Pink Generation〜少女たちのジダイ〜Vol.17"椎名桜子の場合"

期せずして1週休んでしまったけどここから再開*1
と、同時にここから後半部分。いよいよ世界樹と麻帆良をめぐる大きな流れに…
とか、言いながら今週は"麻帆良のラッキ−ガール"椎名桜子


1度も書いたことないのですが(何
しかも和泉亜子桜咲刹那のがやとしか出てないような(汗

それからしばらくたった後に朝倉和美と会うことにした高森聖奈。
しかしながら指定されたのはスタバ。
「どうして、こんなところで? 」
「木を隠すなら森って言うじゃん。それにあれ。」
指差すとほのかに光り続けている世界樹
「なんか変なことに巻き込まれたんだって? 」
「な、何で知っているの? 」
「ふっふっふっ。朝倉さんの情報収集力を侮っては…。」
勝ち誇る相坂さよ人形だったが高森聖奈は箱をかぶせて黙らせる。
「ひどいですぅー!! 」
じたばたする相坂さよを尻目に話を続ける朝倉和美
「簡単に言えば世界中に広がる秘密結社といったところね。」
「で、目的は? 」
世界樹を制圧してあそこにたまる魔力を他の世界に振り分けるんだって。」
「そんな事できるの? 」
「さあね。でも、今のままじゃ無理だと思うけど、用意周到らしいよ。」
「どういうこと? 」
「無能な魔法生徒会とそれを管轄する理事長の退任を突きつけているんだって。」
「そ、そんな事したらこの学園が大パニックに陥るって!! 」
「あくまでも最終手段。だけど本当にやろうとしているらしいわ。」
そのことに対して首を傾げる高森聖奈。
「まあ、硬軟振り分けて展開するらしいよ。まずは市長に"世界樹の枝"に息のかかった人間を入れる。そのあとに麻帆良の秘密を暴いて世界所の枝を認めさせる。そうすれば学園長は退任せざるを得ないわ。」
「なるほどね。でも、このことを知っているのは…。」
「何人もいないわ。」
そういわれると息をのむ高森聖奈。
「感謝するわ。それにこれ…。」
と、茶封筒を渡す高森聖奈。朝倉和美は中を開けると5万円が。
「え? こんなにもらっていいの? 」
「危険を伴うから。」
どぎまぎする朝倉和美に対してにっこりする高森聖奈。
「じゃ、また頼むね。」
「りょーかい。」
と、朝倉和美と別れて街中をぶらぶらする高森聖奈。
「なんだか気になる…。」
「にゃっほー!! 」
と、誰かが高森聖奈を呼んでいるので振り向くと金髪のツインテールの女の子が。
「あ、あれ、あなたは…? 」
椎名桜子だよ。君が聖奈ちん? 」
へんな呼ばれ方をしてのけぞる高森聖奈。
「どうして私のことを…。」
「美砂や、円から聞いたよ。それよりもさぁー、カフェテリア行かない? 新作パフェ入ったんだって。」
「でも、桜子さんがそんなお金…。」
すると椎名桜子の手には大量の食券の束が。
「これだけあれば十分だよねー? 」
「そ、その食券の束、どうしたのよ? 」
「それは後で話すね、ほにゃらばれっつごー! 」
と、半ば強引に高森聖奈を連れて行くのだった。




「うーん。おいしいっ。聖奈ちん、食べないの? 」
椎名桜子は自分の顔くらいある大きさのパフェを頬張りご満悦。高森聖奈はただ眺めているだけ。にもいかずケーキを頼むことに。
「ねぇ、どうして、そんなに食券持っているの、確か学年の初めに…。」
「取引されているの、知らないの? 」
あっさり答える椎名桜子に対して椅子から崩れ落ちる高森聖奈。
「それって…。」
「それだけじゃないよ。イベントの商品として配られるときもあるしトトカルチョで増やすことも可能なんだよ〜。」
開いた口がふさがらない高森聖奈。
「じゃあ、その食券は…。」
「学園トトカルチョで大勝ちしたんだよっ。もう、卒業まで一生困らないな〜。」
と、椎名桜子はニコニコ。
「でも、どうして? 」
「よくわからないっ。」
あっけらかんと答える新朝倉湖に対して高森聖奈は派手にすっ転ぶ。
「でさ、でさ。明日臨時休校なんだって。」
「そうだね、なんでも創立記念日とか…。」
「行きたいところがあるんだけどさぁー。」
「デート? 考えても…。」
「ここ! 」
と、差したのは浦和競馬場。高森聖奈は目を点に。
「確か、子供だけで言っちゃ行けないとか言うんだよねぇー。」
「当たり前です!! 」
「誰か、大人の人がいたらいいなぁーとか思ったんだけどさぁー。聖奈ちん、いない? 」
ニコニコしている椎名桜子の前でだめとも言い切れず高森聖奈は承諾することに
「…わかった。」
「じゃあ、お願いねー。」
その足で向かったのは仙崎直美の所。しかし、麻帆良の風潮を嫌がる仙崎先生が受け入れるのかどうかは知らない。
「どうしたのよ? 」
「先生に付き添いに来てほしいところがあるの。」
「どこ? 」
「競馬場。」
その瞬間に高森聖奈の首を絞める仙崎直美。
「あんた、何考えているのよ!! それに誰に頼まれたのよ!! 」
「椎名さんから。」
「あの強運娘ね。彼女の頼みならまあ、断ることもできないわね。」
「やましい事考えてません? 」
そういった瞬間になぜかにらまれる高森聖奈。
「学校、どうするのよ? 」
「明日は創立記念日だって。」
「じゃあ、子供たちどうするのよ!? 」
「美月さんや、結城さんに頼めば…。」
「美月は仕事、和人はサークルでいないといってこっちの子供たちすべて預けて! いつからわたしは保母になったのよ!! 」
と、殺気立てる仙崎直美だが扉が開く。
「あっ。直美さんお願いがあるの…。」
入ってきたのは姪である大西明菜と相原優花。
「どうしたの? 」
「明日…学校お休みだから綾瀬さんのところにお勉強教えてもらいに行くの…。そうしたらハルナさんや宮崎さんだけでなくまき絵さんとか明石さんも一緒だといって…。」
「まあ、たぶん明菜のことだからまゆみに突っつかれて全てしゃべると思うんだけどにゃ〜。」
と、からかうと大西明菜がパンチ。相原優花は悶絶。仙崎直美は呆然。
「まあ、いいけど。その代わり綾瀬さんたちに迷惑かけないようにね。」
「はーい。」
とにっこりする子供たちを尻目になぜかジト目の仙崎直美は高森聖奈にこういった。
「椎名さんに川越市の駅まで出てくるように言って頂戴。なんだか風向きが変わったわ。」
「はぁ…。」
なぜか高森聖奈もジト目になるのだった。




その翌日川越市の駅で待ち合わせをしていると赤いスポーツカーが。
「せ、先生…。」
「おー。先生かっこいー。」
と、椎名桜子は目を白黒。
「ほら、乗りなさい。」
そういって乗り込むと仙崎直美はアクセル全開。関越道と外環道を使って浦和まで行くことに。
浦和競馬場について入場料を払うと椎名桜子は一目散にパドックへ。
「うわー。お馬さんだーかわいいー。」
「こうしてみると椎名さんも子供なんだけどね…。」
「動物園じゃあるまいし。」
高森聖奈はニコニコしているが仙崎直美はジト目。しばらくすると椎名桜子ダッシュで戻ってくる。
「せんせー馬券買って来て!! 」
「もう、決めたの? 」
うんうんうなづく椎名桜子に仙崎直美は仕方がなく窓口に。
「他の人に口外しちゃだめよ。」
「は〜い。」
と、自分たちも馬券を買って観戦することになるが仙崎直美は苦い顔に。
「はずれ。」
「まあ、簡単に…あれ? 」
振り向くとニコニコしている椎名桜子が。
複勝だから3着まで良いんだよね? 」
手にはきっかりあたり馬券が握られていたのは言うまでもない。




そのあとも椎名桜子は馬券を当ててニコニコ。仙崎直見と高森聖奈は当たったり外れたり。
「どしたのー。楽しまないと損だよ〜。」
「椎名さんに言われたくないわよ。」
「でも、どうして、そんなに運がいいの? 」
「よくわからないにゃ〜。」
と、最後までニコニコ。
「ほにゃらばメーンレースだよ〜。」
すると仙崎直美は椎名桜子の肩をたたく。
「あんたに託すから。」
仙崎直美のどす黒い視線に椎名桜子はなぜだか目を白黒。
「う…うん。うーん…これとこれ。」
選んだ馬はどう見ても来そうにない馬。
そして、馬券を買って観戦すると椎名桜子が選んだ馬でワンツーフィニッシュ。
「うそでしょ!? 」
仙崎直美がぼーぜんとする中椎名桜子はニコニコ。高森聖奈は苦笑い。
「今日はすっごく楽しかったよー、聖奈ちんにせんせー。ありがとうございます。」
と、お辞儀をすると仙崎直美は椎名桜子の肩をたたく。
「せっかくだから外食しない。いいところ知っているんだけど。」
「え? いいんですか? ほにゃらば! 」
と、また車に乗り込むと池袋の高層ビルの頂上にあるレストランへ。
「良いんですか!? 」
「せっかくだし、いいところ見せないとね。」
「見せてません。」
と、ぼそりとつぶやく高森聖奈の首を絞める仙崎直見。
「そういえばせんせー。せんせーになる前何していたんですか? 」
「普通のOLよ。でも、交通事故に遭ったの。」
あっさり自分の過去を話す仙崎直美に椎名桜子もびっくり。
「死ぬかなぁーと思っていたけどなんか死なずに済んでそこから教師を目指すことにしたの。」
「ほぉー。」
と、話しているが高森聖奈は外を眺めている。
「聖奈ちん、どしたの? 」
「麻帆良の方向見ているんだけどさぁー。はっきり見えるんだね。」
と、指差すと光の柱ががはっきりと昇っているのだった。

補足
良いこの皆さん真似しないでください(まて


椎名桜子というとどうしても強運娘でとこれしか思いつかなかったとか(こら
そして池袋からでも見える世界樹の発光現象…


そして世界樹の枝とは…
次回、龍宮真名。そのあとは佐々木まき絵誕生日→毎週ssではじめてバカレンジャーを扱うことに*2

*1:半分やめようとは思っていたんだけどね

*2:ここには超鈴音が入るのだが退学して麻帆良にはいないため