毎日ネギま! リターンズ〜鳴滝史伽編〜

体調不良だとかGFコン行くから早寝しないと・・と思っていたら結局PSPの壁紙設定とかこむちゃのデータ入力でこの時間に。延ばす予定だったけど結局南極やりますネギま! の日(意味不明)
今日はネギま! のロリ担当*1鳴滝史伽のお話。
いつもどおりヨムヨム君。

"innocent starter"
「大変ですぅー!! 」
とある日の夕方。鳴滝史伽は急いでいた。美化委員の集まりがここまで長引くとは思わなかった。しかも料理当番でなおかつ長瀬楓は戻ってこない
と、なると鳴滝風香がおなかをすかせて待っているに違いない。とにかく急ぐ鳴滝史伽
「おねえちゃんおなかをすかせて待ってるですぅ〜。・・・あれ? 」
ふと目をやると倒れている何か。なんだか気になる鳴滝史伽。近づくとフェレットなのかなんなのか。
とりあえず小動物だということは判る。
「傷付いてるですぅー。とりあえず、連れてかないとかわいそう・・・。」
とりあえずカバンの中に入れて家路を急ぐ。家に帰ると案の定鳴滝風香が待っていた。
「ふみか、おそーい!! 」
「ごめんですぅー。」
と、そそくさと夕飯の準備を始める。そのときはかばんの中の小動物にかまっている暇はなかった。疑わしい行動を見せれば鳴滝風香が怪しむからだ。
そして、二人で夕飯にする。今日の夕飯はハンバーグとサラダ。
「美味しいね。」
「よかったですぅー。」
夕飯を食べていると鳴滝風香がとんでもないことを言い出す
「ふみか、魔法が使えたらどうする? 」
「え!? 」
とっさの事で目を白黒させる鳴滝史伽
「魔法・・・ですか? 」
「そう、魔法。・・・ボクねぇー。大人になりたい! 」
考えた挙句にこう言い出す
「私、かえで姉より強くなりたいですぅー。」
それを聞いてジト目になる鳴滝風香
「ふみからしくないよ。」
「そうかなぁ・・・へへへっ。」
と、二人で笑いながら夕飯を続けるのであった。




「お姉ちゃん、気づいてないよね? 」
その日の夜そっとキッチンに戻りこっそり残してあった夕飯の残りを取り分ける。もちろん帰る途中で拾った小動物にあげる為。
鳴滝風香もぐっすり。カバンの中にいた小動物をそっと持ち上げ箱の中に新聞を敷き詰めその中に移し変える。その上で料理をそっと置いておく。
「ごめんね・・・。」
「そんなこと・・ないですよ。」
とささやき声。もちろん鳴滝史伽はびっくりしてしまう。周りを振り向くが起きた気配はない。
「誰なの? 」
「ボクですよ。」
しゃべっているのはさっきの小動物。
「えっ、え〜!!?! 」
「さっきは助けてもらってありがとうございます。」
「そんなことないですぅー。」
「いえいえ・・・で、さっきの話、聞いていましたよ。」
髪を逆立ててびっくりする鳴滝史伽
「・・あんまり騒ぎ立てるとおきてしまいますよ。」
「そうだったですぅー。」
「僕の話を聞いてください。・・・僕は魔法の国から来ましたフェレット見たいな物です。名前はフェレ。実は・・・。」
「え〜!! 」
「おきてしまいますよ。」
「そうだったです。」
そのことはカモミール・アベニールを探しにやってきたらしい。カモは魔法界でも知られている女好きでトラブルメイカーで監視にやってきたらしいが道に迷ってしまったらしい。
で、傷ついているところを鳴滝史伽に保護された。
「カモ君知ってるですぅ〜。」
「本当ですか!? 」
「でも、最近見なかったなぁ〜。」
「そうですか・・・。そうだっ。お礼に力、貸してあげますよ。」
すると、フェレがほのかに光り鳴滝史伽に飛び乗る。
「何、何? 」
慌てふためく鳴滝史伽
「落ち着いてください。」
そういわれて落ち着く。すると鳴滝史伽の中で何か温かいものを感じる。
「なんだか・・・温かい。」
それを感じたまま鳴滝史伽は眠ってしまったのであった。




その翌日。何事も無かったように生活を送る鳴滝史伽。とりあえずカモ君を探すが誰も目撃していないらしい。ネギに聞けば判るはずなのだがなかなか会う機会がない。
途方にくれる鳴滝史伽
「どうしよう・・・フェレ君どうするんだろう・・・。」
ふと目に入ったのはバスケットボールのコート。そこで練習していたのは明石裕奈。なかなかうまく行かないらしい。
「そうだっ。」
鳴滝史伽は集中して呪文を唱える。
そんなことも気づかずに明石裕奈は練習をしていた。しかし、何度シュートしてもボールは枠を外れるばかり
「今日はうまく行かないなぁ〜。よーし、もう1回。」
とシュートをする。やはりゴールをはずそうとしたその時だった。
ボールは枠をぐるぐる回ってゴール。
「え? 何、何? 」
ぼーぜんとする明石裕奈。後ろを振り向くと誰もいない。
「・・・よーし、もう1回。」
その一方で鳴滝史伽はぼーぜん
「す、すごいですぅ〜、これが私の力!? 」
慌てふためいてその場から立ち去ってしまうが確かに使えた。
「わ、私魔法少女になっちゃったですぅ〜!! 」
ふと立ち止まって考え込む
「もしかしたら・・この力使えば・・・。あれ? 」
ふと目をやるといたのは綾瀬夕映宮崎のどか鳴滝史伽には気づいていない。
「(何してんだろ〜? )」
立ち聞きをしているとこんなことを話していた
「ハルナが言うには私たちがネギにアタックしないと他の人に取られてしまうと言うです。」
「でも、わたしたちよりもスタイルいい人いっぱいいるし・・・。」
「どうしたら良いでしょう・・こればっかりは私にもわからない問題です。」
「(スタイルで悩んでいるみたいですぅ〜。よーしリリカルふみかが助けてあげるですぅ〜。)」
呪文を唱えると宮崎のどかがナイスバディーに。
「あ、あれ・・? 」
「のどか・・どうしたですか? 」
「あれ、ゆえゆえもなんか・・・。」
気がつくと綾瀬夕映は8頭身に。
「すごいです。これでまき絵さんやいいんちょさんに負けないですよ。」
ネギ先生・・ドキドキ・・・。」
「でも、なんかおかしいです。」
と疑問に思うが周りを見回しても誰もいない。
「とりあえず、ネギ先生を探すですよ。のどか。」
それを見ていた鳴滝史伽はドキドキしてしまう。
「よーし、こうなったら・・・。」
ただ、闇雲に使えば自分が使っているのがばれてしまう。そこでわからない相手を探すことにふと目をやると超包子の移動屋台が。
そこにいたのは四葉五月。どうやら今日も大盛況で一人で片づけをしていたらしい
「ふぅ〜、今日も大変です。でも、みんな喜んでくれたから私は幸せです。もっともっと幸せにしたいです。でも・・・。」
目をやると大量のお皿が。
「こういうときこそくーさんや超さんがいれば助かるのですが・・・。」
仕方が無いといった感じか、あきらめて片付けに入る
「(よーし。)」
と呪文を唱えるとお皿がふわふわ動き出す。そして、流し台へと向かうお皿たち。
「あ、あれ・・・? 」
流石の四葉五月でも首を傾げてしまう。
「でも、手間が省けて助かったです。」
「五月、どうしたあるネ? 」
と、そこに通りかかったのは超鈴音
「あ、あの・・・。」
「五月ばかりに苦労かけさせるのはよくないネ。超も手伝う! 」
「ありがとうございます! 」
と、仲良く片付け始めたのを遠くで見ていた鳴滝史伽もほっとするのであった。




「なんか、おかしい・・・。」
鳴滝風香は妹の様子がおかしいことに気づく。なんかそわそわしている。
ためしに問いただしてみてもたぶらかして話そうとはしない。
「ふみかは何か隠してる。」
でも、はっきりとした確証がない。ふとそのとき声が聞こえる
「嫉妬しているのね。」
「え? 誰? 」
確か今この部屋には自分しかいないはず。目をやると1体のゴスロリ人形が。
「力が欲しいんでしょ? 」
「でも・・・。」
「このままでは妹に負けてしまう。それでもよくって? 」
頷く鳴滝風香。すると人形が怪しく光り、その力鳴滝風香に入り込んでいく。
「これで・・ふみかといっしょです。」
怪しく微笑みながらも鳴滝史伽を探す鳴滝風香
「そうだっ・・・せっかくだからいたずらしちゃえ。」
と、適当な対象を探すことに。すると目に入ったのは佐々木まき絵
「えいっ。」
そのころ佐々木まき絵はリボンの練習をしていた。
「今日も快調、快調♪」
ところがリボンが勝手に動くのを見てまき絵はきょろきょろしてしまう。
「あっれぇー? おっかしいなぁー。」
勝手に動いたかと思えばリボンが佐々木まき絵に絡みつくいつの間にか縛られてしまう。
「ちょっとー、た、助けてぇー!! 」
まき絵、どうしたん? 」
「亜子、良いところに来た、ちょっとほどいてぇー!! 」
とじたばたしている佐々木まき絵とあたふたしている和泉亜子をを見て鳴滝風香はニコニコ。
「すっごいちから! よーし・・・。」
すると遠くの方に犬上小太郎那波千鶴村上夏美が見える。
「いたずらしちゃえー。」
「もうー。小太郎くんったら。」
「ちょっ! ちづ姉。わてやそんな子供やあらへんやから! 」
「小太郎君も甘えたいんでしょ? 」
「そ、そんなことあらへん!! 」
と胸に押し付けられる犬上小太郎。するとワイシャツのボタンがはだけ那波千鶴のブラジャーがあらわに
ブー!! その場で鼻血を出す小太郎。
「あら、小太郎君には刺激が強すぎたかしら? 」
「な、なななな何や!!?! わて何もしてへんって! 」
「小太郎君、いくら甘えたいっからって勝手に脱がしたらダメだよ〜。」
と、村上夏美も呆れ顔。
「何もしてへんって!! 」
「まったく小太郎くんったらー。」
と、心配している村上夏美のスカートがずり落ちてしまう。村上夏美の真っ白なパンティが小太郎の目に入る。
「きゃっ!? 」
村上夏美は顔を真っ赤に、犬上小太郎はまた鼻血を出して卒倒してしまう。
「あらあら。夏美も小太郎君の事が好きなのね。」
ちづ姉〜!! 」
「何だか面白いなぁ〜。」
悪乗りしたのかさらにいたずらを続けることに。今度はチアリーディングの練習をしている柿崎美砂釘宮円椎名桜子
「えぃっ! 」
するとスカートがめくれる。
「いや〜ん。」
「えっちなんだから。」
「もう〜。見たいんなら見たいって正直にいいなよ。もっと見せてあげるから。」
「柿崎さん、おかしいですよ〜。」
その光景をふと目にしてしまったネギは3人から追いかけられることに。
「くしし、困ってる、困ってる。」
とにやける鳴滝風香に誰かが声をかける。
「風香殿ではないか。どうしたでござるか? 」
「あれ、楓姉。」
声をかけたのは長瀬楓。そっけない態度に疑ってしまう。
「・・・なんでもない。」
「少し様子がおかしいでござるよ。拙者、誰にも話さないでござる。どうかしたか話すでござるよ。」
「やだもん! 」
そういうと魔法を発動させ出てきたのは大量のカエル。
「拙者、カエルは苦手でござる! と、いうか風香殿待つでござる!! 」
その言葉に耳を貸さずそのまま立ち去ってしまうのであった。




「もぅー。楓姉もふみかもおかしい。」
と公園で膨れる鳴滝風香
「・・でも、この力があればもっといたずらできるな。今度はどんないたずらをしようかな。」
「お姉ちゃん? 」
そこにいたのは鳴滝史伽
クギミーから聞いたよ。お姉ちゃんいたずらしてるって。」
「・・・ふみかのバカ。私に何も教えてくれないんだもの。」
「そんなことないよ。だってこのちからは誰にも教えちゃいけないって・・・。」
「ちがうもん! そうやって私だけ仲間はずれにして! 」
「そんなことないよ! 」
「ふみかのバカ! 」
そういうと飛び上がって鳴滝史伽に光の矢を飛ばす。
「お姉ちゃん、やめて! 」
とっさに防御障壁を張った為に傷こそ負わなかったけど暴走している。
そう感じた鳴滝史伽は止めるために羽根を生やして空を飛び上がった。
「お姉ちゃん、私の話を聞いて! 」
と、攻撃を仕掛けるがあっさりよけられる。
「私だって・・・魔法、欲しいもん。」
そういうとまた攻撃を仕掛ける。今度はするりとよけてしまい下のほうで土煙が上がる。
「お姉ちゃん、目を覚まして! 」
「目を覚ますのはふみかの方だよ! 」
と空中で派手に魔法を仕掛けるがやっていることはただの姉妹けんか。
埒があかずに二人そろって肩で息をしている。
「魔王でも良い、このちから手放さないよ。」
「お姉ちゃん、少し頭を冷やして!! 」
と、二人そろって魔法を放とうとした瞬間どっかから声が聞こえる。
「風香さん、史伽さん。やめてください!! 」
下から飛んできたのはネギ。どうやらチアリーディングのスカートがめくれたときにただならぬ力を感じたらしい。
「ネギせんせー。邪魔、しないで。」
ネギ先生、危ない!! 」
どーん。
二人の魔法が直撃してしまう。耐え切れずそのまま落下するネギ。とっさに気づいた鳴滝風香が急降下してネギを助ける。
「ネギせんせー、しっかりして!! 」
ネギをつかんだはいいがかなり重い。自分の力で支えきれるわけがなくそのまま意識が飛んでしまう。
ネギ先生ー、お姉ちゃん! 」
そのまま意識がなく墜落していく二人。このまま行けば二人とも危ない。
そう気づいた鳴滝史伽が二人をキャッチしようとしたがつかんだところで力を使い果たしてそのまま落ちていくのであった・・・。




「まったく気づくのが遅かったらどうなっていたかと思うとぞっとするでござる。」
「ごめんなさい・・・。」
「まったく心配するにも程があるネ。」
「でも、誰だって力を手にいれたくなるときっとあると思います。それが自分の努力じゃなくても自分の力。後はどう生かすか・・・。」
「五月らしいネ。」
「まあ、たいした被害がなくてよかったです。でも、あの格好少し気に入っていたのですが・・・」
「夕映殿ももう少ししたらきっと大人の女になれるでござる。」
「そうですか・・・。でも、カモ君以外にしゃべる小動物がいたなんてびっくりです。」
「本当に、皆さんにはご迷惑をかけました。」
「まったく、おれっちの監視なんて無駄だったと言うことっすよ。フェレ君。」
「だめです! 話はすべて綾瀬さんからきかせてもらいました! やっぱりあなたは目を離すとすぐ女の子の方に行ってしまう。そんなことでは使い魔失格ですよ! 」
「使い魔・・失格っすか!? そ、そんなことはないっすよ!? 」
とフェレに言われて慌てふためくカモニール・アベニール。そこにいるのは長瀬楓超鈴音綾瀬夕映四葉五月は空飛ぶ移動式屋台を運転している。
すると鳴滝史伽の意識が回復する。
「あれ・・・ここは。」
辺りを見てきょろきょろ。いる人間を見てさらにびっくり。
「気がついたでござるか? 」
「ここは・・・。」
「超包子の移動式屋台だそうです。こうやって緊急時には空を飛べるらしいですよ。」
「じゃあ、ここは・・・うわーん。」
そういって長瀬楓に泣きつく鳴滝史伽
「どうしたでござるか? 」
「あのね、あのね、私、カモ君探すようにフェレ君に言われたんだけど探すことできずにちょっかい出しちゃったの。それだけじゃなくって・・・。」
「この人形の事ですね。」
と、綾瀬夕映が抱いているのは1体のゴスロリ人形。
「これは・・人をたぶらかす魔性の人形なのです。楓さんから風香さんの様子がおかしいと言うので調べてみましたらこの人形が悪さをしていたです。でも大丈夫ですよ。この人形は封印をしたです。」
「あの・・・。」
「魔法を使うことは悪い事じゃないネ。それに、私たちそんなのじゃびくりしないアルよ。」
「そうですよ。自分に自信もって。」
「大丈夫ですよ。」
「おれっちの心配なんか入らないっスよ。何なら・・。」
「だめです! 」
そういわれてうつむいてしまう鳴滝史伽。それを見ていた周りは笑うのであった。




ピピピピ・・・。
けたたましく目覚ましがなる。先に起きたのは鳴滝史伽。そそくさと学校へ行く準備をする。
結局、フェレは責任を痛感したのか鳴滝姉妹の部屋に居候をすることに。魔法こそは一時的なものですぐに使えなくなってしまったらしい。
それでもあの後、二人そろってネギにお灸をすえられてしょんぼりしてしまう。
「お姉ちゃん、朝だよ。おきて! 」
「ウーン・・もう少しだけ・・・。」
何度ゆすっても起きる気配はない。
「よーし! 」
と指をちょこっと振るが何も起きずにしょんぼりする。
「そうだよね・・・えへっ。」
しかし鳴滝風香には効果があったのかむくっとおきてしまう。
「おはよう、ふみか。何やってるの? 早くしないと遅刻しちゃうよ。」
「そうだったね。」
そういって二人仲良く学校へと向かうのであった。

補足
元ネタ・・・魔法少女リリカルなのは(爆
なのはが鳴滝史伽でフェイトが鳴滝風香(違
そしてバトルシーンはリリカルなのはのオープニングAサビをイメージ。BGMに"innocent starter"を再生すると臨場感抜群。持っていない人は脳内再生で(爆
でもって、この話。一部設定を明日以降*2も引き継いでいます。
さてさてどの当たりが引き継いでいるかは読んでからのお楽しみ。


でもって出てくる面子もサブに鳴滝風香綾瀬夕映長瀬楓超鈴音四葉五月と訳わからないメンバー構成に。
ガヤは宮崎のどか佐々木まき絵和泉亜子那波千鶴村上夏美犬上小太郎柿崎美砂椎名桜子釘宮円とまたまたわからないメンバー構成に。

*1:決して小林ゆうとか片岡あづさとか福井ゆかりではない

*2:と言っても明日はお休み