茶々丸は自分で拘束を解いていた。
そして、すっと近づく。
「お、おい! お前!! 」
どげし! 後ろから一撃を加えて気絶させる。
「・・大丈夫ですか? 」
と、二人を解放させて外へと出るとまた廊下。
「急ぎましょう。」
しかし、男達に気づかれる。
「動くな!! 」
「千雨さん、ここは私が・・・。」
「やだ、お姉ちゃんたちと一緒にいる。」
「ちょ、お前!! 」
頑として動かない朝倉まゆみ。
「仕方が無いですね。・・まゆみさん、見てもびっくりしないでくさいよ。」
茶々丸はビームを飛ばし男達をなぎ倒す。目を点にする朝倉まゆみ。ぼーぜんとする長谷川千雨
「わぁ、すごーい!! 」
「まったく。」
「先を急ぎましょう。」
出た先は大きな場所。多分資材置き場かなんかだろう。
「・・・二人とももう少しです。」
「そこまでだ。」
茶々丸が後ろ振り向くと押さえつけられている朝倉まゆみと長谷川千雨
「お姉ちゃん! 」
「お前だけでも先に行け! 」
「・・・それは出来ません。」
「このボケロボ! 」
「さあ、どうする? 」
と、言った瞬間に光の矢が飛んできて飛ばされる。その隙を突いて長谷川千雨が肘鉄を飛ばし朝倉まゆみが男の腕に噛み付き何とか脱出する。
「だ、誰だ? 」
入り口にいたのはEvangeline.A.K.McDowellとネギと神楽坂明日菜
「・・・茶々丸が世話になったそうじゃないか? 」
「とにかく、僕の生徒に手を出すのは許しません! 」
「ネギ。話してわかる相手じゃなさそうよ。」
「そうみたいだ。行くぞ、ぼーや、神楽坂明日菜! 」
「オッケー!! 来れ! 」
そういって男達は3人になぎ倒されたのであった。




「まったく、どうしたのよ!! 」
「ごめんなさい! ごめんなさい! 」
「まゆみがお世話になりました。」
「お姉ちゃん、またねー!! 」
朝倉まゆみも姉と合流し思いっきり抱きつき泣き出してしまう。それを見ていた長谷川千雨たちもほっとする。
「よかったですね。・・・どうかしたんですか、長谷川さん? 」
「来るのが遅いんだよ!! 」
とネギをぽかぽか叩く始末。
「まっ、来たからよかったんじゃないか? それに・・・。」
「それに? 」
「そのカッコウも様になってるぞ。ちうちうたん。」
「・・・よかったですね。」
「良くない! 」
「へぇー、千雨ちゃんにそんな趣味があったんだぁー。」
それを聞いて表情が一変する長谷川千雨
「いいか、神楽坂! このことは絶対にしゃべるな! 今日あったことは秘密だぞ! わかったな! 」
その怒りようを見てあきれる神楽坂明日菜
「はいはい。」
と、半分受け流しているようでもあった。
その翌日。何とか元の姿になり何気なく教室に入る長谷川千雨。すると何だか騒がしい
「ん、どうした? 」
「ちうちゃん、スクープだよ、スクープ! 」
「何か、あったのか? 」
と、そっけない表情で麻帆良スポーツをとる長谷川千雨。それを見て真っ青になる長谷川千雨
記事の内容は”長谷川千雨に妹発覚!? "となっているがその写真はまさしく自分。どっかで隠し撮りされていたらしい。
「ん? どうしたの、ちうちゃん? 」
「おまえ、どこで撮った!? 」
「へぇ〜。ちうちゃん知っているんだ。じゃあ、話してもらおうかな? 」
「・・・やば。」
誤魔化すつもりが墓穴を掘ってしまい朝倉和美につっこまれる始末。長谷川千雨はまた頭を抱えるのであった。
ちなみに写真を流したのは絡繰茶々丸だったらしいがこのことを知るのはずっと先なのであった。

補足
ねたはネギま! でもおなじみ年齢詐称薬話*2
そして、面白いことに絡繰茶々丸にも効果はあるらしい


ならばこれはやらねば。なんだかんだ言っても彼女は自分のおかれた状況を楽しんでいるような気もしないんでもないのですが・・・*3


ちなみに文中にネギま! ブロガー界隈で有名人な人も二人出ています。
まあ、それは皆さん自身で探してもらうとして。


今回は登場人物が少ないです。サブは茶々丸としてもがやにもネギ・エヴァ神楽坂明日菜朝倉和美
そして、謎の少女朝倉まゆみ・・・。明日がEvangeline.A.K.McDowellの話なのでこれも明日以降に続くかも? 

*1:但し、こむちゃにランクインした曲はダメよ

*2:ちなみに和泉亜子誕生日も同じネタ

*3:今現在だって楽しんでいるし